トップが語る、「いま、伝えたいこと」
原油価格の高騰が止まりません。6月2日の原油価格の国際指標であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)原油先物は一時1バレル117ドル後半を付けました。明確な価格カルテルが結ばれているわけではありませんが、100ドルの大台に乗せたいという意志が感じられるように思っていましたが、その水準をはるかに超えたところで価格は推移しているようです。欧米や日本などの西側諸国はロシアに対する経済制裁を続けていますが、いまやアメリカは世界一の原油生産国ですし、長い目で見ればロシアもエネルギー価格が上がるのは歓迎だと思います。
日本などのエネルギーを輸入しなければいけない国は大変ですが、大国はしたたかに動いているようで、制裁に加わらない中国やインドなどはロシアからエネルギーを格安(1バレル40ドル程度と言われています)で買っているようです。どうも被害を受けているのは日本を含む小国のようで、この辺は冷徹な国際政治の現実を見せつけられるように感じます。日本政府も物価の高騰に対する対策を打とうとしていて、ガソリン価格は原油価格の上がり方に比べればまだおさえられていると言えるのかもしれません。
ただ、ビール等の食料品価格の値上げが次々と発表され、肥料価格が倍近く上がるという話しも聞かれるようになってきたので、生活に与える影響がだんだんと出てくるように思います。経営者の目線で考えれば賃上げが求められるようになるので、人件費の高騰に耐えられるような経営を考えなければいけなくなると思います。そもそも、日本ではデフレへの対応は主に給料水準をおさえることで対処してきたように感じますが、いよいよこのやり方が通用しなくなってきたと覚悟した方がいいように思います。積極的に売り上げの拡大を図るか、値上げを断行して利益率の改善を図るか、もしくは生産性を上げることで対処することが必要になると思います。
先々週書いたようにそんな流れを受けて相場の行方も混沌としていますが、国内の株式に関しては比較的しっかりした動きをしています。企業業績にとって円安は大きなプラスになりますし、海外の投資家からみれば円安によって日本の株式はかなりお買得になっていますので、相変わらず投資先を探してさまよっている世界の資金が日本市場に向かってくる可能性はあるのかなと思っています。コロナ禍で丸の内や大手町などの昼間の人口はかなり減少していることが顕著に感じられます。大企業にはすっかりテレワークが浸透したようですが、それでも一等地の家賃水準はそれほど下がっていないようです。
ちょうど、建て替え時期に当たっているのかもしれませんが、都心では大きなビルの建設ラッシュが続いています。それにも関わらず家賃相場が急落しているという声は聞こえてきませんので、実は需要はかなり強いのだと思います。船井総研の東京本社に行く機会があったのですが、すでに会議室が取りにくくなっているようです。船井総研のコンサルタントが忙しくなってきているということは企業経営者が対策を打つ必要性を感じてきているということかもしれません。あくなき成長を求めるのはいかがなものかという意見も聞かれるようになってきましたが、目先の経営を考えると生き残るためにしっかりと体力をつけることが必要だと思います。
7月3日(日)に東京の浜離宮ホールで「あなたの命の真実に出会うプログラム いのちのしずく〜スターシード〜」をにんげんクラブ主催で開催させていていただきます。にんげんクラブの二大看板にKan.さんと並んでなっていただいているJune(ジュネ)先生のワークプログラムですが、今回は瞑想のピアニスト、ウォン・ウィンツァン先生とのコラボ企画になっています。私はそれほどスピリチュアルな世界を感じる能力があるわけではないのですが、やはりJune先生とKan.さんはすごいなあといつもお会いするたびに思います。
それぞれの先生に個性があって、自分に合う先生を探すのが一番だと思いますが、やっぱり私にとってはJune先生との出会いは人生が好転した大きなきっかけになっていると感じています。生まれた時に持ってきたブループリント(人生の設計図)を思い出すというのがJune先生の主題だと思いますが、今回はウォン先生とのコラボでそれを実現しやすくなる環境ができるというイメージを持っていらっしゃるようです。何回かJune先生のセッションを受けたりワークに出たりしていますが、今回はどんな自分の本来の世界を思い出すのかを楽しみにしています。
最近、またスピリチュアル能力が高い人とお会いすることが多くなってきています。それほど、この分野を一生懸命勉強しようとしているわけではないのですが、おかげさまで超一流の先生方とお会いできているように感じます。中には、個性が強すぎて勘弁してほしいと思う人がいないわけではありませんが、最近は表面的には常識的な方が増えてきているように思います。今回は優しい雰囲気の中にも、素晴らしい能力を惜しげもなくシェアしていただけるワークを楽しみにしています。ピンときた方は、ご縁があるのだと思いますので、ぜひ気軽に覗きに来てください。
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2022.06.20:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】未来と柔軟性 (※舩井勝仁執筆)
2022.06.13:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】自己肯定感、低くて何が悪い!? (※佐野浩一執筆)
2022.06.06:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】いのちのしずく (※舩井勝仁執筆)
舩井 勝仁 (ふない かつひと)
株式会社船井本社 代表取締役社長 1964年大阪府生まれ。1988年(株)船井総合研究所入社。1998年同社常務取締役 同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。 2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミロクの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けた。(※「にんげんクラブ」の活動は2024年3月末に終了) 著書に『生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『未来から考える新しい生き方』(2011年 海竜社)、『舩井幸雄が一番伝えたかった事』(2013年きれい・ねっと)、『チェンジ・マネー』(はせくらみゆき共著 2014年 きれい・ねっと)、『いのちの革命』(柴田久美子共著 2014年 きれい・ねっと)、『SAKIGAKE 新時代の扉を開く』(佐野浩一共著 2014年 きれい・ねっと)、『聖なる約束』(赤塚高仁共著 2014年 きれい・ねっと)、『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(朝倉慶共著 2014年11月 ビジネス社)、『智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』(竹田和平、小川雅弘共著 2015年 ヒカルランド)、『日月神示的な生き方 大調和の「ミロクの世」を創る』(中矢伸一共著 2016年 きれい・ねっと)、『聖なる約束3 黙示を観る旅』(赤塚高仁共著 2016年 きれい・ねっと)、『お金は5次元の生き物です!』(はせくらみゆき共著 2016年 ヒカルランド)がある。 |
佐野 浩一(さの こういち) 株式会社本物研究所 代表取締役社長 株式会社51コラボレーションズ 代表取締役会長 公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事 ライフカラーカウンセラー認定協会 代表 1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。 著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 |