船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
にんげんクラブ全国大会で気づいた“つながり”
2011.9.14(Wed)
社名:(株)船井本社 秘書室
名前:藤原 かおり

鬼丸昌也さんの講演(「希望」Tシャツを着てくれています)。

船井幸雄の講演の様子。

 皆さんこんにちは。秋らしくなってきたかと思えば、真夏に逆戻りしたような日もあり、季節の変わり目を感じさせる今日この頃です。いかがお過ごしでしょうか。
 船井本社で『船井幸雄.com』の担当をしている藤原かおりです。

 さて、9月10日、11日と、にんげんクラブ全国大会がパシフィコ横浜で開催され、二日間とも大勢の方々がご来場くださり、大盛況のうちに終了することができました。ご来場くださいました皆さま、本当にありがとうございました。

 当日私は、この『船井幸雄.com』で紹介するための写真撮影を主に担当しておりましたので、ほとんどの講演を会場内で聴くことができました。
 どの講師の方々の講演もすばらしく、まさに「いい世の中を創っていこう」とする思いは一つ、という一体感があり、いい空気が会場内を漂っていたと思います。
 中でも私が感動した講演は、NPO法人テラ・ルネッサンス創設者の鬼丸昌也さんと、気仙沼にて牡蠣(かき)養殖業を営み、NPO法人「森は海の恋人」の代表でもある畠山重篤さんのお話でした。ともに初めてお聴きした講演です。

 まず鬼丸昌也さんは、大学4年の時にNGOを設立され、現在、日本全国で平和や地雷、子ども兵に関する講演活動を行なったり、カンボジア、ウガンダなどでの支援事業をされています。岡田多母さんが「他人が生んだ私の息子です」と紹介するくらいかわいがっており、まだ30代前半という若さです。
 鬼丸さんの話を聴くまで私は、正直、子ども兵や地雷の問題は、深刻な問題ではあるけれど、自分とはかけ離れた、遠い国での問題……というくらいにしか捉えていませんでした。
 しかし、遠いアフリカのウガンダやコンゴ民主共和国などでの紛争の大きな原因が、日本をはじめとした先進国にあるということがわかり、驚きました。
 というのもこれらの紛争は主に、日本や他の先進国に輸出するための、そこで産出される、パソコンや携帯電話などに使われるレアメタルをめぐって起きているものなのだそうです。だからそこに駆り出される子ども兵の問題は、私たちの生活と大きなつながりがあると言えるのです。
 「問題は、皆がそう思わないかぎり、問題そのものにならない」という信念のもと、鬼丸さんは、危険区域として指定されているウガンダに自ら赴き、子ども兵を過去にやっていた子どもたち等に実際に話を聞いて、それを日本全国で伝え続ける活動をされています。   
 勇気のある、まさに命がけの活動に感動しました。
 また「地雷」についても、カンボジアだけの問題ではなく、「私たち一人ひとりの心の中に“地雷”があるのです。だから私たちの心から“地雷”を取り除いていくことが問題解決につながるのです」とお話されていました。それは、「ホ・オポノポノ」にもつながる考え方だと思い、納得することができました。
 鬼丸さんの話を聴いて私は、「子ども兵にされている子どもたちの存在は、もしかしたら、この弱肉強食を前提とする資本主義の世の中で、一番の弱者の一つといえる存在かもしれない。幼い子どもを戦争に駆り出させ、人殺しをさせてしまう資本主義という社会システムは、やっぱり間違っているのだろうな」と思いました。
 遠く離れて、まったく関係のないように思えても、実は私たち一人ひとりと無関係ではなく、つながりのあることなのだと実感し、解決していかなければならない問題だと思いました。

 また、畠山重篤さんからは、「海の牡蠣(かき)が元気に育つためには、森に木を植えることが大事」というお話をいただきました。一見、牡蠣と森は無関係と思いがちですが、そこに深いつながりがある……ということです。畠山さんからは、自然が織り成すつながりの大切さや、目に見える関係性だけを見ていては、やはり本質はつかめないのだ……と気づかせていただきました(森と牡蠣つながりについては、詳しくは畠山さんの著書『鉄は魔法つかい』(小学館)などをご参照ください)。

 そしてなんといっても、船井幸雄が、二日目の中矢伸一さんの最終講演の中で、登場し、挨拶を兼ねた講演を行なうことができたことが大きな感動でした。ご来場いただいた方々はもちろん、私たちスタッフにとっても、安心と感動を呼んだ時間になりました。
 9月1日の「いま知らせたいこと」ページで船井幸雄が予告したとおり、会場の皆さま全員の「ガイドさん」に、船井のガイドを通じてお願いしてその全員の人間性を正常な人(悪いことをしない、考えない、我欲も最低限の人)になってもらうことも実現しました。皆さん大満足だったのではないでしょうか。

 今回のにんげんクラブ全国大会では、スタッフ全員でおそろいの「希望」Tシャツを着たりと、これまでとは違った趣向がありました。一日目は少し違和感のあったこのTシャツも、二日目にはすっかりなじんできて、愛着さえ感じました。それも含めて、大成功の二日間だったと感じています。
 ご来場くださいました皆さま、本当にありがとうございました。


2周目:「鳥インフルエンザからニワトリを想う」
3周目:「日本の独立と個人の自立」
4周目:「資本主義について思うこと」
5周目:「“野性”を目覚めさせるには・・・」

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