トップが語る、「いま、伝えたいこと」

　月刊『にんげんクラブ』の２００８年９月号（船井本社刊、有料会員にだけ発送している月刊誌です）を読んでいて、これだけはこのホームページの読者に知らせたいと思ったことがあります。
　それは、前号に引きつづいて、「今月の仕事人」に登場した土田裕三さん（日本一の鍼治療師といわれている人で、８月１日のこのホームページの私の発信文を読んでください）へのインタビュー記事でした（インタビュアーは上田裕子さんです）。

―世界平和を祈り、生かされている命に感謝する―

土田先生の考える健康の秘訣とは

―土田先生の考える、健康の秘訣を教えていただけますか？

土田　まずは体を冷やさないこと、とくに足元を冷やさないことです。パソコンとクーラーを使っている人は、気をつけてほしいと思います。クーラーというのは、冷たい空気が下に溜まります。そうすると、足が冷えて、氣が頭のほうに上ってしまい、自律神経失調症などの症状を引き起こします。また、パソコンを長時間使用している人も同様に、頭や目の使いすぎから、氣が上に昇ってしまって、自律神経に負担がかかります。だから、ちょっと目や頭が熱くなってきたな、と思ったら必ず冷やしてください。
　２０年前はそうでもなかったのですが、最近は神経症の人が多いでしょう。これはパソコンのやりすぎで自律神経に負担をかけていることも原因の１つだと思いますよ。

――そうでしょうね。確かに私も一日パソコンの仕事をしていると、頭がボーっとしてしまうことがあります。

土田　僕はパソコンを扱えないのだけれど、仕事をやりすぎると、やっぱり体がのぼせますよ。そういうときは、氣が上にあがっているのがわかります。
　それから、もう一つ健康の秘訣は、上手に風邪を引くということです。

―風邪を上手に引くのですか！？

土田　そうです。僕は、風邪は良いものだと思っているんです。なぜ風邪を引くかというと、体が冷えるからなんですね。体が冷えると、氣の流れが悪くなります。そうすると、体の体液、血液などが濁って汚れてきて、体の調子が悪くなってくる。その原因は何かというと、痰の固まりなんです。痰が体にたまると、調子が悪くなります。痰は冷えると固まりますが、熱が出ると、汗と分解して溶け出てきます。そのため体は、体を治そうとするために自然に熱を出すんだと思います。風邪を引いて汗をかくと臭いでしょう。あれは、病気で体に悪いものを汗で出しているから、臭いんだと思います。熱が出るとつらいし、臭いからイヤだ、と思うかもしれませんが、風邪は上手に引いたほうが、体は健康になるんです。

―そうなんですか。風邪を引いてしまうのは、体が弱いからと思っていましたが、健康になるために引いていたんですね。

土田　風邪を引いたら、薬を飲んだりしないで、ただ寝ていればいいんですよ。せっかく熱を出して、悪いものを体から出そうとしているところへ、抗生物質や熱さましを飲むと、汗が出なくなって、体を冷やしてしまうんです。咳止めを飲むのも、一緒ですね。エヘンと咳をして痰を出そうとしているのを、とめてしまう。咳をして、痰は出したほうがいいと思います。
　だから、僕はまわりの人が風邪を引いたら、「風邪を引いてよかったね」と言うんです。そうしたら、「変な先生だね」と言われますが（笑）。
　僕は年に二回くらい風邪を引きます。その際は葛根湯（かっこんとう）などの汗を出す漢方薬は飲みますが、風邪薬は飲みませんよ。現代人は自分が風邪の原因を作ったのに、早く症状だけを治そうと思って薬を飲みます。それも、一錠でもよくないのに、二錠、三錠とたくさん飲みます。そうすると、本来の自然治癒力が無くなってきて、体がおかしくなってくるんです。
　要するに、体は冷やさず、暖め、上手に風邪を引くことですね。たまに温泉などに入るのは、とても良いことでしょうね。

―そうですか。体を冷やさず、上手に風邪を引くよう気を付けようと思います。

見た目のかっこよさよりも、体の健康を大切に

土田　そうそう、それからパソコンをする女性はピアスやイヤリングはしないほうが良いでしょうね。ピアスの穴を開けると氣が乱れますし、イヤリングなどをしていると、氣が頭のほうに上ります。これも自律神経に影響を与えます。

―ピアスもそうなんですか。

土田　そうです。気をつけてくださいね。目が潤んでいる人は、氣が上に上っている証拠です。目が潤んでいると、足が冷えているな、ということもわかります。パっと見て、そういうところからも体の健康は判断できるんですよ。
　現代の女性のファッションには、体に良くないものが多いですね。足元を冷やしたり、お腹を冷やすのは、もってのほかですし、ピアスも良くないです。また、化粧も本当は良くないと思いますよ。化粧をすると顔の毛穴が呼吸できなくなってしまいます。シミを作らないために日焼け止めを塗ったりするのでしょうが、僕から見ると、シミを作るためにやっているように思えます。洗うだけで、何もしないのが肌には一番良いのではないでしょうか。
若い女性はいずれ子供を宿す大切な体ですから、ストッキングにスカートばかり履いていないで、シルクや綿の五本指ソックスなどが良いでしょうね。パっと見た目のファッションやかっこよさよりも内面の美しさ、体の健康のほうが、本来は大切なことだと思いますけれどね。

―そうですね。私自身も、もっと本来の健康について考え直そうと思います。

土田　そうはいっても、僕自身は、自分の健康に非常に好い加減なところがあってね（笑）。今日だって働くのに夢中で、朝からまだごはんを食べていないくらいですよ（笑）。（※この時すでに夕方５時でした）
　なぜこんなに神経症の人の気持ちがわかるかというと、自分自身も以前に自律神経失調症になったことがあるからなんです。あんまり患者さんがたくさん来るものだから、無理をしたんです。朝の６時から、翌日の２時半まで診療をして、その後スタッフはご飯を食べに我が家に来ます。スタッフが帰ったらすでに朝の４時半なのですが、６時にはもう次の患者さんか来るから、寝ている暇がなかったんですよ。そんな無茶な働き方を続けたら、自律神経失調症になりました（転載ここまで）。

　私は、最近彼と付きあいが深くなり、健康について非常に大事なことを教えられています。
�@どんな客も大事にする。
�A絶対に人を差別しない。
�B自分の仕事に絶対の自信を持っている。
�C絶対に人のいやがることをしないし、言わない。
�Dよく働く。

　などなどですが、前立腺肥大や顔面マヒで困っている人、難病で困っている人はぜひ電話してみてください。
　ＴＥＬは、０３−３７８３−１８２８ですが、多分、私の言うことがお分りになると思います。
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