トップが語る、「いま、伝えたいこと」
いまは、近未来に何が起こるか全く分らない時代です。私は終戦の1年くらい前(1944年=昭和19年)から、戦後の数年間、このような時代を過しました。
たとえば、私は大阪府立河南高等学校の第3期生です。母校(旧制 富田林高等女学校)が、今年創立100周年を迎えるからというので、校長さんから1000字くらいの高校時代の思い出を書いてほしい……と依頼を受けました。
ところが、私の高校時代というか、中学から高校時代(1945〜1951年)は、敗戦直後、連合軍の占領下で、それこそ何が起きるか分らない混乱の時代でした。
以下は、100周年記念号用に私の書いた原稿です。どんな時代だったかを、これで知ってください。
河南高等学校の卒業生なんだが?
第3期生 船井幸雄
私の卒業した学校は、現在の松原市にある恵我国民学校、大阪府立富田林中学校併設中学校、河南高等学校、そして京都大学の四つだが、この中で河南高等学校だけは、その本来の校舎に一度も行ったことがない。これは第3期生の男子生徒だったほとんど大半の人が同様だと思っている。
1945年(昭和20年)4月に、私たち男子生徒は旧制の富田林中学校に入学したのだが、学制改革で富田林高女と生徒を交換して男女共学になった。私たちと一年下の学年も同様であった。女学校側へだれが行くかは抽選で決められたのである。こうして私たち3期生は河南高校の最初の男子生徒になったのだ。
しかし中学、高校の6年間、私たち男子生徒は一貫して、現在の富田林高等学校の校舎で学んだのである。女学校の校舎は占領軍が使用していたからだと思う。高校時代は上級の1、2期生も全員が富田林高校の校舎で学ばざるを得なかったが、彼女らは男女共学にはならなかった。それに、富高の校舎も1/4くらいは米軍が同居して使っていたから、私の河南高校時代は、実にややこしい環境下にあった。
とはいえ、若さと、すばらしい先生方のおかげで良く学んだし、女子生徒のことも少しは分ったようだ。第4期生も同様だったと思う。3期生、4期生は京大、阪大、東大、大阪市立大などに何十人も進んだと思うが、よく学び、たのしい高校生活を送ったといえそうだ。戦時中の不自由さのあとゆえでもある。
他人のことは分らないが、第3期生の男子は、私同様のびのびと高校生活を送っていたと思う。
私は高校1年生の時に、生徒自治会の会長になったり、上級生のお姉さんにかわいがられたり、同期生の女性に淡い恋心を持った記憶ぐらいしかないが、ともかく自由をたのしんでいた。よい日々だった。
その後、日本の経営コンサルタントの草分けのようになったり、船井総研など多くの会社を創り、著書を約400冊も出す社会人になった。
この私が河南高校卒で良かったと思っているのは第21期生の飛鳥昭雄氏(ペンネーム)と特に親しくなったことである。彼は実にアタマがよく広く深い知識人、情報人として国際的に大活躍している。特にアメリカ人との情報人脈はすごいと言える。すでに150冊くらいの著書もあり、常に教えられている。
こんな人もいるのが河南高校の卒業生である。
(ちなみに、飛鳥氏は「3.11大震災は、アメリカの環境兵器で起こされた可能性が強い」と発言して、いま注目されている。)(原稿ここまで)
いま、朝倉慶さんなどは、アメリカが中心になって金本位制を復活させそうだ……と言っています(当サイトの朝倉さんのコラム『“超プロ”K氏の金融講座』参照)。私は金本位制をアメリカがやめると宣言した1971年8月15日にはちょうど所用でニューヨークにいました。いわゆるニクソンショックに、現地のアメリカ人ととも、「どうなるのだろうか」と議論したのをおぼえていますが、この時のアメリカの決めたムチャが通り、為替は変動相場制になり、いまのようなお札をいくらでも刷るという変な時代になりました。
すべて必然、必要かも知れません。しかもそれがベストにできるのが人間世界かも知れません。
ところで、このような目先すらはっきり分らない現在のような時はどのように生きればよいのでしょうか。
私はまず「根元的にマクロに考えなさい」と言っています。具体的に言いますと、それが8月20日ごろに出ます拙著『予測はしないほうがいいのだが』という学研パブリッシング刊の予測です。
この本で書いた結論は、すべて根元的に考えたのです。
これについては同書を御一読ください。
