トップが語る、「いま、伝えたいこと」
一時的に1ドル160円を超える円安水準になりましたが、GW中に金融当局が為替介入を実施したことにより、投機筋とのバトルが静かに進行しています。4月29日の昭和の日の介入は日銀の当座預金の残高の動きからどうも5兆円規模だったのではないかという状況証拠が取り沙汰されていますが、円高時の為替介入は日本の為替当局にすれば理屈的には無尽蔵に介入できるのですが、円安時のドル売り円買いの介入は外貨準備を取り崩して行わなければいけないので弾が限られます。どれぐらい弾があるかについても、いろいろ憶測が飛び交っていますが、投機筋にすれば大儲けするか大損するかの大事な分かれ目なので不謹慎かもしれませんが、面白く観戦させていただいています。
FRBのFOMC(連邦公開市場委員会)後の現地時間の5月1日にも円が急騰した局面があり、やはり5兆円規模の為替介入が行われたのではないかという見通しが言われています。今回の介入は黙認されているとはいえ、FRB等の外国の中央銀行の援護射撃は望めない中で、FOMCの内容が予想通りハト派的(追加利上げは考えず、利下げの時期をインフレとの絡みで模索していくという内容)だったことを上手くとらえたタイミングでの介入で、マスコミの報道では金融当局はいいタイミングで介入を実施したのではないかとの評判が多数派のように感じます。
個人的には、金融当局の攻防ラインが150円から160円にシフトしたのかなと感じています。FRBの利下げが実施されれば150円に抵抗線を戻すのだとも思いますが、とりあえずは160円を切らないようにするのが目標のようにも感じます。為替は相場予想の中でも最も難しいものですが、企業業績や我々の生活にインフレという形で現実的にかなり影響することなので、当たらなくてもいいと思いますが、ご自分なりの見通しを持とうとすることが大切なのかなと思います。
株価の方は、5月2日の朝の状況では、とりあえず38,000円の抵抗線を何とか守ろうという動きになっているように感じます。先々週に書いたように、悲観的な見方が頭をもたげてきている国内個人投資家の売りに対して、海外投資家の割安感がちょうどその辺りで交差しているので、ちょっとしたニュースで上下どちらにも大きく動く不安定な相場ではありますが、基本的には38,000円台の守れるかどうかの攻防が基本線なのかなと思っています。
金(ゴールド)や原油価格などの商品相場(ビットコイン等の仮想通貨も含まれると思います)も大きな伏線になりますので、頭の体操的に相場の流れを読んでみる習慣をつけると面白いとも思います。
今回ご紹介するのは、GWというわけではありませんが、スピリチュアル本を2冊取りあげさせていただきたいと思います。まずは、池田邦吉著 『神と人』(明窓出版)です。池田先生は一級建築士でありながらノストラダムスの研究をやり始めたことでスピリチュアルな分野の造詣を深められていかれました。『神さまがいるぞ!』(明窓出版)という衝撃の書を読んだ時の驚きはいまでも忘れられませんし、父とも『あしたの世界』(明窓出版)シリーズという共著があります。
今回はなるべく客観的に内容をお伝えしようと思っています。全世界共通の創造主がおり、それによって人は造られたそうです。数十億年前という、理解出来ないほど遠い時代の解説がなされており、太古の時代から始まる神の系譜も知る事もできます。神についての解説は日本だけではなく海外も含め多岐にわたり、身近な神々起源を多少なりとも理解できるのは、面白い点かもしれません。人については控えめに一万年ほど前から話が始まります。神と人がどのように繋がってきたのか、天皇や輪廻天性、過去の偉人と神のかかわりについての記述がいくつか並んでいます。
『神さまがいるぞ!』と比較するとエネルギーに焦点を当てているので、もし実現する事が可能なら非常に画期的なものが未来へ向けて並んでいました。非常に難しいとは思いますが、人類の進歩の為に一つでも多く実現する事を期待したいです。
2冊目はマジョルカ著『幸せを運ぶ魔法使いになるための27の学び』(Galaxy books)です。マジョルカさんは、にんげんクラブの神戸で行った私の講演会に参加してくれたことがあり、また3月の最後の講演会の時は一緒にスピーカーとして登壇させてもらって仲良くさせていただいています。シングルマザーでありながら5人のお嬢様を育て上げたお話には、男性が創っていた社会から外れた人生を生きた女性が虐げられてきたことの極端な例を感じさせていただいて、ある意味とても新しい時代を象徴しているように感じました。
導入部分の記述によると、この本は簡単な魔法を使い幸せで豊かに暮らす方法を教えてくれるモノです。魔法使いとか、神に繋がる事ができる存在との事で、この点からまるで様相の違う【神と人】との共通点が浮かんできます。昔から使われていた魔法は実現が難しいものも多くあるようですが、ここで解説されるのは誰でも簡単に使える魔法、つまり誰でも魔法使いになれる方法という事で素晴らしいと思います。ここに書かれている魔法を使う事で、実際に成功した事例も列挙されています。魔法を使うための正しい手順も丁寧に解説されているので、実践すればそれが叶う可能性もあります。
波動の大切さを説き、どうすれば必要とするそれを纏えるのか。見える世界以外のモノ、秘めた力を引き出せるのか。先生の体験談も含めて解説されており、ささやかな魔法に興味のある方なら楽しめる一冊かもしれません。
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2024.05.20:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】暴落ドミノ (※舩井勝仁執筆)
2024.05.13:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】いまを生きる! (※佐野浩一執筆)
2024.05.06:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】スピリチュアル本 (※舩井勝仁執筆)
舩井 勝仁 (ふない かつひと)
株式会社船井本社 代表取締役社長 1964年大阪府生まれ。1988年(株)船井総合研究所入社。1998年同社常務取締役 同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。 2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミロクの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けた。(※「にんげんクラブ」の活動は2024年3月末に終了) 著書に『生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『未来から考える新しい生き方』(2011年 海竜社)、『舩井幸雄が一番伝えたかった事』(2013年きれい・ねっと)、『チェンジ・マネー』(はせくらみゆき共著 2014年 きれい・ねっと)、『いのちの革命』(柴田久美子共著 2014年 きれい・ねっと)、『SAKIGAKE 新時代の扉を開く』(佐野浩一共著 2014年 きれい・ねっと)、『聖なる約束』(赤塚高仁共著 2014年 きれい・ねっと)、『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(朝倉慶共著 2014年11月 ビジネス社)、『智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』(竹田和平、小川雅弘共著 2015年 ヒカルランド)、『日月神示的な生き方 大調和の「ミロクの世」を創る』(中矢伸一共著 2016年 きれい・ねっと)、『聖なる約束3 黙示を観る旅』(赤塚高仁共著 2016年 きれい・ねっと)、『お金は5次元の生き物です!』(はせくらみゆき共著 2016年 ヒカルランド)がある。 |
佐野 浩一(さの こういち) 株式会社本物研究所 代表取締役社長 株式会社51コラボレーションズ 代表取締役会長 公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事 ライフカラーカウンセラー認定協会 代表 1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。 著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 |