トップが語る、「いま、伝えたいこと」
先週のことです。隣りに住んでいる娘の長男(中学2年生)と、久しぶりに1時間ほど話しました。もちろん家内と3人で話したのです。
私:「これから時々、まじめに生き方について話そうや。ところでメモ帳は持ってないのか?」
孫:「持ってないよ」
私:「よいことを聞いたり思いついたら、すぐメモをとるクセをつけた方がよいよ」
家内:「はい、このノートをあげるから、これをメモ帳にしなさい」
私:「そうそう、クセづけが大事だよ。これからおじいちゃんのいうことで、よいことと思ったら、必ずメモをとることだよ。まず一番はじめに『メモをとるクセをつける』と書きなさい。
つぎにね、『よいクセをつける』…と書いてごらん。私も小学3年くらいからは、メモを必ずとってきたんだ。一週間たつと、それらを読みなおし、大事なことはメモノートに書く。
一ヵ月のメモノートをまた読みなおし、ポイントだけを毎月まとめてきたんだが、これはいいぞ」
孫:「できるかな」
私:「だからクセづけなんだ」
家内:「この子にとって、もっとも大事なことは何か。どんなクセか、ちょっと言ってやってください」
私:「そうだな、
@まず、生命がけでどんなこともやるクセをつけること かな。
Aだから好きなこと、得意なことを一生懸命やればよい。
Bまた、世のため、人のためになることをやればよい。
C迷うことはしないことだね。迷わずやりたいことをやるんだね。
Dそして自分で責任のとれることをするんだ。
これが五つの原則で、できればこの五つのうち一つでも×があったら、そのことはやらないというクセをつけることだね。
ところで君は何が得意で、何が不得手なんだね」
孫:「スポーツが得意かな。理科が苦手だよ」
…こんな調子の一回目でしたが、私はあらためてこの日、孫のすなおさにびっくりしたのです。
7人の孫がいるのですが、まじめに「生き方」などを話してあげたことが一度もなく、今回が「はじめて」であることに気づいたのも、びっくりでした。
それと、メモをとるノートをもらって、うれしそうにメモをとる孫の姿にはうれしくて、これにもびっくりしました。
もともと教えるのが下手で、また面はゆくて、人にたのまれた時以外はアドバイスをしてこなかったのが私です。
それから人から教わることが大きらいだったのも私です。
そういう自分を心から反省した1時間でした。
今度話す時は、充分に準備もし、孫からも多くの質問もしてもらって、もっと楽しく一方的でない会話にしようと思っています。
75才になっての初経験、多くの反省…これらにもびっくりしています。
しかし、孫ってかわいいですね。
=以上=
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