トップが語る、「いま、伝えたいこと」
いま、イスラエルに来ています。イスラエルには今回二回目の訪問ですが、新しい数々の感動を感じています。日本人にとってイスラエルは怖いとイメージがありますが、実際には最先端の技術を持っている先進国であり、砂漠を緑化して自給率を100%にしている農業国でもあります。
パレスチナとイスラエルの歴史、いわゆるパレスチナ問題は、一つの土地に二つの民族が共に住めるか住めないかの問題につきますが、イスラエルでは「住めない」という考えの人々の代表が政権を握っています。一方パレスチナの過激派はいっさいの妥協を拒否して、イスラエル打倒のための闘争と攻撃にすべてをかけています。このことが事態を深刻にさせ、解決の糸口が見つかっていません。
そもそも現在の紛争の起源は19世紀末、ユダヤ人が始めたシオニズム運動とホロコーストの悲劇がその運動に火をつけたことにあります。詳しくは別の機会に書きたいと思いますが、イスラエル初代首相であるダヴィッド・ベングリオンのゲネブ砂漠を緑に変えていくことでパレスチナ問題を解決していくのだという彼の魂に触れることができたのが、今回の旅の一番の収穫です。
もちろん今回の旅行は、国際問題を正面から捉えることが目的ではなく、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の成立とその背景にある聖書の世界を感じる旅でした。私はこれまで旧約聖書には多少の興味と関心を持っていましたが、新約聖書にいたっては、ほとんど勉強していません。しかし、今回の旅の団長をつとめていただいた、にんげんクラブの会報誌に「ヤマト人への手紙」を連載していただいている赤塚高仁さんの人間味あふれる聖書の解説を、その現場で聞けたことで、聖書が近づいてきた感覚を持つことができました。
今回の旅のメインは、エルサレムです。数多くの祈りを捧げる人たちに、とても心奪われるものがありました。ユダヤ教徒にとってエルサレムは神から与えられた土地でした。
ダビデは、神からモーセに与えられた十戒を刻んだ石版を「契約の櫃(ひつ)」に入れてエルサレムに運び、ソロモン王がこれを神殿に安置したのです。その後、エルサレムの神殿は二度にわたって破壊されました。現在、ユダヤ教徒が『嘆きの壁』として頬ずりし、祈りを捧げている石の壁は、かつての神殿の廃墟で、この下に遺跡が眠っていると信じられています。
また、キリスト教徒にとって、この地はイエスが最後に布教し、使徒の一人ユダがイエスを官憲に売り渡し、このためイエスが十字架にかけられた悲しみの地とさせています。 同時にイスラム教徒にとっても、ムハンマドが降り立った絶対不可侵の神殿の丘なのです。
由緒ある『ガリアラ湖畔』、ゲノサレのホテルに宿泊した際のきれいな星空の夜も印象的でした。はっと息をのむほどの、広大な夜空が広がっていました。
生前の父、舩井幸雄の言葉を思いだしました。それは「この宇宙と存在のすべてのものがサムシンググレートなる神によって生み出された」「宇宙はつねに生成発展し、ひと時も休むことなく我々を見守っているのだ」。「人間にとって自由こそが神の最大の贈り物だ」。そして『必要・必然・ベスト』 大宇宙の哲理なのだと。サムシンググレードは最善をなし給う神なのだと。
私がこの度の旅で感じている最大の感動は『愛』です。本当の愛は人を許すことではないでしょうか。許せない自分がある間は、その人は本当の愛を持てていないのだと思います。我々人間で大事なことは、他人に対して愛情を持って見るための目、善意をもって聞くための耳を、愛を込めてやさしく語るための口を、隣人を助けるための手を、困っている人のところに行くために足を、そして人を愛するために心を持つことでしょう。
このあたりの気づき、同行者の皆さんとのエピソードについては来週以降、また詳しく書かせていただくつもりです。もしかしたら、小冊子か本にまとめてみたいとも思っています。楽しみにしていただければと思います。
この旅を契機に、聖書を単なる宗教書ではなく民族の歴史書として、あるいは人類の知恵を伝えている書として、改めてその勉強に挑戦してみたいと思っています。
さて話は変わりますが、舩井本社グループでは今年の後半、大きなイベントが決定しました。11月1日(土)、2日(日)の2日間、パシフィコ横浜の会場(国立大ホール・国立大ホールN101号室)において「舩井☆SAKIGAKEフォーラム」を開催します。1990年代の半ばからずっと続けてきた舩井幸雄の魂を表現してきた「船井幸雄オープン・ワールド」が2012年9月で終了し、今年「舩井☆SAKIGAKEフォーラム」として生まれ変わります。
今回のフォーラムの大きな目玉は、時代の魁(さきがけ)として活躍される各講師の方々の他に、一般の中から広く講師(SAKIGAKE−CAST)を募集することです。こちらで審査し、最終候補者に残った方からインターネットで一般の方から投票いただき、もっとも得票数の多かった方1名にはフォーラム開催中の2日間どこかで、ご登壇いただきます。詳しくはこちらから。新たな「有意の人」とご縁ができることにワクワクしております。奮ってご応募ください。
