トップが語る、「いま、伝えたいこと」
佐野浩一編著『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』 |
1月3日のこのHP上で少し予告しましたが、きょう1月11日に佐野浩一君の編著『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』が発刊され書店に並びます。
同書『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』はハードカバーで450ページ近い大著ですが、船井幸雄公式ツイッター「YUKIO FUNAI BOT」(http://twitter.com/yukiofunaibot)の中から、えらばれた366のコトバが紹介され、解説されています。
出版社は成甲書房、定価は本体1,900円です。佐野君は私の娘ムコで、私が大株主の(株)本物研究所の社長です。
読んでみましたが、なかなか分りやすくて、私自身も勉強になりました。
ここへ同書の「はじめに」を、転載紹介します。
はじめに
「私」とは「あなた」なのです!
この本を手にとってくださって、ありがとうございました。
そして、この本をお読みくださり、ありがとうございます。
さて、早速ですが、あなたの疑問にお答えします。
「“私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて”なんて……。いったいどういうことなんだろうか!?」
はい、お答えします。
一人でも多くの方に、書名のはじめに記した「私」になっていただくことを心から願って編集し、書かせていただきました。つまり、この書名にある「私」は、この本を手に取ってくださったすべての方、つまり「あなた」なのです。
一人でも多くの方に、船井幸雄の珠玉(しゅぎょく)の言葉に触れていただけたらと思います。そして、一つでも多くの言葉や考え方に触れていただくことで、これからの未来がきっと、もっと明るく、楽しく、イキイキ、ワクワク開けていくようお祈りします。そして、船井が伝えたいことがらの「当事者」になっていただけたらと願っています。「当事者」になっていただくことで、それぞれの言葉に託された深い意味合いを理解していただけると思うのです。自分なりに解釈していただくことで、ご自分の“言葉”としてより具体性を帯びた、あなたご自身のご“人生訓”のようなものが見つかるかもしれません。いや、きっと見つかるはずです。
いずれにせよ、船井の数多くの言葉は、私たちに幸せを運んでくれます。そんなふうに、いまこのページを開いてくださっている“あなた”のことをイメージしながら、ワクワクしながら船井の言葉を吟味し、選び出しました。そのもととなったのは、「船井幸雄・公式ツイッター“Yukio Funai Bot”」で一日三回ずつ、毎日公開してきた膨大な数の言葉たち。その読者のお一人からのご提案によって生まれたのが本書です。毎日、一生懸命お読みくださっていたその方は、実は本書を出版してくださった成甲書房の田中亮介さんでした。
「これらの珠玉の言葉を佐野さんのフィルターをとおしてまとめ、表現してほしい」
この言葉に、勇気をもって挑戦させていただこうと思いました。本当にありがとうございます。そこからピックアップしたものを16のテーマに分類し、不肖の弟子ではありますが、それぞれのテーマにこめた私の感性で配列し、各章にガイダンスの意味合いも込めて小文をまとめさせていただきました。一つひとつの珠玉の言葉が、「あなた」の幸せにつながっていくことを心から祈っています。
幸せって何だろう……?
船井は、あるとき次のような言葉を口にしたことがあります。
「自分で、自分は幸せだと思うときが、幸せなのだ」
さらに、次のように付け加えました。
「幸せというのは自分の主観なのだから、『幸せだ』と思えば幸せなのだし、『幸せではない』と思えば周りの人がどう言おうが幸せでない。したがって、どんなときでも『幸せだ』と思える人が、“もっとも幸せな人”だと言える」
船井の“幸せ観”が非常によくあらわされていると思います。
そういわれれば、そうだな……と思います。
お金がたくさんあったら幸せ?
たくさんの高価なものに囲まれていたら幸せ?
自由に使える時間がふんだんにあったら幸せ?
名声や地位を得たら幸せ?
おそらく、幸せだと感じる人もいれば、そうでないと感じる人もいるのでしょうね。 つまり、金品や地位、名誉に囲まれていても、その人が幸せでないと思っていらっしゃるなら、幸せではないでしょう。逆に、経済的には恵まれなくとも、温かい家族や友人に囲まれて、幸せを感じている方もいらっしゃるでしょう。要するに、主体である自分自身が何に価値観を置き、何に喜びを感じ、何を幸せと考えるかによって、すべて異なるということなのです。
私たちの暮らし一つとってみても、同じようなことが言えると思います。
かつては、物がなかった時代が続きました。しかし、いまはあり余るほど物であふれています。果たして、一概に、物があるいまの方が豊かになったのか、幸せになったのかというと、答えに窮してしまうのではないでしょうか? 幸せは、「ある」から得られるものではなく、「感じる」から得られるものと考えれば、うまく理解できるように思えるのです。そして、「もっとも幸せな人」は、幸せをいつも「感じる」ことができている方なのでしょうね。きっと……。
私たちは、この世にどうして生まれてきたのか?
なぜ、この世に生かされているのか?
船井幸雄は、このような“難題”にも果敢に答えを見つけようと取り組んできたようです。私なりに船井の言葉を丹念に吟味しながら、いまできる限りの解釈をするとすれば、「誰かの投に立つため」だと思うのです。人は誰かの役に立つことを喜べる生き物だと思います。つまり、誰かの投に立つことによって幸せを感じられるといってよいでしょう。
人生は、まだまだこれからも、たくさんの命題を投げかけてくれるのだろうと思います。その一つひとつに答えはもらえないとしても、「あなた」とともに、船井の言葉のいくつかをそのとき、そのときのヒントにしつつ、幸せを育てていきたいと思っています。
この本のテーマはズバリ、「幸せ」です。
2010年極月 佐野浩一(転載ここまで)
以上のとおりです。よろしければ、ぜひお読みください。よろしく。
=以上=
同著『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』のご購入はコチラからどうぞ
→ http://www.honmono-ken.com/event/200/
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