船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:坂本 眞一
皆さんこんにちは!
突然ですが、3.11は皆さんも忘れられない、「東日本大震災」があった日です。
あれから9年が経ち、忘れがちですが、そんな時にこの映画を見る機会がありました。
様々な説がありますが、今回の出来事は真実の一部であると思いますので、
感じたことを述べさせていただきます。
「Fukushima 50」とは、東日本大震災による福島第一原子力発電所の
事故において、発電所に残って作業を続けた約50人の作業員のことで、
欧米メディアが一斉にこの呼称を使用したことから広まりました。
想像を超える被害をもたらした原発事故の現場で何が起きていたのか、
映画『Fukushima 50』は、作業員たちが死を覚悟しながらも大事故と闘い続けた姿を伝えています。
原作は門田隆将のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)。福島第一原子力発電所所長(当時)の吉田昌郎氏を始めとする90人以上の関係者に取材したそうです。
2011年3月11日午後2時46分。マグニチュード9.0、最大震度7という、国内観測史上最大の地震が発生。想定外の大地震による巨大津波が福島第一原子力発電所を襲った。全電源喪失で原子炉の冷却が不可能となり、原子炉建屋は次々と水素爆発を起こす。
最悪の事態 メルトダウン(炉心溶融)が迫りつつあった。
福島第一原発1・2号機の当直長・伊崎利夫は次々に起こる不測の事態に対して、第一線で厳しい決断を迫られる。所長の吉田昌郎は現場の指揮を執りつつ、状況を把握していない本社とのやり取りに奔走する。緊急出動する自衛隊、そして米軍。仮に福島第一原発を放棄すれば、高度の放射能が広範囲に広がり、東京を含む東日本が壊滅する…(250キロ範囲が壊滅と言われていました。)。未曾有の危機に直面し、死を覚悟して発電所内に残った職員たちは、家族を、そして故郷を守るため、この未曾有の大事故と闘い続けた物語です。
大きな揺れが続く中、中央制御室にいた1・2号機当直長の伊崎はスクラム(原子炉の緊急停止)を指示する。作業員たちは声を掛け合いながら、各々担当する計器を操作していた。そのとき、「止める、冷やす、閉じ込める」と書かれ、壁に掛けてあった安全三原則の額縁が落ちてガラスが割れる。
これから起こることを暗示するかのようでした。
作品のメイン舞台となる中央制御室は、東京・調布にある角川大映スタジオにセットが作られて、壁に並ぶいくつもの計器は、実物とまったく同じデザインで再現したそうです。
爆発時のシーンもすごかったです。制御室内の天井の板や蛍光灯が一気に落下するのだが、それらは細かくワイヤーで繋がれ、セットの脇に立つスタッフがタイミングを合わせて手に持ったワイヤーを離す「手動」で行われたそうで、一度落としたら、元の状態に戻すには時間がかかる。緊張感が漂う中、見事に天井が崩れ、セット中にホコリが舞った。
福島第一原発では作業員たちが5日間、不眠不休で作業に取り組んでいた。若松節朗監督は時系列で書かれた脚本の順を追って撮影する順撮りを行い、男性のキャストは役柄と同じようにヒゲを剃らずに日々の撮影に臨んだそうです。少しずつ顔がやつれ、表情が険しくなっていき、作業員の疲労困憊した状況がひしひしと伝わってきました。
物語の中盤、伊崎が作業員を集めて、原子炉格納容器の圧力を抜く「ベント」の指示が出たことを伝えるシーンがあります。手動で行わざるを得ない作業に誰が向かうのか。伊崎が「まず俺が行く」と手を挙げるまでのほんの少しの間に表現された、仕事への信念と家族への想いに葛藤する姿は見る者の心を揺さぶります。佐藤浩市さんの重みのある演技が光りました。
避難所のシーンも印象的でした。作業員の妻が着ていたコートの胸に東電のマークがあり、それを周囲の人がじっと見つめていた。そのことに気づいた伊崎の妻が彼女をそっと連れ出し、コートを脱がせる。
被災者であると同時に原発関係者である作業員の家族らの複雑な胸の内が垣間見えました。
