トップが語る、「いま、伝えたいこと」
少し私ごとを書きますが、御容赦ください。
今年3月11日、東京で地震に遭いました。
この日、午後3時すぎに会社(品川)を出たのですが、自宅(熱海)に帰りついたのは3月12日の午前1時ころでした。
また3月14日に生まれてはじめての入院、左下アゴ骨の手術を3時間余かけて受けました。手術は成功したのですが、病名は左下アゴ骨の骨髄炎でした。
いまだに左ほっぺというか左顔面が一部しびれ、痛く、再手術が必要な可能性も否定できません。ともかく、いまのところ治療法がない難病とのことです。
ともかく世の中も大震災で大変で、大変化がありましたが、私もそれなりに大変化を経験しました。
口内が痛く話しにくいので、この間、ほとんどしゃべらず、集中して3冊の本を書きました。集中すると痛みを忘れられるからです。
4月上旬に書いたのが『本物の生き方』(5月20日ごろ海竜社より発刊)ですし、5月上旬にまとめたのが『世界でもっとも入りたい5つの会社』(6月中旬に李白社刊、フォレスト出版発売)です。
そして6月中旬にほぼまとめたのが『予測はしない方がよいのだが?』(仮題)で、8月中に学研パブリッシング刊予定です。それぞれ良い本になったと思います。
本の原稿を書く時は、全力集中して、いろいろ考えます。知恵も湧いてくるようです。
御多分に洩れず、3月11日以降、私もいろいろ考えました。特に痛みに悩まされていただけに、「人としての正しい上手な生き方」については深く考えました。そこでいろいろ考えついたことを、まとめてきょうは記したいと思います。
必ず読者の御参考になると思うからです。気楽にお読みください。
(A)否定してはいけない。
世の中には、いろいろなことが起こります。3.11大震災で多くの被災者が出ました。私も4年有余も体調を崩し、いまも治療法が分らないと言われている難病に苦しんでいます。
しかしどう考えても、世の中で起こることは「必要、必然」なようです。
しかも、それは「ベスト」のものにできそうです。
私の病気の治療法につきましては、6月23日の、このブログで書いたとおりです。
だからどんなことも肯定し、否定してはいけないようです。
これが、まず気づいた「正しい上手な生き方」の基本でした。
(B)6月20日のこのブログで書きましたように、これから10年も経たない間に資本主義は潰れるでしょう。
これは、少しアタマのよい人が常識的に考えるとだれでも分ります。
あと1〜2年で、そのことは多くの人に分ってくるだろうと思います。
とはいえ、いまはまだ「お金」が必要な時代です。ハイパーインフレの可能性もありますが、いま資本主義は断末魔のあえぎをしています。
このような時でも、やはり「お金」は稼がねばなりません。そう考えますと、いまは稼げないことをしてはならないようです。しっかり正しく稼ぎましょう。
しかし時流から見て、これからは汗水を流して稼ぐことが必要です。策略や陰謀で稼ぐのはよくないし、不労所得も、やむをえない人以外は追求しないのがよいようです。 そしてお金や物を節約し、大事にすることがこれからは大事になると思います。
(C)多くの人が、それぞれ勝手なことを言います。しかし、できるだけ多くの人の種々の意見を聞くことが大事なようです。
それらを上手にまとめ、結論は自分の責任で自分で出し、正しいと思う生き方をするべきだと思います。
多く聞き、自分の経験と勘に照らしあわせますと、自分なりの正しい答が出て来ます。それに従って生きましょう。
ともかく、どのような人の意見も否定しないで、まずすなおに聞くこと……が、いまほど大事な時はないようです。
ただ、まとめての結論は、自分で出してください。それが必要なようです。
(D)6月20日のこのブログでも書きましたが、これからは自主、自助の時代です。国や自治体にたよる「お上だのみ」は、できればしない方がいいでしょうが、やむをえない時でも、最低に抑えてください。「お上だのみ」では今後は救われないでしょう。
人間は自主、自助でやれるだけやるのが正しいようです。
そうしますと、必要な他からの援助が自動的にあるように、世の中の仕組みはできているように思います。
(E)そして、他人さまには、どんな人に対してもとことん親身で誠実に付きあうべきだ、と思います。親身に優る生き方はなさそうです。さらに、自分のすること、しなければならないことは「生命がけ」でやるべきだ……と気づきました。
私は仕事上で付きあう人や家族には、親身、生命がけを何十年もやってきたのですが、ようやく「いつでも、だれに対しても」と気づいたところです。これからやります。
以上の五つにまとめたのが、3.11大震災後、気づき、いま実行しはじめたことです。これらをやると、やはりよいようです。
もし、いまの私の「左下アゴ骨の骨髄炎」が再手術しないでよくなったと仮定しますと、これら五つの生き方が正しかったんだと思います。いまはまだ多少は痛いのですが、毎日たのしんで日々を送っています。
再手術不要の可能性は70〜90%はあると、いまでは思っています。
きょうは私ごとを中心に書き、申しわけありませんが、人間が肉体を持って個として生きている以上、私ごとはすべての基準になります。
……というより、私ごと以外に自分では、本当のことがはっきりとは判断できないようです。
私ごとを書いたのを、私のブログ故に御容赦ください。よろしく。
=以上=
★★船井幸雄よりのお知らせ★★
『世界でもっとも入りたい5つの会社』(6月26日 李白社刊、フォレスト出版発売)の拙著が、加藤鉱さんの取材記事とともに6月18日ごろから、書店に並びました。
オタフクソース、河野メリクロン、めいらくグループ、ウチヤマグループ、シモジマの5社の私の大好きな優良会社を詳しく紹介しています。
詳しくは7月に入ってからこのホームページで紹介しますが、ぜひご参考になさってください。
【ご購入はこちらから承り中】
2011.06.27:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】3.11以降に気づいた正しい上手な生き方
2011.06.23:【船井幸雄が、いま読者に一番知ってほしいこと】病気に朗報、量子医学を知ろう
2011.06.20:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】3.11震災で世の中は、このように変りそうだ
2011.06.16:【船井幸雄が、いま読者に一番知ってほしいこと】日本経済新聞社と三菱東京UFJ銀行のことを、なぜ「要注意会社」と書いたのか?
2011.06.13:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】3.11大震災の本当の理由
2011.06.09:【船井幸雄が、いま読者に一番知ってほしいこと】マントラはなぜ効くのか? よいマントラを活用しよう。
2011.06.06:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】『にんげんクラブ』という正しい世の中をつくるクラブの会員になろう。―希望を持って理想社会のひな型をつくろう
2011.06.02:【船井幸雄が、いま読者に一番知ってほしいこと】『本物の生き方』と『「包みこみ」と「確信」が今後の決め手』は兄弟本