船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:渋沢 清夏
皆さま、こんにちは
Just編集部担当の渋沢清夏です。
地震発生後、節電をしようと思ったのですが、ずいぶん前から家には冷蔵庫、テレビ、電子レンジといったものがないため、どこを節電して削ればいいのかしばし考えこんでしまいました(結局、毛布を一枚購入し、暖房費を抑えるにとどまっています・・・)。
さて、皆さま、岡本太郎氏の描いた巨大壁画『明日の神話』はご存じでしょうか?
(こちらの壁画は渋谷マークシティ内に恒久設置されています。)
生命の危機、環境の破壊、それらをもたらす恐ろしい核兵器が主題になっています。
『明日の神話』の中心部には、核爆発によって肉体を焼き尽くされ、骸骨になった人間が描かれています。
岡本太郎氏は単純な平和運動には走りませんでした。
核兵器を作りだしてしまう、人間の根源に「技術があるレベルに達すると核のようなものを作り出してしまう」人間の本質的な矛盾について理解していたからだそうです。
鉄腕アトムは胸に原子炉を持っています。
原作者である手塚氏は、人間の良心と科学技術は両立するのか? という問題を追及されていたそうです。
アトムは世界に平和と幸福をもたらすためのロボット
しかし、アトムの胸には原子炉があります。
それはいつ爆発するのかわからないもの。
『明日の神話』の作品の中で、骸骨はほがらかに笑っています。肉体はありません。
生命は消えるかもしれない、が、これを乗り越えていくためには、単なる平和思想、反核の思想だけでは不十分だろうというのが岡本太郎氏の考え方でした。
今回の件で、色々なことが明るみになってきています。
もうこの際隠ぺいし続けていた事実を明るみにし、直視するのも辛いような、絶望することの連続かもしれませんが、それでも事実を事実と受け止め、現状を把握し、アタラシイミライを作っていきたいです。
放射能の後遺症とともに生きなくてはならなくなるかもしれないわたしたちの世代が。
人類がつくりだし得るもっとも美しいものや崇高なもの、醜悪なものや卑劣なもの、世界を破滅に導くもの、全てが人間の心の同じ場所から生まれてきます。
何がいい・悪いという視点ではないところから、矛盾は矛盾として受け止め、この現状を乗り切って次の、そのまた次の、更に次の・・・世代へとつなげていきたい。
ここで終わりにしてしまうなんて、今までつなげてくれていた先達の人たちにも申し訳ないし、乗りこえられないなんてちょっと情けなさすぎます。
わたしは幸運にも、規制されることなく、情報を発信できる船井メディアで働いておりますので、ここから有益な情報を多くの方にお伝えしていくことから始めていきたいと思っております。
※中沢新一氏著『超核の神話 岡本太郎について』(『ミクロコスモスT』所収から抜粋、参考にしております。
下記URLは統一地方選挙の立候補者が、原子力発電について回答しているHPとなります。http://energy-policy.net/index.php#answer
2周目:「ヘミシンク体験記」
2011.04.27: ふるさとを想う
2011.04.26: 我以外皆我師
2011.04.25: 被災・・ある販売店様のブログより
2011.04.22: “まごころ”の輪
2011.04.21: いま求められるもの
2011.04.20: 「女性の時代」対談講演(安倍昭恵さん×松田一完さん×船井勝仁)5月15日!
2011.04.19: 計画停電で感じたこと
2011.04.18: わたし流 歴史・時代の眺め方
2011.04.15: 日本の独立と個人の自立
2011.04.14: 今年の夏の夢
2011.04.13: つながり
2011.04.12: 震災の経験を生かして・・・
2011.04.11: 人間としての性質
2011.04.08: 和の実学
2011.04.07: 不正選挙を阻止しよう
2011.04.06: 選挙に行こう!
2011.04.05: 大地震から3週間。そろそろ提案型でいこう!
2011.04.04: 緊急時から学んだこと
2011.04.01: 東日本大震災で感じたこと