トップが語る、「いま、伝えたいこと」
欧米はワクチンの接種が進んでいてコロナ禍を克服したという考え方からなのか、アメリカの株価が連日史上最高値を更新しています。例えば、NYダウ平均は8月12日(木)の終値で35,500ドル近辺まで来ていますが、それに対して日経平均は13日(金)の朝の時点で28,000円割れの水準で停滞しています。アメリカの株価が上がっていることや円安傾向が続いていることは好感されるのですが、それでも感染拡大が重荷になっていてなかなか上げていけないというところでしょうか。
皆さんはそろそろワクチン接種も済まされたことでしょうか。大手企業にお勤めの方は皆さま大体職域接種をすまされているようです。新聞では40歳代、50歳代の接種が進んでいないのでこの世代の重病化が進んでいるのが問題だという報道になっています。私も接種をすすめればいいと思っていますが、いろいろなことを知っている意識の高い系の友人は積極的にワクチンの接種を受けようと思っている人はほとんどいないように思います。ある友人が日本や東南アジアでのデルタ株の蔓延は集団免疫の獲得が進んでいるということだと話していました。
個人的には、医師の近藤誠先生が書かれた「新型コロナとワクチンのひみつ」(ビジネス社)に一番共鳴しています。近藤先生のかかれていることを全て理解しているわけではないので無責任なことは言えませんが、ワクチンで集団免疫を獲得するよりも、より軽症で済む若い人たちは実際に感染して免疫を獲得する方がいいのではないかという気がしています。もちろん、お仕事柄そんなことは言っておられない方がワクチン接種をされるのも何の問題もないと思っていますが、エキセントリックにならずし冷静に考えて対処していただければと思います。
日本での、株価の行方がコロナの感染症が広がることで影響されているということは、いわばとても健全な状態と言えるのかもしれません。日本の場合、日経平均が4万円にならなくてもそれほど困る人がいるとは思えません。いまの水準をキープしてくれれば、そんなに問題はないのではと考える人が多数派なのかもしれません。投資のあり方が肉食的なものから草食的なものになってきているのが日本のあり方だと考えれば、いまの状態も悪くないと思えてきます。
ちょうど献本いただいた「「バイオサンビーム」で病気が治った」(風雲舎)という本の帯の一文に目がとまりました。「がん、アトピー、脳腫瘍、腰痛、リウマチ、喘息、新型コロナウイルスもどき・・・片田舎の小さなクリニックに、全国から患者さんが押し寄せています。」、著者の青木秀夫先生は静岡の富士宮でクリニックを経営されています。どのような意図で書かれたのかはわからないけれど、「新型コロナウイルス『もどき』」のもどきという表現が気に入りました。
7月28日のにんげんクラブのウィークリーレポートに紹介させていただいたように青木先生は我が家の主治医のような存在で、いつも大変お世話になっています。この表現から、青木先生のこの未曾有の時代に対してのこの得体の知れないウイルスに対する気概を感じることができました。
バイオレゾナンス医学を土台とした治療を積極的に行なっておられます。理由は矢山利彦先生の開発されたバイオレゾナンスなら医者が治せない数々の難病を何とかすることができるからです。人間の心身を蝕む病気の原因、金属汚染、電磁波、潜在感染、化学物質、内因(ストレスなど)の5つを気功をベースにした医療で、矢山先生は結果を出していらっしゃいます。青木先生は東洋医学に造詣が深く、漢方からバイオレゾナンスへシフトされたようです。
ちょっと困るのは、生もの(お刺身、お寿司、サラダ等)を食べないことがバイオレゾナンス療法の基本中の基本で、実際にこれらを食べないでいると体調が目に見えて改善します。ただ、美味しいものをたべないのは辛いし、友人の中には3食寿司でもいいというお寿司フリークもいるので、付き合いに悪くなるのもどうかなと思っています。何事もバランスで中庸を目指していくことを基本に考えていきたいとは思っています。
それから青木先生は学生時代に作家の芹沢光治良先生の作品に大きな感銘を受けたというところにも少し縁を感じました。芹沢先生は現在あまり書店に並んでいない戦前から昭和まで活躍した純文学の作家ですが、戦前にノーベル文学賞の候補になった「巴里に死す」という作品は、フランスで最も読まれている日本人の小説だと言いますし、大江健三郎先生以下、芹沢先生を師匠と仰ぐ大作家も枚挙にいとまがないそうです。
父も生前好んで読んでいて今でも熱海の書斎のいい場所に本が並んでいますし、我が母も熱心な愛読者で、生きる指針をいくつも見つけたと言っていました。精神性の高い芹沢文学に薫陶を受けた青木先生は『医療と神のスピリットをつなぐ』医師だと感じました。皆様にはこちらの本も、芹沢先生の作品もぜひ両方ふれていただきたいなと思います。
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2021.08.23:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】核の傘でいいのか!? (※佐野浩一執筆)
2021.08.16:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】病気を治す医者になる (※舩井勝仁執筆)
2021.08.09:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】「いま、ここに生きる!」 (※佐野浩一執筆)
2021.08.02:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】リト (※舩井勝仁執筆)
舩井 勝仁 (ふない かつひと)
株式会社船井本社 代表取締役社長 1964年大阪府生まれ。1988年(株)船井総合研究所入社。1998年同社常務取締役 同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。 2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミロクの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けた。(※「にんげんクラブ」の活動は2024年3月末に終了) 著書に『生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『未来から考える新しい生き方』(2011年 海竜社)、『舩井幸雄が一番伝えたかった事』(2013年きれい・ねっと)、『チェンジ・マネー』(はせくらみゆき共著 2014年 きれい・ねっと)、『いのちの革命』(柴田久美子共著 2014年 きれい・ねっと)、『SAKIGAKE 新時代の扉を開く』(佐野浩一共著 2014年 きれい・ねっと)、『聖なる約束』(赤塚高仁共著 2014年 きれい・ねっと)、『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(朝倉慶共著 2014年11月 ビジネス社)、『智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』(竹田和平、小川雅弘共著 2015年 ヒカルランド)、『日月神示的な生き方 大調和の「ミロクの世」を創る』(中矢伸一共著 2016年 きれい・ねっと)、『聖なる約束3 黙示を観る旅』(赤塚高仁共著 2016年 きれい・ねっと)、『お金は5次元の生き物です!』(はせくらみゆき共著 2016年 ヒカルランド)がある。 |
佐野 浩一(さの こういち) 株式会社本物研究所 代表取締役社長 株式会社51コラボレーションズ 代表取締役会長 公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事 ライフカラーカウンセラー認定協会 代表 1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。 著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 |