船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:石原 和夫
この社員コラムのタイトルが「本音で生きよう」に変わりました。
それにふさわしい内容で、とても心に残る本がありましたので、
ご紹介させていただきます。
結婚記念日と妻の誕生祝いを兼ねて何かプレゼントを贈ろうと
妻を誘って出かけました。
バッグを欲しがっていたので、いくつかのお店をのぞいてみたのですが、
なかなか気に入ったものが見つからず、あきらめかけた時に妻の好きそうな雰囲気のお店が目に留まりました。
店内は簡素ですが、自然の木を活かした素朴なレイアウト。
布製のブラウン基調の優しいバッグが眼につきました。
妻に見せると、とても気に入った様子。
さらにそのバッグの傍には、本が置いてあります。
それが『裸でも生きる』(講談社)でした。
副題の「25歳 女性起業家の号泣戦記」
というタイトルに覚えがありました。
本屋のビジネスコーナーで見かけ、気になりながらも、今まで読む機会がなかった本でした。
講談社刊、2007年9月に一刷が発行されてから2010年8月の約3年で13刷と版を重ねています。
店員の方に聞いてみると、著者の山口絵理子さんがショップのオーナです、とのこと。思わずバッグと一緒に買い求め、帰りの電車で読み始めました。
読み始めると、飾らない裸の本音が心に響いて、一気に読み終わってしまいました。
著書の山口絵理子さんは、株式会社マザーハウス代表取締役兼デザイナー。
1981年埼玉県生まれ。小学校時代はいじめに遭い不登校となりましたが、子供ながらに懸命に克服。
中学時代は、その反動で非行に走りましたが、友達が薬物などに冒され次々に転落していく中、柔道に出会い更生しました。
彼女のおもしろいところは、柔道の才能を認められ、女子の柔道名門高校からスカウトが来たにも関わらずそれを断って、男子柔道部の名門高校(工業高校)に入り、唯一の女子柔道部員として所属。猛特訓の結果、全日本ジュニアオリンピック第7位になったところです。
その後、進学する学生がほとんどいない環境で、担任からは「もうムダな努力はやめなさい。絶対に可能性はないから」と言われながらも受験勉強に邁進し、慶應義塾大学総合政策学部に入学を果たします。大学の研究会では、経済成長理論の中で、途上国が先進国のように豊かな国になるまでの夢のような話しを聴き、開発学にのめり込みました。
4年生の時には、2千人以上の応募の中から4名のみの合格者に選ばれ、米州開発銀行でのインターンを経験。そのままエリートとして歩めた筈の彼女の心に疑問が生じました。
職員が出張時に豪華ホテルに泊まるような環境で、発展途上国の気持ちを真に理解し、援助ができるのだろうか?
疑問を覚えた彼女は、インターネットで「アジア 最貧国」のキーワードで検索し、ヒットしたバングラデシュに渡ります。貧困や汚職といった現状を目の当たりにしながら、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程に入学。
貧困と犯罪が渦巻く過酷な環境の中、三井物産のダッカ事務所にてインターンを経験。
その中で彼女のたどりついた結論は、「ビジネスこそが、最貧国の力になれるのではないだろうか?」ということでした。
事業に関しては限りなく素人に近い彼女でしたが、2006年に株式会社マザーハウスを設立、代表取締役社長に就任します。
山口さんの活動は各地から注目され、「フジサンケイ女性起業家支援プロジェクト2006」最優秀賞受賞。「Young Global Leaders 2008」にも選出されました。
バングラデシュで学校に行くことができない子どもたちにスクールバッグを提供する事業を企画。2007年11月に発生した大規模なサイクロンの被災地で毛布・鍋を配布。
まさに「社会起業家」の先端を行く彼女ですが、そのような肩書をつけられることにはとまどいをおぼえるそうです。
あえて女子部のない名門柔道部に入り、男子部員相手に練習している内に女子柔道としての型が崩れてしまい、試合に勝てなくなってしまったり、
英語すら科目にない工業高校で、進学を先生に相談しても「そんなのはわからん」
「お前には無理だ」と言われながら、くじけずに受験に挑み見事に合格する過程、
苦手な英語の勉強のため留学、2時間睡眠で猛勉強の末に倒れ、うつ病になっても
頑張る姿勢。
苦労の甲斐あって超エリートの開発銀行のスタッフに入れたのに、あえて最貧国を
選び現地の大学院に進学。治安の悪さから住むところもなく、入学試験の最中に停電になり、星明かりの中で、受験、卒業するまでの苦難。
卒業後もあえて現地で起業し、それゆえに騙され裏切られ、やっとできたバッグを日本に持ち込んでも相手にされず、時には有名なコンサルタントから「こんなバッグが売れると思いますか」と大勢の前で揶揄される。
それでも・・・・・・
これでもかという苦難を文字通り号泣しながら、突き進む彼女の
周りにはいつしか、彼女を応援する人の輪が拡がって行くのでした・・・・。
時には周囲に批判され、騙され、馬鹿にされながらも、なぜこれだけ苦しい道を選び続けるのか。
山口さんは語ります。
「他人にどう言われようが、他人がどう見られ評価されようが、たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く。眼の前にはたくさんの壁がある。周りが全部敵に見えることもあるし、いつも泣いてばかり。しかし、泣いた後に思う。失敗したって転んだって、すべてを失ったって、また私は裸になればいい」
読み終えた時に、
こんな凄い女性がいるのか。自分もまだまだ頑張れる・・・・・
という気持になれる本です。
ご一読をお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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