私から見た舩井勝仁 〜最近の舩井勝仁の動向より〜

このページは、普段、舩井勝仁と行動を共にすることも多い、きれい・ねっと代表の山内尚子さんによるコラムページです。
身近で舩井勝仁に接する中で、山内さんが感じることや、舩井勝仁の日々の動向などを山内さん目線で語っていただきます。

2017.03.20(第6回)
本当の自分を生きる

 卒業式でしょうか。先ほど街を歩いていると、花束を持った学生さんたちに出会いました。別れの季節、でも、次の出会いへと向かっていく晴れがましい姿に、エールをおくりたい気持ちになりました。
 人や街並みのあちこちに、春の兆しも感じられるようになりましたね……と書き始めようと思ったら、「寒の戻り」どころではない寒波がやってきているとのこと。それでも、きっと春は確実に近づきつつあるはずの今日この頃、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
 今月も舩井幸雄.comの主宰、舩井勝仁さんの最近の動向を、ちょっと違った目線から楽しくお届けしたいと思いますので、どうぞよろしくお付き合いくださいませ。

 勝仁さんは年明けから意識的に内観を進め、必要以上にアクティブに動き回らないようにされているということを、このコラムでもお知らせしたと思うのですが、それでも色々と動きはあるものです。
 まず、2月23日(木)の夜、東京の文京シビックホールで開催された脚本家・小説家の旺季志ずかさんと、お笑い芸人・絵本作家の西野亮廣さんのトークショーにご一緒させていただきました。テーマは「生き方が仕事になる〜肩書・役割を超えていく〜」、勝仁さんも私も懇意にさせていただいている安倍昭恵さん、赤塚高仁さん、近藤真澄さんもご一緒で、とても楽しい時間となりました。
 旺季志ずかさんは昨年の『ザ・フナイ』に登場されましたし、舩井フォーラムにもご登壇されたので、ご存知の方が多いと思います。その時はコンサバなイメージでまとめられていたのですが、ものすごいイメージチェンジをされていて驚きました。生き方を素直に表現されたそうで、金髪に映えるビビッドなマゼンダピンクのドレスがとてもお似合いでした。
 そして、もうお一方の西野亮廣さんのことは皆さまご存知でしょうか。お笑いコンビ、キングコングのツッコミ担当で、一時期は大変な高視聴率の番組の中でも一番の人気者でした。私はテレビをほとんど見ないのですが、当時小学生だった息子が大好きだったのでご活躍の様子をよく憶えています。今は時々しかテレビには出ていらっしゃらないようですが、ご出版された『えんとつ町のプペル』(幻冬舎)は27万部のヒットとなっていて、100万部突破や小説化、映画化を目指して活動されているそうです。また、過激な発言でブログが週に一度は炎上するということで、ご自身のことを「炎上絵本作家」と豪語されてもいます。
 実はこのトークショーは、そんな西野さんに惚れ込んだ旺季さんが、ご自身の二冊目の小説『虹の翼のミライ』(サンマーク出版)の出版記念講演会にお呼びしてしまおうということで開催されたものだったのです。

 このトークショーにひょんなことから昭恵さんとご一緒することになり、勝仁さんや赤塚さん、真澄さんもご一緒にとご相談し、お誘い役を仰せつかったのが私なのですが、勝仁さんは西野さんのことをまったくご存じなかったそうで、最初はあまり乗り気ではないご様子でした。
 ところが、直前になってなんと『ザ・フナイ』の副編集長であり、勝仁さんの姪御さんでもある船井かおりさんがご出演されることが分かりました。かおりさんも直前まで勝仁さんが来られることをご存じなかったそうで、思いがけないシンクロニシティにみんなでとても驚きながら当日を迎えました。
 さらに、かおりさんの役割は司会だとばかり思っていたのですが、どうもこのトークショーのテーマ「生き方が仕事になる〜肩書・役割を超えていく〜」について少しお話をしてくださいということだったようです。


(写真1)
(写真1:船井かおりさん、とっても素敵でした)