東日本大震災から9年。当時、大切な人を守るために危険を顧みずに作業に取り組んだ人たちがいた。
そして福島第一原発では今もなお多くの作業員が、30〜40年後とされる廃炉に向けて作業に取り組んでいる。
原発事故との闘いはなお続いているという重い現実を思い起こさせる力作であると思います。
3周目:「我以外皆我師」
4周目:「中村天風氏教義・心身統一法」
5周目:「心身統一法実践編」
6周目:「中村天風式のヨーガとは…」
7周目:「私の好きなパワースポット」
8周目:「イルミネーションを見ながら感じること」
9周目:「偽証罪も動かぬ証拠が・・・」
10周目:「佐々木了雲先生に学ぶ」
11周目:「金融のプロから学ぶこと」
12周目:「一流になるためのコツとは・・・」
13周目:「「運命を拓く」を読んで <人間の心の在り方が人生を支配する>」
14周目:「マヤ暦とマヤ文明について」
15周目:「日本のTPP参加にてアメリカの圧力を感じること」
16周目:「砂糖が持つ依存症とは・・・」
17周目:「〜哲人・中村天風氏の人生観〜人はどう生きたらいいの?」
18周目:「河村武明さんから学ぶこと」
19周目:「バクテリアで身体をいつまでもハツラツと!」
20周目:「〜素頭をどう鍛えるかで人生が変わる〜」
21周目:「未来への言霊を読んで」
22周目:「『舩井幸雄を想う』を読んで・・・」
23周目:「不変のマーケティングとは……」
24周目:「衝撃の未来と新しい働き方とは?」
25周目:「小山会長(前船井総合研究所会長)の勉強会を受けて」
26周目:「スポーツから学ぶこと」
27周目:「マズローの神髄とは……」
28周目:「政木フーチから学んだこと・・・」
29周目:「竹布の素晴らしさとは・・・」
32周目:「元船井総研の小山会長の勉強会を受けて」
33周目:「ワールドカップラグビーからみる日本人の在り方」
34周目:「政木フーチの真髄を知る……」
35周目:「本物研究所が取り組んでいること」
36周目:「「ベストセラー作家 ひすいこたろう氏の講演会」に参加して」
37周目:「食を理解して、健幸に生きよう!」
38周目:「波動の第一人者 山梨浩利氏の講演会の感想その1」
39周目:「メンタル&スキルによってプロを目指す・・・」
40周目:「リオ・オリンピックで一番感じたこと」
41周目:「運命を拓くとは・・・」
42周目:「中村天風氏の「ほんとうの心の力」とは・・・」
43周目:「中村天風氏の「ほんとうの心の力」とは・・・第2弾」
44周目:「中村天風氏のほんとうの心の力とは・・・」
45周目:「中村天風氏のほんとうの心の力とは その3・・・」
46周目:「運命を拓く」
47周目:「藤井聡太四段から学んだこと…」
48周目:「やってみました!1日1食 長寿遺伝子が微笑むファスティングを実践して その1」
49周目:「やってみました!1日1食 長寿遺伝子が微笑むファスティングを実践して その2」
50周目:「〜天風氏の心にしみる7つの言葉(第1話)〜」
51周目:「〜天風氏の心にしみる7つの言葉(第2話)〜」
52周目:「新時代は健康のキーワードは抗糖化へ…」
53周目:「新入社員を迎える上で人財とは」
54周目:「新時代は健康のキーワドは抗糖化へ PART2」
55周目:「居酒屋さんでも健康提案」
56周目:「PLANの目的と立て方について」
57周目:「2018年本物研究所 感謝祭を終えて」
58周目:「あのホリエモンの発想力と行動力は素晴らしい」
60周目:「中村天風 言葉には強大な力が宿っている」
61周目:「人生の岐路にたったら この本を読んでみよう!」
62周目:「『そしてフェイク経済の終わりが仕組まれる』を読んで その➀」
63周目:「『そしてフェイク経済の終わりが仕組まれる』を読んで そのA」
64周目:「「OODAループ」と「PDCA」の違いについてPART1・・・」
65周目:「「OODAループ」と「PDCA」の違いについてPART1・・・」
66周目:「米大統領トランプ来日と真実の日本史について」
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