日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-
このページは、2009年11月から(株)船井本社 熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子(あいざわ さとこ)によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
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2012年6月26日
お天気と体調の関係
熱海に咲いている紫陽花 |
梅雨の季節がやってまいりました。
熱海ではピンク、紫、ブルーなど、さまざまな色の紫陽花が咲いています。
紫陽花は雨がぴったり似合いますね。雨の中でもイキイキ美しく咲いています。
雨の季節に、雨が似合う紫陽花が咲くのは、当たり前のことなのですが、不思議だなあと思います。
紫陽花の花びらのように見える部分は、実は花ではなく、装飾花というのだそうです。
また、いろんな色の紫陽花がありますが、色の違いは、土壌のPHや、土壌のアルミニウムの量によって変わるといわれているそうです。まるでリトマス紙のようですね。一般に、酸性ならば「青」、アルカリ性ならば「赤」になるといわれています。
虫嫌いの方にはちょっといやなお話しですが、いま熱海事務所では毛虫が大発生していて困っています。
去年はこんなことはなかったのですが、気づくと事務所の玄関まわりが小さな毛虫だらけになります。はらうのが大変です。事務所は山の中にあるのでしょうがないのですが、はらってもはらっても、すぐどこかからやってきます。お客様がいらっしゃる日は、特に注意しないと、びっくりされてしまうので大変です。昔、自分が通っていた高校で、ある年にカメムシが大発生したのを思い出しました。その時も、ほうきで掃いても掃いても、階段びっしりカメムシだらけになりました。何か自然のバランスが崩れると、こんなふうに大発生するのでしょうか。
熱海にいらっしゃる際は、どうぞお気をつけください(笑)。
熱海は山の中なので、虫にはたくさん遭遇します。虫嫌いの人にとっては、ちょっと厳しいところかもしれません。船井本社の品川の社員の中にも、「虫が出る季節は熱海事務所には行きたくない」と言う人もいます。
少し前のことですが、船井と私が会長室で話をしていた時、ちょうど私たちの間に天井からすとーん!と大きいゲジゲジが落ちてきました。私は思わずびっくりして「わーっ!」と大きな声で叫んでしまったのですが、船井はまったくびくともせず、落ち着いた様子でした。「会長、ちょっと待っててください!いま捕まえますから!」と、一人でバタバタしていたのですが、なかなか捕まえることができないでいると、その様子を見かねたのか、船井はスリッパでボンっ!とゲジゲジをキャッチしてくれました(踏んづけてくれました。笑)。びっくりしたのと、ショッキングな出来事だったので呆然としてしまい、その後しばらく声が出ませんでした。すると、テンションが下がっている私に船井は「もう、次は踏むのはやめるよ」とひと言優しく声をかけてくれました。「まあ、いろいろあるよ」と船井は言っていました。
梅雨の季節は、雨が続いて、何だか気持ちもぼんやりしてしまいがちですね。
私は単純なので、青空でスカッと晴れている日は気持ちもぱーっと明るくなり、曇りや雨の日が続くと、気分が落ち着いていることが多いように思います。
気のせいかもしれませんが、お天気と私たちの心はつながっているような気がします。
お天気は体調にも関係があるようです。
腰やひざなどの関節に痛みのある方が、「今日は雨だから痛いな」と言っているのを聞いたことがあります。熱海事務所で働いている社員の男性は、「雨の日は、昔骨折したところが痛むことがある」と言っていました。まさに「古傷が痛む」状態です。
また、「昔ひどい喘息だったけれど、湿気の多い日に息苦しくなることがよくありましたよ」とも言っていました。湿度があると逆に治まりそうですが、梅雨時などは症状が悪くなることがよくあったそうです。これも、もしかしたらお天気と関係があるのかもしれません。
なかには偏頭痛が出るという方もいます。「今日は痛むから、きっと雨が降るよ」と、まるで天気予報のようにお天気を当てることのできる方もいます。
お天気によって、体の調子に違いが出ることは、多くの方によくあることですが、これは気のせいではなく、「天気痛」とよばれていて、研究も進められているそうです。
気温や気圧・湿度などの変化が、痛みに限らず症状の変化の引き金になる疾患を「気象病」というそうです。
体には、交感神経と副交感神経があります。交感神経は「闘争・運動・労働・ストレス」を感じるなどの時に働き、副交感神経は「リラックス・休む・眠る・内臓が働く・安心感・くつろぐ」などのときに働きます。
気圧が下がると副交感神経が優勢になるそうです。そして、筋肉が緩み、関節の圧力が下がるそうです。
天気が悪いと何となくボーっとしてしまうことがよくありますが、これはこの作用が関係しているようです。
副交感神経が優位になると本来は痛みが少なくなるはずですが、最近、気圧が低下すると、ヒスタミンという物質が増えることがわかったそうです。
ヒスタミンは、外部からの刺激に反応して増え、アレルギーや関節の炎症を起こします。他に血管を拡張させる作用や血管から水分などが周囲の組織にしみ出させる作用により、血圧を急低下させたりします。
またヒスタミンは、神経伝達物質としては交感神経を刺激するそうです。
気圧の低下で、基本的に副交感神経が優勢になりローテンションになっているときに、ヒスタミンの作用で交感神経への逆の指令も出ると、自律神経のバランスが取りにくい状態になり、それに加えてヒスタミンと交感神経の作用で血行が悪くなることで、天気痛は現れるともいわれているそうです。
天気痛の対策には、ヒスタミンを筋肉から押し出すために、血液循環を促す適度な有酸素運動や、ストレッチ、入浴などが効果的だそうです。
これからまだ雨の日が続きますので、もし、お天気が悪いときに体調が悪いなと感じる方はご参考になさってみてください。
※7月よりこの「日日是好日 〜熱海だより〜」コーナーの更新は第2、第4火曜日となります。これまで同様どうぞよろしくお願いいたします。
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Profile:相澤智子(あいざわ さとこ)
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。