 かおりさんが話してくださったのは、舩井幸雄先生のことでした。舩井先生は船井総研を経営コンサルタントの会社としては日本で初めての一部上場企業にまで育て上げ、「経営指導の神さま」という、すばらしい「肩書」を持っておられました。
 でも、ある時「人は死んでも終わりではないようだ」ということに気付かれ、それを発信することを始められます。当時は今以上に「怪しい」と思われていた精神世界のことを発信されたわけですから、それによって一時会社が潰れそうになるなど、大変な思いをされたけれども、それでも先生は決して止めようとはしなかった。
 それは、まさに「肩書を超える」生き方、さらにはそれを仕事にしてしまう生き方だったのではないか。そして、それによって私たち日本人にとって精神世界は身近なものとなり、多くの人たちが新しい世界に触れ、新しい生き方を選択し始めた。そんな祖父の生き方を誇りに思い、私もそんな生き方を引き継いでいきたいとお話を締めくくられました。
 かおりさんはご自身の想いを舞台の上で話されるのは初めてだったようでした。よく知っているだけに緊張が伝わってきてこちらもドキドキしましたが、原稿に頼らずしっかりとお客さまに語りかけられる姿や、真摯な本心本音が心に響いて本当に良い時間でした。きっと天国の舩井先生もお喜びだろうと思いながら、ふと勝仁さんを見ると、ちょっと今までに見たことがないほど心配そうな表情をなさっていて、ご家族を思われる気持ちになんだかほっこりしてしまいました。(お写真撮っておけばよかったですね(笑))

 こうして始まったトークショーはさすが言葉のプロお二人で、笑ったり驚いたり感心したり、あっという間の1時間半でした。乗り気ではなかったはずの勝仁さんも身を乗り出して聞き入っていらっしゃいました。この時の勝仁さんのご感想は「いま知らせたいこと」やそこにリンクが貼られているにんげんクラブのウィークリーレポートをぜひお読みいただければと思います。


(写真2)
(写真2:トークショーでの様子)

(写真3)
(写真3:トークショーの後のお食事会)

 今月、勝仁さんが参加されたもうひとつの大きなイベントが、3月5日(日)に三重県椿大神社にて開催された、にんげんクラブ愛知主催の「地球への祈りの集い〜紅天女」です。「紅天女」というのはテレビアニメや実写ドラマなどにもなった美内すずえ先生の国民的少女漫画『ガラスの仮面』(白泉社)の主人公たちが憧れ目指す、梅の精が主人公の伝説の演劇のことです。
 この「ガラスの仮面」は1976年に連載がスタートしてから40年以上たっているにもかかわらず未だに完結していないのですが、2014年には累計発行部数が5,000万部を突破しているほどの人気を誇っています。なぜこんなに詳しいかというと、実はこちらは私が小学生の頃から本当に楽しみに読んでいるからなのです。
 「地球への祈りの集い」は年に一度テーマを変えながら開催されていて、今回が三度目の開催になるのですが、私は最初の開催の時からイベントの広報のためのフライヤーづくりを担当させていただいています。フライヤーを作成するにあたって、美内すずえ先生が書かれた舞台「紅天女」の台本を事前に読ませていただいていた私は、その内容の深さや美しさに惹かれ、本当に参加したかったのですが、今年はどうしてもスケジュールの調整がつかず、参加することがかないませんでした。
 ところが、勝仁さんはというと、せっかく参加されるというのに私はともかく昨年ご一緒した魂の兄弟赤塚高仁さん、盟友小川雅弘さんがご参加できないこと、さらに題材が少女漫画という先入観もあって、あまり乗り気ではなかったそうなのです。
 ところが、実際にその場を共有した時、自然との共創共生を謳いあげる「紅天女」の祈りは、厳かでかつ美しいもので、勝仁さんは魂を揺さぶられるほど感動されました。

(写真4)
(写真4:紅天女の様子)

