トップが語る、「いま、伝えたいこと」
華道家の森直子さんから父にといただいたお花 |
いろいろ父の死で考えさせられることがあり、正直に言うとなかなか仕事に手が付けられなかったのですが、そんな私もようやく落ち着いてきました。ただ、2月14日に迫った社葬の準備や、それより何よりも精神的にも物理的にも舩井幸雄グループ各社の大黒柱だった父がいなくなりましたので、これからどうするかを考え決めていかなければいけないことが次から次へと山の様に押し寄せてきて、楽しんではいますが、細かいところではおろそかになってしまっていることが多く、関係者の皆様にはご迷惑をおかけしています。
また、ご弔慰のメールやお手紙をいただいたりしても、お返事ができずに失礼をしているケースが多々あることをここでお詫びさせていただきたいと存じます。改めて父の存在の大きさを感じていますが、そんなことを言ってもやらなければいけないこと、決めなければいけないことは山ほどあり、どんどんそれを処理している日々なのですが、昨日のことですが、とても面白いことがありましたので、問題のない範囲で報告させていただきます。
夢の中に父が出てきて、「おいおいちょっと待て、半分でいいぞ」と言っているのです。何のことを言っているのかよく分からなかったのですが、ものすごく気になりました。朝起きて、身支度をしていて気がついたのですが、私の顔がゆがんでいるのです。生前の父に教えてもらったのですが、人間は正しくない行いをする時、顔がゆがみます。特に、お金のトラブルに巻き込まれるときは典型的なゆがみかたをするのですが、今朝の私の顔は間違いなくそんな顔をしていました。
ちょっと話を脱線させると、金銭的に美味しい話を持ってくる人、ぶっちゃけて言うと最近「人類資金」という本や映画が話題になり、『ザ・フナイ』で副島隆彦先生も取り上げていましたが、あそこに出てくるM資金などの詐欺話を持ってくる人で、あまりレベルの高くない人は、ほとんどこの典型的な顔のゆがみ方をしているので、それを知っていれば詐欺に合うケースが少しは防げるのかもしれません。
でも、今日は自分がそんな詐欺師のような顔になっているのでびっくりしてしまいました。家内にも心配されたのですが、仕方がないので予定されていた打ち合わせにそのまま出かけて行きました。そこでは、年内ぐらいに行わなければいけない大きな投資についての話をしたのですが、打ち合わせの前に思っていたことと事態がかなり違うことが明らかになりました。私たちにとっては大きな投資なのに、リスクがとても高く、もし失敗した場合は大変なことになる話でした。
それで、ああ夢の中で父が言っていたのはこのことだな、とピンときました。かなり進行していた話なのですが、おかげさまで冷静になれて、しっかりとリスクを検討する時間を置くこと、関係者との協議をもう一度じっくりやり直してコンセンサスを取り直すこと、年内だと思っていた時間をずらして2、3年後をターゲットにすること、投資額を想定の半分にすることなどをその場で決めて、関係者の皆様にその方向で進めてもらうという話をすることができました。
なんと、投資額まで父の言っていたように半分になりそうなのです。これは、計画を現実的なものに見直すと必然的にその金額になるというもので、やっぱり肉体が無くなってもやり手のコンサルタントは違うなあと、感心しています。その後、トイレで自分の顔を見てみると、いい男に急になっているわけではありませんが、いつもの自分の顔に戻っていました。
昨日、友人の華道家森直子さんが北海道からわざわざご来社いただいて、父のために河津桜と紅梅、それに山椒の花を活けてくれました。写真を貼り付けますが(ページ内の写真)、父の部屋が一気に春になったようです。父の机の横に活けた大きな花器に活けた花が余ったもので、私の机の上にも小さいですがとてもしっかりしたステキなお花を活けてくださいました。
このお花は、森さんをご紹介してくれた北海道の村松祐羽さんと森さんのお二人から会長へのプレゼントということでいただいたものですが、どうも、この桜を通じて父と対話ができるように感じています。だから、夢に出てきてくれて、私に気をつけろという指示を出してくれることができたのだと思うのです。本当に有り難い話です。
有り難いといえば、父の『未来への言霊』(徳間書店)が本当に評判で、先週のこのブログが掲載されてから売上がまた伸びており、アマゾンでも総合で上位の順位をキープしています。本当にありがとうございます。その影響を受けて私が書いた『にんげんクラブからのメッセージ 舩井幸雄が一番伝えたかった事』もよく売れているようです。一般の書店ではアマゾンを含めて1月31日からの販売だったのですが、そんな影響で予想より遥かに多くのご注文をいただきアマゾンでは入手するまで時間がかかる状態になっているようです。
実は、私も密かに予約注文していて発送がいつになるか分かりませんので、他の方法で購入されることをおすすめします的なメールが来て、ちょっと驚いてきれい・ねっとの山内さんに連絡をしました。山内さんも驚いているようですが、自分で自慢するといけないのですが、この本は内容には本当に自信があり、読んでいただきさえすれば満足していただけて、自然と売れるようになりますねと話をしていましたので、父のおかげで売れていることは本当に有り難いことだと思っています。
山内さんは、『舩井幸雄.com』を見たというコメントを書いていただいたら送料無料でサービスさせていただきますと言っていますので、注文はきれい・ねっとまでお願いいたします。残業をしてでも最優先で発送しますと張り切っていました。
=以上=
2014.02.17:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】緑色の万年筆 (※舩井勝仁執筆)
2014.02.10:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】夢の中での指示 (※舩井勝仁執筆)
2014.02.03:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】あの世は楽しい (※舩井勝仁執筆)