日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
雨のしずくを受けてアジサイがますます色鮮やかな季節です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ある日、船井に「会長は何をしているときが一番楽しいですか?」と聞いたことがあります。
すると船井は、「原稿を書いているときかな^^」と答えてくれました。ホームページや著書の原稿を書いているときが好きな時間なのだそうです。
船井にとっては、仕事が趣味であり、仕事が遊びでもあるので、趣味を持ちたいとはまったく思わないそうです。
仕事が楽しいというのはとても素敵なことだと思います。そしてその仕事によって、誰かの役に立つことができたら、とても幸せなことだと思います。
「あなたの好きなことは何ですか?」
このような質問をされて、皆さまはパッと答えることはできるでしょうか。
子どもだったら簡単に答えられそうな質問ですが、大人はすぐに答えが出てこないことも多いと思います。
そして「自分は何が好きなのか分らない」という大人も多いようです。
子供に、「何をして遊びたい?」、「大きくなったら何になりたい?」と質問をすると、すぐに答えが返ってきます。子供は自分の気持ちに正直で、それを素直に表現しています。
大人はいつから自分の好きなことが分らなくなるのでしょうか。
おそらく、子供から大人になるにつれて、「やらなければならないこと」などを我慢してやるようになると、だんだん好きなことを感じる力が麻痺してしまうのだと思います。ワクワクしながら情熱に従って行動することが少なくなり、長年そのように生活していくうちに、自分が一体何が好きなのか分らなくなってしまうのかもしれません。
船井の言葉に『長所伸展』という言葉があります。
「人にはそれぞれその人にしかできない役割があって、その役割を果たすには自分の長所を伸ばすことがよい」と船井は言っています。そして自分の長所は、自分が大好きなこと、得意なことのなかにあるのだそうです。
だから自分が「楽しい」と感じるとこや、「好きだ」と感じる気持ちはとても大切です。
好きなことをやっていると、エネルギーがわいてきます。嫌なことをやっているときはすぐ疲れてしまいますが、好きなことをしていると、楽しくて時間を忘れてしまいます。
好きなことをやると、普段にはない高い集中力が出て、自分の能力を発揮することができます。頑張らなくても自然とアイディアが生まれたり、自分でも思いつかなかったようなよい展開につながることがあります。努力することが苦ではなく、楽しんで取り組むことができます。
そして、自分の頭を好きなことでいっぱいにすると、物事のよい面に気づきやすくなり、自然とプラス発想ができます。ワクワクしながら過ごすと、よいことばかり引き寄せているように感じるのは、そのためかもしれません。
このようなことからも、自分の好きなことをして、自分の長所を活かしワクワクしながら行動することは、自分にとってもよいことで、役割を果たすことにもつながるような気がします。
好きなことをやることは、わがままなことではありません。自分が好きなことを感じる「感性」や、子供のころのように好きなことを思いっきり楽しむ心を持つことはとても大切です。それが、自分の長所を伸ばして、自分の役割を果たし、幸せに生きることにつながるのだと思います。
2010.06.22:長所伸展で過ごす
2010.06.15:『オフィスは速足で歩きなさい!』(唐土新市郎著 ビジネス社刊)を読んで
2010.06.08:船井が使っている「いやしファーム」
2010.06.01:船井はいつも即時処理
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。