トップが語る、「いま、伝えたいこと」

　先週はアメリカのＦＯＭＣ（米連邦公開市場委員会）と日銀の金融政策決定会合がありました。サプライズは、アメリカが年内にもう一度利上げする確率が高まった事でした。　それで、アメリカの金利が上がったので、円安になり、日経平均も高値を警戒する動きがありながらも２万円を超える水準で取引されています。市場ではより一層の円安株高が進むだろうという見方もなされているようです。まだ、海外勢が本格的に日本株を買い上げるという動きにはなっていませんが、行方を見守りたいと思います。
　懸念はＦＲＢが資産の縮小に乗り出すことを明確にして、引き続き利上げを進めていくことも明らかになりました。また、ＥＣＢ（欧州中央銀行）のドラギ総裁も利上げに言及するようになり、欧米市場の量的緩和で余ったお金が染み出して新興国市場に流れていたものが、逆流するのではないかということです。新興市場のマーケットもかなり上がっていますので、それが暴落すると世界経済自体の成長に影響があるかもしれません。
　個人的には、日本と違って本格的な株式のバブルの崩壊を大恐慌の時から経験していないアメリカのマーケットは、まだまだ根拠のない熱狂を続けて上げていくのではないかと思いますが、バブル崩壊からまだ３０年経っていない日本人には、あの記憶はまだまだ鮮明に残っているので、３万円や４万円に向かって上がっていくことはないと思います。アメリカのバブルも近い将来はじける可能性が極めて高いので、その方が傷も浅いのでいいのかなというのが素直な感想です。
　荻原博子著『投資なんか、おやめなさい』（新潮新書）と榊敦司著『２０２５年東京不動産大暴落』（イースト新書）といういまのマネー社会に対する警告の書を２冊読みました。時には、自分を戒める意味でこういう本にも目を通しておくことも大事だと感じています。黒田バズーカの第二弾のハロウィン緩和はちょうど「舩井幸雄オープンワールド」の準備をしている時に起こりました。父に代わって「いま知らせたいこと」の原稿を会場の控室で書いていた時に、株価をチェックするとものすごい勢いで上げていて、びっくりしたことをなつかしく思い出します。数千人の超意識が目覚めた今回の「舩井フォーラム2017」の前後にも何かのサプライズがあるのかもしれません。

　先週末に開催されましたその「舩井フォーラム2017」にたくさんのご来場をありがとうございました。この原稿の締め切りは、フォーラム初日の直前ですので、感想などは来週書かせていただきたいと思いますがお越しくださったお客様、登壇してくださった講師の先生、今年も出展、出店を下さった各企業さま、そしてこのフォーラム開催にあたり、心を寄せてくださったすべての皆様に心より御礼を申し上げます。
　父　舩井幸雄が天に召されて、私と義弟の佐野浩一がフォーラムの舵を取るようになって早や４年、ただただ１年に１回の舩井ワールドを楽しんでご満足いただけるよう社員一同で準備を進めて参りました。ご来場の皆さんの中には、恒例の秋のお祭りのような気分で楽しみにしてくださっている方もいらっしゃいますし、真摯な学びの場として、毎年のカリキュラムが発表されるとすぐに、登壇される講師の先生の著書をすべて読んで粛々といらしてくださる方もの方もおいでになるとうかがいました。また、スタッフやお客様同士も年々顔見知りになってくださり、同じ志をもつ仲間と、年に１度かならず顔を合わせることに、「生きていることに何か意を強くできるのです」と私に話してくださった方もいらっしゃいました。
　こうして続けることの大切さと貴さを、お客様のほうから実感として教えていただけることに、大変幸せな気持ちになり襟を正しています。このようなイベントを続けて行くことの社会的意義を見極めながら、来年以降どうするかを考えていきたいと思っています。個人的な思いですが、「超意識の目覚め」という段階に至った私たちは、集団で寄り添って何かをするということから、自分の内面を見つめて個々でこれからの社会をどう作り上げるかというステージに来ているのではないかと思っています。

　ユダヤ人を中心とする国際金融勢力が作り上げたこの社会が、お金というシンプルな素晴らしいエネルギーを通じて５次元のエネルギーをこの世にダウンロードして、いまの金融社会、ＩＴ社会を作りあげたのではないかという仮説をお話させていただきました。後は、調和や愛という本来であれば私たち日本人が得意とする分野でも５次元のエネルギーを持ってくることができれば、いよいよ超意識を本格的に使える９次元の世界が開けてきます。マネーやＡＩという分野では、近い将来そのレベルの扉が開いていくことが確実ですので、私たちの役割は大きいと言えると考えています。
　過去の中途半端な４次元のエネルギーにとらわれて、私たちがボトルネックになって新しい時代の到来を遅らせることがないように気を付けていきたいということと、金融ＩＴ社会に素晴らしい調和と愛のエネルギーを降り注ぐ具体的な方法について考えていくのが次の課題だと思っています。Kan.さんのワークで垣間見させていただいた９次元のエネルギーを体験した私たちなら可能だと思っています。
　是非、今年の感想、ご意見、お気づきになったことをお寄せいただけましたら幸いです。かならずスタッフ、関係者と共有して私たちの今後に反映したいと思っております。
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