トップが語る、「いま、伝えたいこと」
6月26日・27日の二日間、岩手県岩泉町の伊達勝身町長や岩泉産業開発(株)の三田地正人社長らと、盛岡市、岩泉町で、ご一緒しました。特に6月27日は岩泉町を訪ね、短角牛の放牧場を見学、おいしい岩泉特産短角牛やマツタケをご馳走になって来ました。
この時、町長らと相談、今年10月2日・3日に岩泉町の「本物堪能ツアー」をやることをほぼ決めました。主催は(株)船井本社、後援が岩泉町ということになります。
拙著『まちはよみがえる』(2006年 ビジネス社刊)に岩泉町がとりあげられています。同書96〜97ページにつぎのように書いています。
決め手は伊達勝身町長のリーダーシップ、
若い女性が喜ぶもの目白押しの「癒しの街」
●スローフードの風に乗り「食育」で勝負
「L−カルニチンは黒毛和種よりも短角種に多く、さらにそれは放牧で増加する」
最近、新聞で大きく取り上げられたこの短角種(赤べご)という牛の肥育・生産は、岩泉町を筆頭に、岩手県がいま力を入れている産業振興の一つです。
短角種というのは、岩手ブランドの「南部牛」と、明治時代に日本へ入ってきたショートホーン(米国産)を掛け合わせた「スーパーブランド牛」なのです。
脂肪分のほとんどない柔らかい赤身が売りのすばらしい風味に加えて、いくら食べても痛風にならないと言っても言い過ぎではない牛肉です。なぜならば、私たちの体内に蓄積された脂肪酸を燃焼させる働きを持つこのL−カルニチンという物質が、この短角種にはたくさん含まれているからです。
しかし同時に、残念ながらこういう貴重な牛に限って頭数が少ないのもまた事実です。ちなみに1991年には4300頭を超えたこの短角種、現在は2000頭弱にまで減ってしまいました。
「短角種もそうですが、岩泉町は今後、スローフードの風に乗って『食育』で勝負したいと考えています。日本の食育をこの小さな街から発信したいのです」
そう話してくれたのは、岩泉町長の伊達勝身さんです。
『遠野物語』や「南部牛追い唄」など、日本のすばらしい伝統を残す岩手県の、そのなかの一つの街から、いま日本の「食卓」を変えようという動きが起きています。
● どんな牛にも負けない「短角種」
藩政時代から木炭を使う「たたら製鐵」(だたらを踏んで空気を送り、高温状態の炭で鉄を還元し鋼を作る技術)が盛んだった岩泉町は、次第にその豊富なアカマツやブナなどの広葉樹林から伐採した木材の移出ビジネスなどで、街の景気を上昇させていきました。昭和30年代に入ると木炭や木材ビジネスは徐々に下降していきましたが、今度は政府主導による全国的な公共事業の恩恵を受け、再び活性化しました(転載ここまで)。
この記述のように、同町は全国でももっとも注目されている「気のよいまち」=「イヤシロチのまち」です。短角牛は、いくら喰べても痛風になりません。
また、日本一の「マツタケ」の産地です。これはイヤシロチである証明になります。
さらに同町にある龍泉洞の水は、世界の名水コンクールで何回も最優秀賞をとりました。実においしい水で、この水は「いきいき自然水」という名前で今後、本物研究所で取り扱うことを検討しています。当然銘酒もあります。
したがって、10月2日に同町を訪ね、マツタケ狩りをし、その後短角牛、銘酒で「マツタケ中心のすき焼き」パーティなどを楽しみ、後は町の人々との交歓、翌10月3日は、本物についての私の話を2時間ほど聞いていただき勉強し、町内の名所を体験、10月3日夕方に盛岡駅解散という「本物堪能ツアー」をやろうと計画しています。私もたのしみにしています。
8月になりますと詳細を発表しますので、参加してみたい人はいまから、10月2日・3日の2日間の時間を空けておいてください。
なおこのツアーについての問い合せは、いまのところ私の秘書の石ア友子(TEL:03−5782−8110)と兒玉裕子(TEL:0557−86−5155)にお問い合せください。よろしく。
=以上=
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