「船井幸雄オープン・ワールド」に対して、父のかける思いはすさまじいものでした。 壇上の講師が大上段に構えて教えさとすのではなく、その場にいる参加者と一体になって学びを共有する、そんなイベントであることに父はこだわりを持っていました。舩井幸雄の理想は、大自然に生かされているだけではなく、「有意の人」が自らの力で生きていける「ミロクの社会」の実現です。
今年の「舩井☆SAKIGAKEフォーラム」では、自分の意思であたらしい世の中を創造する「ミロクの社会」を目指して、講師、お客様といった垣根を超え実践し行動する方々で、熱い2日間にしたいと思っております。詳細は順次こちらでお伝えしてまいります。よろしくお願いします。
〜SAKIGAKE−CAST(講演者)募集のお知らせ〜
☆ 舩井☆SAKIGAKEフォーラム開催決定
来る2014年11月1日(土)、2日(日)の2日間、
パシフィコ横浜の会場(国立大ホール・国立大ホールN101号室)において、
「舩井☆SAKIGAKEフォーラム」を開催することが正式決定いたしました。
本イベントは、1月19日に永眠した舩井幸雄が
命がけで伝えてきた「愛」と「想い」を受け継ぎ、
これまで船井幸雄オープン・ワールドにおいて目指してきた
学びを共有し、意識を高める「有意の人」から、
講師、お客様といった垣根を超え、
その場を共有する全員がミロクの世実現に向かって実践し行動する
「SAKIGAKE−BITO」となるべく展開していくものです。
私たち船井本社グループでは、それぞれの長所を結集し、勉強を重ね
舩井幸雄の意思を未来へつなげていくイベントとなるよう
一丸となって準備を進めているところです。
また、AUN J クラシックオーケストラ、朝倉慶、
天野聖子、江本勝、大住力、川田薫、Kan.、神田昌典、
工藤紀子、小長井秀幸、古村和子、佐藤芳直、七沢久子、
丸山修寛、はせくらみゆき(あいうえお順・敬称略)ほか
この想いに共鳴くださる素晴らしい講師(SAKIGAKE−CAST)の
ご登壇も続々決定しており
舩井幸雄が目指してきた「ミロクの世」の到来を引き寄せる
特別なイベントとなることと思います。
イベント最初となるこのご案内をお読みいただいているご縁は
きっとあなたが「SAKIGAKE−BITO」だからこそのものだと確信します。
ぜひ今からカレンダーにチェックのほど、よろしくお願いいたします。
☆SAKIGAKE−CAST(講演者)を募集します!
2012年、同会場にて行われた最後の「船井幸雄オープン・ワールド」の折
体調のすぐれない中登壇した舩井幸雄は
「これからは、自分たちでしっかりやってください」と何度も訴えました。
「ミロクの世」は一人のカリスマがつくるものではなく
一人ひとりが自立し、行動することではじめて実現するということです。
そこで、その第一歩として舩井☆SAKIGAKEフォーラムでは
決まった講演をお聞きいただくという従来のスタイルだけではない
まったく新しい試みとして、
広く皆様から講演者(SAKIGAKE−CAST)を募ることといたしました。
(募集期間:2014年4月10日(木)〜5月9日(金))
募集期間終了後には、インターネット投票によりお一人にしぼらせていただき
そのお一人様には、パシフィコ横浜にてご講演いただくこととなります。
つきましては、舩井幸雄の想い、またイベントの趣旨に共感し、
新しい時代の魁(さきがけ)としてご登壇を望まれる皆様におかれましては、
下記サイト募集要項をご確認のうえ、
ぜひともご応募くださいますようお願い申し上げます。
https://www.funaimedia.com/fsf/
なお、「舩井☆SAKIGAKEフォーラム」公式サイトでは、
ただいまはSAKIGAKE−CAST募集のみご覧いただけますが
今後、イベント当日まで様々なニュースをアップしていく予定です。
参加する皆さま(SAKIGAKE−BITO)全員でつくりあげるイベント
新しい動きの度にメルマガなどでお知らせいたしますので
ぜひ当日までの期間も、ご一緒に楽しんでまいれましたら幸いです。
公式サイトの清涼な水のエネルギーを想起させるシンプルなデザインは
偉い誰かではなく、あなたこそが
新しい時代の渦のまわし手であることを意味しています。
有意の人からSAKIGAKE−BITOへ
舩井幸雄が命がけで伝えた「愛」と「想い」を受け継ぎ
知識を叡智に、さらに行動へと変えるときがきました。
いま新時代の“魁(さきがけ)”となり、
ミロクの世の扉を開くのはあなたです。
一人でも多くの皆さまとご一緒できますよう、まずはご案内申し上げます。
最後までお読みいただき、まことにありがとうございました。
=以上=
2014.04.21:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】言葉を失わない努力 (※舩井勝仁執筆)
2014.04.14:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】キリストを感じる旅 (※舩井勝仁執筆)
2014.04.07:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】失うことを怖がらない (※舩井勝仁執筆)