トップが語る、「いま、伝えたいこと」
私が13年前から、力を入れている勉強会に『船井幸雄の病院経営道場』(主催・ 日本MIS(株)、協賛・(株)船井総合研究所)があります。毎年20人以上の病院経営者を会員に年間、1泊2日で10回の勉強を行なってきました。これの第13期が、今月12日からはじまりました。
この企画は、私の友人で、もと住友銀行の名支店長であった宮川元司MIS社長が責任をもって行ない、運営しているものですが、まじめなすばらしい経営道場です。
今期の案内文の表紙には、つぎのように書かれていました。
そこで、第1回の4月12日(土)と4月13日(日)のスケジュールを見ると、つぎのようになっていました。
【日本経済 構造改革に「命をかけた男」竹中平蔵教授登場!!】
縮む急性期市場における
本物への機能集約化と患者・人材の集中化時代を我ら民間どう生きる
全てはトップたる我にあり
この激変する制度構造改革の中を自らが変身して
「連携による緩やかなグループ化」で、しなやかにしたたかに生き抜いてみせる
■第13期 全てはトップたる我にあり
船井幸雄『経営道場』
洞察力を養い経営体生き残りに成功するトップのための船井流基本的条件は、@素直であること A学び好きであること Bプラス発想をすること C長所を伸展強化すること D命をかけること、加えてEツキのある人と親交を深めること(プラス発想とは過去を愚痴り悔む人生を送るのではなく、自分にとって過去はすべて必然であり必要でありベストであったと考え、これからの人生を人のため世のため使命感を持って生きようと決意すること)
【日本経済 構造改革に「命をかけた男」竹中平蔵教授登場!!】
第1回(東京)
【縮む急性期市場における、顧客ニーズにマッチした本物への機能集約化と患者集中化時代を我ら民間どう生きる?!】
この激変する制度構造改革の中を自ら変身して「連携による緩やかなグループ化」で、しなやかにしたたかに生き抜いてみせる
―自ら変身して日々刻々と変わる環境に柔軟に適応できるもの、しかもポーターのいう「差別化戦略とコストリーダーシップ戦略」加えてマーケティング戦略が他と比べて優れているものだけが生き残る(「ポーターの戦略」は第8回下段参照)。
―縮む市場にあっては好むと好まざるにかかわらず、「他に勝る本物への機能集約化と顧客・人材の集中化」の潮流が必然の理なのだから「環境や顧客ニーズに合致した強みを探し強化・創造して他に勝る本物機能への挑戦と量への挑戦(支持する顧客数の増大)」という戦略発想がBasic Strategyから抜け落ちているものは生き残りは難しい。
―しかも時代は地域住民のニーズにより的確に応えるため単品だけでは対応できない組み合わせ・仕組みづくりで新しい価値を創造する時代。医療保険部門と介護保険部門そして保険外部門との多彩な組み合わせ・仕組みづくり時代へ。
―顧客は同業者や救急隊等の玄人と素人。自己評価に反して顧客が増えないのは、組み合わせのまずさや他よりすぐれて本物であるという評価は顧客がきめるのだという認識の欠如さらに顧客増加をめざすには別途顧客志向のマーケティング戦略が最重要課題であるという認識欠如。
―拡大市場ではないこの縮む急性期市場を生き残る必要・必然・ベストのマーケティング戦略は、自らが変身して「法人内外に亘る連携による緩やかなグループ化構築戦略」それは、自意識先走り独立心強く時代の必然性が認識できない地域トップに対する忍耐を伴う地道な説得が不可欠。
鳥無き島の蝙(こうもり)
昔四国を支配した長宗我部盛親の自惚れ・高慢さをたしなめた言葉。もともと強い鳥がいない島に住んでいる蝙ごときが「俺が一番強い鳥」だと勘違いをするなという意味。―狭い了見は捨てて謙虚になれ、そして見聞を広め素直に学ぶこと
●20.4.12(土) 構造改革期におけるトップリーダーと参謀・補佐役のあり方
11:00 芝パークホテル本館3F「牡丹の間」集合・昼食
11:30 第13期主旨説明と会員自己紹介
12:00−13:30 激変する医療制度構造改革の方向
13:30−14:30 質疑応答
行政の知恵袋 慶応義塾大学大学院 教授 田中 滋
(休憩)
15:00−16:10 世界の中の日本経済構造改革、戦略は細部に宿る
【特別講演】 ―なぜ改革が必要か? どこまで進んだのか?