それから「本物の生き方をしよう」と言っています。
以下は8月に開催された船井総合研究所の主宰セミナーでの私の講演レジュメです。
このホームページや『ザ・フナイ』の読者には、解説は不要と思います。
本物の生き方をしよう
船井 幸雄
1.ふつうは気づかないが、いよいよ大激変がはじまった
(1)3.11大震災が「きっかけ」
(2)世界の三大注目予測機関の予測が一致
@コルマン・インデックス
AWEB BOT
BLEAP/E2020
(3)『聖書の暗号』と『日月神示』
(4)結論
@2011〜2014年は大難の可能性あり
A日本人に大きな役割がありそうだ
B人間は、「決められていた存在」から「未来を創れる存在」になれそうだ
2.これからは「本物の生き方」をしよう
(1)「本物の生き方」とは「自然の理」に従った生き方
(2)主な「自然の理」
@単純 A万能 A調和 Cムダがない
D公平 E自由 F長所活用 G互助
H秩序維持 I美化進化 J善化進化 K波動の原則
3.近未来予測
(1)資本主義は2020年までに崩壊するだろう
(2)病気も2020年ごろまでに無くなるだろう
(3)フリーエネルギー時代になりそうだ(日本は、メタンハイドレートだろう)
(4)核とプラズナーは悪用できないだろう
(5)現在の常識は数年内に非常識になりそうだ
4.経営について
(1)やはりトップが大事
(2)衆知は正しい
(3)安全と、確信のできることだけをやろう
(4)謙虚と客志向は何より大事
(5)どんな仕事にも「生命」をかけること
【参考図書】
@朝倉慶著『2012年、日本経済は大崩壊する!』(2011年7月 幻冬舎刊)
A原田武夫著『脱アメリカ時代のプリンシプル』(2011年7月 きこ書房刊)
B岩本沙弓著『為替占領』(2011年7月 ヒカルランド刊)
C岡崎公彦著『がんの特効薬は発見済みだ!』(2011年3月 たま出版刊)
D船井幸雄著『「包みこみ」と「確信」が今後の決め手』(2011年3月 徳間書店刊)
E船井幸雄著『本物の生き方』(2011年5月 海竜社刊)
F船井幸雄著『世界でもっとも入りたい5つの会社』(2011年6月 李白社刊)
G船井幸雄著『予測はしないほうがいいのだが』(2011年8月 学研パブリッシング刊)
=以上=(レジュメ転載ここまで)
はっきり言いまして、マクロに根元的に把んで、どんなことにも動じず、本物の生き方をするのが正しい対処法でしょう。というより、どう考えてもそれ以外にないと思うのです。
ぜひ読者なりに、ゆっくり検討して考えたうえで正しく生きてください。
分らないと思うと不安で心配になります。
何が起きても大丈夫と思えばよいのです。
根元的という点では、「あの世」と「この世」の関係なども正しく知るとよいと思います。それにつきましては、8月22日のこのホームページで、私の分っていることをできるだけ簡単に詳述したく思っています。よろしく。
=以上=
2011.08.25:【船井幸雄が、いま読者に一番知ってほしいこと】本の読み方
2011.08.22:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】今年の9月・10月は天災の起きる可能性が大きい。注意しよう
2011.08.18:【船井幸雄が、いま読者に一番知ってほしいこと】先のほとんど分らない時代、このように対処して生きよう
2011.08.15:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】予測はしないほうがいいのだが(私の近未来予測書が本になって出ます。)
2011.08.11:【船井幸雄が、いま読者に一番知ってほしいこと】これからは体調が完全に回復するまでは、「療養第一」をやってみます。
2011.08.08:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】疑問に思ったら、理由とか原因を正しく知ろう
2011.08.04:【船井幸雄が、いま読者に一番知ってほしいこと】これだけは言っておきたい
2011.08.01:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】「未来が分る人」などフシギな人を上手に活かそう