 そして、それと同時に、旺季さん西野さんのトークショーのことも含めて、ご自身が関心を向けてこなかったものが、実はとても本質的だったことに衝撃を受けられたそうです。
 長年にわたって、最新の情報、多くの人が知らない情報と多く接してこられて、自分は本質が分かっているものだと思っていらっしゃったのに、実は全然分かっていなかったのではないか……ということに思い至られたようでした。
 3月13日の「いま知らせたいこと」で、勝仁さんは、いまご自身が最も注目されている「サイコパス」の特徴を挙げられて、自分にその側面が多分に見受けられると書いていらっしゃいます。きっかけは大統領選の結果の予測を外してしまった理由を探る中で「トランプ大統領がサイコパスである」という中野信子氏による見解に接したことなのだそうです。
 そして、おそらくは上記の二つのイベントのような、みんながすばらしいと感じているところが分かっていなかったということに対しても、ご自身の特異性、あるいはサイコパス性を感じられたのではないかと思います。

 ただ、猟奇的、享楽的な殺人事件を起こすような正真正銘のサイコパスというのは、その特異性に気づくことはあっても罪悪感を持つことはなく、むしろそれを楽しんだり正義と信じて疑わないもので、決して自ら反省したり矯正しようとされることはないと言います。
 その前提に立って、挙げられている特徴を見ながら私が感じたのは、実はサイコパス傾向というのは、良くも悪くも特殊な状況や、環境、あるいは心境になれば、実はどなたにも出てくる可能性のある、後天的な側面がほとんどなのではないかということです。もしかすると、勝仁さんはその側面が出てきやすい状況に身を置かれてきたから、当てはまるところが多いと感じられたのではないでしょうか。

 内観と浄化を進めていくと、誰もが自分に都合の悪い側面にぶち当たるものです。だから、クリーニングの最初の言葉は「ごめんなさい」なのでしょう。そして、感謝の後には必ず、なぜ自分はそんなことをしてしまったのかという、その原因が出てくるように思います。そして、その多くは置かれてきた環境や常識、あるいは肩書や役割に左右されて、本来の自分を生きていなかった、無理をしていたということのように思えるのです。
 勝仁さんは内観と浄化を進められ、壁が取り払われて心に余裕、隙間ができたのだろうと思います。そして、そこに入ってきたのが上記のような感動だったのでしょう。もしも、内観を進めていなければ、多くの情報や知識に阻まれて本質的なメッセージが心に届かず、大きな感動もなかったかもしれません。また、ご自身のサイコパス性が見えて、良心を取り戻そうとも思わなかったかもしれないのです。

 このコラムがアップされるのは、前回お知らせした宇宙の新年である春分の日ですね。お正月に立春にと、何度も「新年」を迎えましたが(笑)、この春分から本当に2017年が始まるようです。年の切り替わりも、季節の移り変わりと同じように、少しずつ色を変えていくものなのかもしれませんね。
 真摯な内観と浄化を経て2017年の宇宙元旦を迎えられた勝仁さん、そのうえで新たな情報に敏感に反応していかれるのではないかと感じます。「本当の自分を生きる」ご選択をされた勝仁さんの、これからのご発信がとても楽しみですし、それを受け取る私たちもしっかりと地に足をつけて、本当の自分を生きていきたいですね。

 それでは、今回のレポートはここまでとさせていただきたいと思います。最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
 もうずく南から桜の便りが届きはじめますね。どうぞお元気にて輝く春をお迎えくださいますように。
 そして、来月もどうぞお楽しみに♪


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山内 尚子(やまうち なおこ)
Profile:山内尚子(やまうち なおこ)
株式会社きれい・ねっと代表
1974年兵庫県生まれ。新日本文芸協会加盟。様々なジャンルの本づくりのかたわら、多くのイベント・講演会などを企画して、「なおちゃん流ホ・オポノポノ」を伝えるとともに、「誰もが主人公となって、表現できる場所づくり」を提案。自らの体験をもとに語る言葉は、セラピーのように温かく心に響く。著書『やさしい魔法ホ・オポノポノ』『こころの宝物』(きれい・ねっと)ほか。
http://kilei.net/
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