―構造改革期におけるトップリーダーと参謀・補佐役のあり方
―参謀・補佐役は、トップの「思い」を実現するために存在するし、トップの強力なバックアップ下でこそ活躍できる
―しかもトップと参謀・補佐役は互いに「馬が合うこと」
16:10−17:00 質疑応答(名刺交換・記念撮影を含む)
日本経済構造改革に命をかけた男 慶応義塾大学大学院 教授 竹中 平蔵
17:30−19:00 今、思うこと
(株)船井総合研究所 最高顧問 (株)船井本社 代表取締役会長 船井幸雄
第13回初回にあたり、「戦略は細部に宿る」という名言を吐き、小泉構造改革に「命をかけた男」竹中平蔵慶応義塾大学大学院教授をお招きして「世界の中の日本経済構造改革―戦略は細部に宿る、なぜ構造改革が必要か? どこまで進んだのか? 構造改革期におけるトップリーダーと参謀・補佐役のあり方」という演題でご講演いただく予定にしております。また「行政の知恵袋」といわれる田中滋慶応大学大学院教授においでいただき、「激変する医療制度構造改革の方向」のお話をいただきます。
●20.4.13(日) 平穏期ではなくこの激動期を生き抜く、医療トップ経営者と経営
9:00−10:30 平穏期ではなくこの激動期を生き抜く、医療トップ経営者と経営10:30−11:30 質疑応答
(特定・特別)慈泉会 相澤病院 理事長 相澤 孝夫
(昼食後 12:30解散)(転載ここまで)
私は小泉純一郎さんの首相在任中と竹中平蔵さんの大臣在任中の行動がどうにも解せないので、これはチャンスと思い、どうしても竹中さんに会っていろいろ聞きたいと考え、4月12日の私の講演時間を17時からにしてもらいました。
ところが、当日は私どもの幹部社員の実兄の告別式があり、喪主であった故人のお嬢さんも私と親しい人なので、それなりに私もいろいろ忙しく、それでも16時半には、病院経営道場の行なわれる芝パークホテルに着きました。
そこですぐに会場へと思ったところ、当日告別式のあった方の弟さんや喪主のお嬢さんがホテルで、私をお待ちになっていました。そこで少し話をした後、会場に行ったのですが、その時には2−3分前に竹中さんが帰られた直後ということで、とうとう竹中さんにはお目にかかれませんでした。
このようなことがよくあります。先週は、いま読売新聞で投資資金を集めて約束違反をしていると叩かれている増田俊男さんに長時間会って話しを聞いたり、世界経済について一番適確に捉えているという私の友人のKさんが、わざわざ情報を持ってきてくれたり、いま電磁波障害で悩んでいる私にとって、もっとも知りたいことを教えてくれる電磁波研究の第一人者の増川いづみ工学博士が見えたりと、思わぬ人に多く会い、いろんなことを教えてもらいました。
やはり、波動の合う人とか必要な人には会えるが、波動の合わない人というか、いま会っても仕方のない人には会えないような気がしてびっくりしています。
アタマのよい人であり、それなりに彼の行動は私としては理解できるのですが、なぜ竹中さんが大臣時代にあのようないろんなことをやったのか……私は日本の国益に反することと分りながら、いやいやながら、やむをえずにやられたのだ……と理解しているのですが、こんなことは、いままだ会って竹中さんに聞くべきことではなかったようです。
すべては「必然、必要、ベスト」です。小泉さんや竹中さんのやられたことも肯定し、それをもとにわれわれは、よりよい未来づくりに進むべきだ……ということを教えられた4月12日からの1週間でした。
なお4月12日の私の講演レジュメは4月29日の『にんげんクラブ』HP上に掲載する予定です。
=以上=
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