船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　皆さま、はじめまして。
　私は、イリアール（株）　企画部の諸橋寛子と申します。
　今日から２月。２０１０年が始まってから、あっという間に１か月が経ちました。年齢を重ねるごとに、時間経過がどんどん速くなっているように感じます。今回は初めてなので、私が今年決意していることについて、書かせていただきたいと思います。

　私は、『iLiR Beauty』という、オリジナル化粧品を会員の皆様にご紹介する、会報誌の制作に携わっています。１６ページという限られたページの中で、毎月のテーマに沿ったアプローチで「iLiR化粧品」の良さを、どうお客様に提案していくかを、日々パソコン画面とニラメッコしながら考えております。

　昨年は仕事をこなすことに追われて、その結果納期が守れないことがありました。もちろん自分なりに最大限の努力はしているのですが、自分のすべきことと、できることに差が生じていることが認められず、できなかった時は、自分を棚の最上段にあげて、「〜がなかったせい」「〜が遅かったせい」などと他責にしていました。恐ろしいもので、一瞬でも自分の気持ちが楽になるとわかると、それからは基本が他責という悪しき状態にはまり、納期が遅れてもあまり気にしなくなりました。とはいえ、心と体は正直なもので、その無理がストレスとなり、食欲に走り、体重は右肩上がりに。

　そんな時、同僚の一人が「諸橋さん、納期は守るためにあるんですよ」と一言。冗談なのか本気なのかはわかりませんが、その時は「言われなくてもわかっているし、でも他のことをやらなければいけないから仕方ない」と、自分を正当化して相手を責める気持ちしか持てませんでした。ところがそれ以来、寝ても覚めてもその言葉が頭から離れません。自分のできる範囲を把握し、いつまでに何をしなければいけないかを見極めることが大切・・・と、悶々とした日々を過ごし、やっと素直に認めることができるようになり、今は同僚にとっても感謝をしております。

　そんなこんなで今年の私は、ありとあらゆることで「スリムになる！」を決意しました。時間のスリム化、業務のスリム化、自分自身の心もスリム化。自分に正直に、すべてに感謝の気持ちを持てる謙虚な心でありたいと思います。それとともに、もちろん太ってしまった体はすぐにでもスリム化したいと思います（笑）
　最初のひと月が終わり、確実な成果が上がっている・・・とは言えませんが、自分が変わったと実感しています。この年齢になり、自分を見つめ、こんなことに気づくなんて恥ずかしいと思いましたが、気付かずに過ごすよりはいいのではないかと思い直しました。いくつになっても、いろいろな場面で学ぶべきことはたくさんあると、改めて実感しております。

　数年前に読んだ、「無理のない範囲で『自然の理』に従い、できるだけ学び、働き、与え、後は楽しく、良いと思うことをし、謙虚に生きる」という船井の言葉の意味を、自分なりに心で感じることができたのではないか思います。