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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
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2020年8月17日
お父さん、日本のことを教えて! (※舩井勝仁執筆)

 民主党の大統領候補としての指名を確実にしているジョー・バイデン元副大統領が副大統領候補にカマラ・ハリス上院議員を指名しました。もし、バイデン候補が大統領になればハリス上院議員が次期大統領候補(就任時に78歳のバイデン候補は4年間の任期がまっとうできないという失礼な見方もあります)になるのは確実だと見られていて、女性で黒人(お父様はジャマイカ系移民、お母様はインド系移民)でご両親が離婚後シングルマザーに育てられたという経歴を持つ異色の大統領(当面は副大統領)が誕生する可能性が出てきました。
 ただ、お父様は経済学の教授であり、お母様は乳がんの研究者というインテリの家庭で育ったエリートであり、そういう意味ではオバマ元大統領と同じ臭いがする副大統領候補でもあります。いまのところトランプ氏、バイデン氏のどちらが勝つか混沌としていて分からない状態にありますが、どちらにしても世界で圧倒的に最強の力を持っているアメリカの大統領選挙の行方にますます注目が集まるのは間違いないと思います。
 株式相場や日本の立場だけを考えると、一般的に言って民主党よりは共和党との相性がいいのは間違いありませんので、トランプ大統領の再選が望ましいのだと思います。ただ、ハリス上院議員の指名はがうまく行けば、かなりの票がバイデン候補に流れる要因になる可能性があり予断を許さないという状況でしょうか。どちらの候補が勝っても中国との緊張関係はますます高まっていくことが予想されますので、早ければ今年中、遅くとも来年の春頃には世界はますます混迷を深める大きなイベントが起こる可能性が極めて高い状況にあると言えるのだと思います。
 ただ、不思議なのは、それでも金融市場は上がり続けているということです。コロナの感染者数が日本でも増えている状態ですが、市場は明らかにコロナ後の対応を見据えています。背景には、リーマンショック以来続いてきたカネ余り現象があるのですが、なんとなくですが、シナリオとしてコロナ禍は早晩回復することになっていて、それを市場はすでに織り込んでいるのかなという気がします。

 盟友の赤塚高仁さんの本が、8月21日に出版されます。高知の書店では出版前に特別サイン会が開かれたようなので、私も悪友の特権でゲラは読ませていただいたのですが、早く手にして本の気を感じたいと思っています。タイトルは「お父さん、日本のことを教えて!」(自由国民社)。「これは売れますね。注目されるタイトルですね」と赤塚さんに伝えましたら、最初は全く違うタイトルを考えていて、推薦の言葉をお願いした外交評論家の加瀬英明先生に「そのタイトルだと絶対売れないね」と一蹴されたそうです。
 加瀬先生の民族主義者としての直感が働いたのでしょう。内容はとても褒めていただいたそうで、私も読ませていただきましたが、お父さんが日本の起源、成り立ちについて39の娘からの質問に答えるという、老若男女に親しみやすく、為になりそうなとてもいい構成になっていました。赤塚さんの「未来の子どもたちが誇れる日本にしたい」という想いがしっかりと詰まっていて、これまでの聖書や教育勅語などをテーマにした著作から、赤塚さんの名前を多くの人に知ってもらえるターニングポイントの1冊になることは間違いなさそうです。
 以前も書いた覚えがありますが、「どのような解説でも、小学五年生に理解できる表現が1番多くの人の刺さる目安」という法則があり、まさにこちらは、普段読書の習慣のない人でも、さっと読み進められるような工夫がされています。
 この本を赤塚さんが書いたきっかけは、お嬢さんの万穂さんが15歳のときに留学していたことに起因します。現在、「ザ・フナイ」の副編集長をつとめていてくれる万穂さんは幼い頃からグローバルマインドを持っていて、コツコツと努力を積み重ね、高1の時、奨学金給付の倍率の高いアメリカ留学試験に合格します。
 ホームステイ先で「日本は誰がいつ作ったの?」という質問をされ、とっさに答えられなかったことがとても辛かったそうです。この事を、赤塚さんはずっと覚えていて、学校では教えないが、本当なら若者が真っ先に知っておいたほうがいい事をいつかしっかり書籍にしようと、温めていたそうです。ぜひみなさんにも読んでいただきたいと思います。 
 余談ですが、アサヒビール元副社長の故・中條高徳先生が1998年に書かれた「おじいちゃん戦争のことを教えて」(致知出版社)という名著があります。こちらのタイトルは前述の加瀬先生がおつけになったそうです。ニューヨーク在住の孫娘からの質問状になっていて、とても読みやすく、巻末の故・渡部昇一先生の解説も心に残ります。いまは、小学館文庫から気軽に入手できますので、お子さんやお孫さんにも勧めてあげて下さい。
 加瀬先生も中條先生も渡部先生もみなさん父が親しくさせていただいていた日本の将来に対して警鐘を鳴らし続けてきた知の巨人です。赤塚さんが、日本再生のためにその一端を担うのは快挙ですね。
                                            =以上=

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