トップが語る、「いま、伝えたいこと」
大混乱が予想されたバイデン政権がスタートし、日本の菅内閣3月退陣説が噂されるなど政治は混乱気味にも関わらず、株価は日米ともに絶好調です。日本は日経平均株価が29,500円前後、アメリカのダウジョーンズは31,500ドル前後とどちらもちょっと前にはありえないと思われているぐらいの高値で推移しています。政治は混乱気味なのですが、それが株価の足を引っ張らない世の中になってきたようです。
一番大きな原因はいつも書いていますが、世の中にお金が余っていること。リーマンショック後の金融緩和政策では金融機関の間にしか巨額マネーは流れ出していなかったのですが、いまは各国政府の経済刺激対策やロックダウンや休業要請に対する救済のために大判振る舞いがされているので、市中(この場合は銀行以外の一般企業や個人)に巨額マネーが流れ出しているのです。それでも、株価や資産はインフレ気味ですが、実体経済はインフレになってこないのでいま以上の財政出動をしていく勢いで、使い道のないお金が金融市場に流れ込んでいるのです。
先日、航空機のリース事業をしている大企業の方とお話しさせていただく機会がありました。JALやANAの大赤字が報道される等、世界中で航空機需要が落ち込んでとても大変だと思いますが、実は経営が苦しくなってきた航空会社が自社で所有している機体を資金化するためにリース会社等に販売してその代わりリース料を支払うという案件が増えているのだそうです。投資家から見ればかなりいい条件で機体の購入ができるのではないですかと尋ねると、実は投資家の需要が旺盛で、そこまでいい条件にはなっていないということを教えてくれました。
誰がどう考えても航空会社の経営はしばらく大変です。特に、一番利益を上げていた国際線のビジネス需要は、オンラインで済ませてしまえることが広く認知されてしまったので、コロナ禍がなくなっても回復しないことが予想されます。だから航空需要が以前のように戻ることは考えにくいのですが、それでもそこに収益機会があれば投資家はお金を持ってくるのです。ちょっと常識が変わって株などを買わないリスクも考える必要があるのかもしれません。
一方、個人投資家の投機的な動きでマーケットが混乱したことなどからバイデン政権では株式取引に課税するという話しが出てきているようです。民主党政権はどちらかというと投資家に冷たい政策を採ることが多いのでこの辺りの動きは要警戒だと思います。バブルの崩壊が不動産や株価の高騰に対して嫉妬を感じた世論の声に応える政策を行ったことから始まったことは大事な教訓なので、そういう動きが表面化してきたときは気をつけた方がいいのだと思います。
エイトスターダイヤモンドの田村 熾鴻社長は、父も大変お世話になった敏腕経営者で。四谷のエイトスターの会場では長年「木曜会」というお話会が開かれていて、エッというような有名人がたくさん講師として登壇されています。私も赤塚高仁さんに改めてご紹介いただき、何度か話させていただきました。特に告知も大々的にされていないのに、いつも熱心な聴衆が集まるのでさすがだなと思っています。
エイトスターダイヤモンドには忘れられない思い出があります。私が高校生ぐらいの時だと思いますが、父と母が東京に出かけて帰ってくると珍しく母が興奮して喜んでいるのです。不思議に思ってどうしたのと尋ねると「お父さんがダイヤモンドを買ってくれたの」と話すのです。典型的な昭和一桁生まれの父は母にプレゼントなど買うことはめったにありませんでした。でも、田村社長の話を聞いて本物であることを確信した父は迷うことなく購入を決めたのです。
エイトスターダイヤモンドは、心身を蝕むマイナス波動をゼロにして、滞った氣の状態を回復してくれるジュエリーとして有名です。例えば、デヴィット・R・ホーキンズ博士著「パワーか、フォースか」(ナチュラルスピリット)で一躍有名となった『意識指数』ではエイトスターダイヤモンドは700を指すそうです。『意識指数』とは、人間のレベルを測る科学とも解釈できます。人口の8割以上が、この意識指数が200以下だそうなので、エイトスターは驚異的だと言えるでしょう。
久しぶりに田村社長の「永遠のダイヤモン道」(三五館)を読み返しました。一緒に手元にあった田村社長の元奥様で著名な作詞家であり音楽評論家でもある湯川れい子先生の自伝「女ですもの泣きはしない」 (角川書店)もとても面白いです。人との出会いには人智を超えたエネルギーが秘められていること、そしてご縁を大切にし、相性の良さを見極めてお互いに成長していくことがどれほど人生を飛躍させていくのかということを、田村社長も湯川先生も真摯に書いておられます。
もちろん卓抜した直感力を秘めたお二人ではありますが、我々も起こしうることができる人生の奇跡について、すぐに取り入れられるヒントが満載でした。この時期だからこそ覚醒の好機として読んでいただきたいと思います。
=以上=
2021.02.15:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】ダイヤモン道 (※舩井勝仁執筆)
2021.02.08:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】コロナ禍の向こうに見えてくること (※佐野浩一執筆)
2021.02.01:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】いのちがセクシーでありなさい (※舩井勝仁執筆)
舩井 勝仁 (ふない かつひと)
株式会社船井本社 代表取締役社長 1964年大阪府生まれ。1988年(株)船井総合研究所入社。1998年同社常務取締役 同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。 2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミロクの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けた。(※「にんげんクラブ」の活動は2024年3月末に終了) 著書に『生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『未来から考える新しい生き方』(2011年 海竜社)、『舩井幸雄が一番伝えたかった事』(2013年きれい・ねっと)、『チェンジ・マネー』(はせくらみゆき共著 2014年 きれい・ねっと)、『いのちの革命』(柴田久美子共著 2014年 きれい・ねっと)、『SAKIGAKE 新時代の扉を開く』(佐野浩一共著 2014年 きれい・ねっと)、『聖なる約束』(赤塚高仁共著 2014年 きれい・ねっと)、『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(朝倉慶共著 2014年11月 ビジネス社)、『智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』(竹田和平、小川雅弘共著 2015年 ヒカルランド)、『日月神示的な生き方 大調和の「ミロクの世」を創る』(中矢伸一共著 2016年 きれい・ねっと)、『聖なる約束3 黙示を観る旅』(赤塚高仁共著 2016年 きれい・ねっと)、『お金は5次元の生き物です!』(はせくらみゆき共著 2016年 ヒカルランド)がある。 |
佐野 浩一(さの こういち) 株式会社本物研究所 代表取締役社長 株式会社51コラボレーションズ 代表取締役会長 公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事 ライフカラーカウンセラー認定協会 代表 1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。 著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 |