船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:細井 香菜絵
皆さま、こんにちは。
いつも、舩井幸雄.comをご覧いただきましてありがとうございます。
最近は、家に居る時間も増えてYouTubeで様々な先生方のチャンネルを拝見する機会が増えました。
その中でも、小林正観さんの『海の幸のお話』が印象的でしたのでご紹介したいと思います。
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海に生まれ、育った魚は、外に出たことがない。
釣り人がいつも「海は広いな大きいな」と歌っているのを聞いて、魚は海を見たくなった。
釣り人が垂らす糸の辺りなら、海が見えるんじゃないかと、何となく近づいて、糸に噛みついてみた。そしたら、釣り上げられた!
海が見えた!!これが海かぁ・・・
はじめて高い所から海を見下ろし、空には白い雲が浮かんでいたり、ジェット機が飛んでいたりした。魚は海というものがわかった。
けど、わかった瞬間、実は釣り上げられた状態が、とても苦しく辛いことに気が付いた。
言いかえると、魚は苦しくてはじめて海が見えた。
この釣り上げられた状態を、わたしたちは「災難」と呼ぶ。
(病気・事故・トラブルですね)
釣り上げた人のことを「神」と呼ぶ。
神様は、意地悪をしようと思って魚を釣り上げた訳じゃない。
魚が「海が見たい海が見たい」とずっと希望したから、その希望を100%の優しさで叶えてあげただけだった。
神様には、魚に奇跡でも起きない限り、海の外に出て海を見ることは不可能だとわかっているから、神の力で外に出して海を見せてあげたのです。
「幸せが見たい、幸せが見たい」と言っている人がいる。
幸せというものが、どこか外の世界にあるんだと思って、わたしたちは「欲しい欲しい」となっているから、神様は限りない優しさをもって「じゃあ見せてあげましょう」となって、釣り上げてくれるんです。
それで幸せが見えるんだけど、その瞬間に災難にあった状態に気づく、苦しくなる。
本当は、今わたしたちが生きているこの世界そのものが、幸なんです全部。幸の海なんです。
ただ、それに気が付かないだけなんです。
この話が構造論的にわかったら、海を見たい海を見たいと言わなくなりますよね。
そしたら、その瞬間から釣り上げられません。
神は、希望しなければ海を見せようとは全然思わないから、その人は一生涯釣り上げられません。
この話を聞いて「そうか、そういうことだったのか、海が見たいともう望まないぞ、わたしは海の中に住んでいたんだ」とわかった人は、
ハイ!今の瞬間から、病気と事故とトラブルには全く出会わないことになりました!!
最後に、この話を聞いて「そうか、わたしは海の中に住む魚だったのか。海の姿がわからなかったなぁ。海の姿を知りたい知りたいとずっと求めてきたなぁ。」と思う人は、今日までに釣り上げられなくて幸せだったんです。
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このお話を聞いた時、やはり小林正観さんの偉大さを感じると共に、自身の生き方を見直さなければならないと強く感じました。
もうないもの探しはやめて、今ある幸せへの感謝の気持ちをかみしめながら生きようと思いました。
素敵なお話に出会えたことに心から感謝します。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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81周目:「迷ったときは自分の魂に聞いてみる」
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