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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2018年10月8日
長期金利 (※舩井勝仁執筆)

 長期金利が上がってきました。10月4日(木)の10年物の国債の利回りは0.155%となり、日銀がマイナス金利政策を発表してから最も利率が高く(国債価格は安く)なりました。アメリカの長期金利は一時3.23%になり、7年4か月ぶりの水準になりました。金利はマーケットに対して警告を発する大事な指標になるので、注意が必要だと思っています。
 ただ、今回の長期金利の上昇はFRB等が政策金利を小刻みに上げることによって、景気や金融マーケットに大きな影響を与えないように気を付けながら金融の正常化を図ってきた当然の結果であって、健全な上昇と言えると思います。日本も日銀が当面0.1〜0.2%の水準に長期金利を誘導するのを目標とするというガイダンスに従った傾向です。景気回復や株価の上昇に伴って金利は上がりたがっていますので、近いうちに上限である0.2%に近づいていくことが予想される中で、これもやはり当局の意思に従ったものだと考えることができると思います。
 FRBが出口政策を採り始めた時は、こんなに上手く市場がコントロールできるとは思っていなかったので、そちらの方が驚きです。FRBは来年から再来年にかけて状況を見ながら政策金利を3%前後まで上げていき、それに伴って長期金利も4〜5%水準で推移していくのが一番いい政策だと思っているのではないでしょうか。一時は世界の先進国で二度と政策金利を付けられない(ゼロからマイナスになってしまった)と思っていたのに比べれば、当局にとってはかなりいい状態になりました。
 もちろん安心していいというわけではなく、いまの相場はちょっとしたことでいつ崩れてもおかしくない状態にあり、それを鉱山のカナリアのように私たちに知らせてくれる金利の上昇は決して見過ごすわけにはいかない重要なメッセージです。ただ、マーケットが本格的に崩れてくるのはまだ先のように思います。日本の相場は調整はあるにしても、やっぱり中期的には上げていくトレンドにあると見ています。

 にんげんクラブに入会してくださっている方には、毎月月刊誌をお送りしています。
 私も巻頭インタビューを載せていただいていますが、圧倒的人気はKan.さんの連載です。18回目を数えましたが毎回ここから読むという会員様がとても多い連載です。ページのライティングを手がけるこだまゆうこさんとの対談方式がなかなかに刺激的で、Kan.さんはこだまさんの生き方を鋭く指摘をされる箇所が熱いと評判です。
 対談になっている書き物は、世にたくさんありますが、やり取りの中で無難に流れていく編集がされているものも多い中でKan.さん、こだまさんに怒っているな、話が進んでも
こだまさんの返しに納得していないな、というのがライブ感覚でわかる対談です。
 今回は「人玉について、記憶を思い起こす力 今ここを味わう」というテーマでしたが、kan.さんに講演やセミナーでメモをとることについてこだまさんが質問しています。対して、kan.さんはメモをする内容ではなく、それが語られているいまにいないと書くことにエネルギーをとられて、すべてを細胞の奥に落とすことができない、今をただ味わうことを、繰り返し、それを思い起こす時間を自分で持ち、その思い起こした時間で記憶することを書くことが大切だ、すると記憶を思い起こす力が育ってくる とアドバイスしています。
 このあと「思い起こして書くと、抜け落ちてしまうことがいっぱいありませんか?」とこだまさんが質問すると、kan.さんは「この話ですぐあなたは抜け落ちてしまう方のことに意識のポイントを持っていきましたね、それがあなたの癖です。完璧ではないものを嫌うという思考がそこにはあります。自分が思い起こしたことは完璧じゃないから、これは書き残せない、と最初からライターの自分にうぬぼれているわけですね。そうやって何事も完璧じゃないからとやらない人に限って、何もできないし、誰とも出会わずに人生が終わってしまいますよ」と、kan.さんは手厳しいツッコミを入れます。
 このあたりの丁々発止は、まさにkan.さんのライブでの質疑応答を聴いているかのようでなかなかのライブ感があります。こだまさんの質問も、我々が素朴な疑問として感じる目線を大事にしているので、そのことに対するkan.さんの答えはものすごくためになるなと毎回読みながら思います。温かく厳しいKan.さんの回答は、弊社以外のkan.さんのセミナーにもすべて参加しているコアなファンの方からも、「ここでしか読めない」とよく聞きます。
 他にもテラ・ルネッサンスの鬼丸さんやロータスコーヒーの秋山さんなど、「ザ・フナイ」とは違った鋭意執筆陣にご協力いただいて会員限定の月刊誌としては読み応えがある充実のラインナップです。kan.さんの連載も本になる予定も今のところはありませんので、ぜひ皆さんににんげんクラブにご入会いただき、毎月楽しんでいただけましたら、と思いご紹介させていただきました。
                                           =以上=

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