船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:塚田 明彦
イリアール株式会社販売促進部の塚田です。
にんげんクラブ全国大会に、9月9日の準備から11日までの3日間、運営スタッフの一員として参加いたしました。
ご来場頂いた沢山のお客様、講演で素晴らしい感動をくださった先生方、運営スタッフの面々、皆様がご自分の持てる力を集結し、大きなパワーとして横浜から世界に向けて発信できた大会でした。特に運営面では、今回もたくさんのボランティアの方々が、率先して一生懸命お手伝いしてくださる姿を拝見し、頭が下がる思いでした。
本当にありがとうございました。「自分にできること」ひとりできることは小さくても、みんなが手をつなげば何でもできる。まず実行してみることが大切ですね。
さて前回のコラムでは医療関係者の方々が災害時に活躍する「DMAT」をご紹介しましたが、今回は、普段は一般社会で生活しながら、大きな災害が発生したら自衛官として活動できる「予備自衛官補」という制度について少し触れてみたいと思います。
まず、防衛省の中で隊員と呼ばれる人達は、自衛官が約31万人。事務次官・書記官等・事務官等で約4万5千人。
その他に防衛大学校学生、防衛医科大学校学生、陸上自衛隊 高等工科学校生徒の学生、生徒と、非常勤職員で構成されます(本文中の構成人数は平成21年後末の数値です)。
その中で自衛官と呼ばれるのは、正確には現在自衛隊に現職として
勤務する隊員約248,000人を指します。
そして残りは、通常は一般社会で生活し、有事になった場合は現役自衛官として召集される、予備役の隊員になります。
現在、予備自衛官約48,000人・即応予備自衛官約8,500人・予備自衛官補約4,300人が存在します。
有事の時には、大きな防衛力が必要です。しかし、その防衛力を日頃から保持することは効率的ではありません。予備自衛官制度とは、これに対応するためのもので、普段は必要最小限の防衛力で対応し、予備の防衛力を確保しておいて、有事の時に急速に人員を集めることができるようにするものです。多くの国でもこの制度を取り入れています。
日本では@予備自衛官制度・A即応予備自衛官制度・B予備自衛官補制度の3つの制度があります。
@予備自衛官制度・A即応予備自衛官制度は、基本的には自衛隊を定年及び中途で退職した自衛官の一部が、一年間に規定された日数出頭し訓練を実施しながら防衛出動・災害出動等の有事に備えています。
さて、本題のB予備自衛官補制度とは、平成14年から初めての試みとして開始した「自衛官未経験者を予備自衛官補として採用し、所要の教育訓練を経た後、予備自衛官として 任用する制度」で、目的は「国民に広く自衛隊に接する機会を設け、防衛基盤の育成・拡大を図るとの視点に立って、将来にわたり、予備自衛官の勢力を安定的に確保し、更に情報通信技術(IT)革命や自衛隊の役割の多様化等を受け、民間の優れた専門技能を有効に活用し得るよう、予備自衛官制度への公募制(予備自衛官補制度)を導入」(防衛 省ホームページ http://www.mod.go.jp/gsdf/reserve/yobiji/index.html より抜粋)となります。
つまり、まったく自衛隊の経験のない一般の方が応募し、合格後、一定期間の訓練を修了すると、@の予備自衛官に任命される制度です。
2つのコースがあり、語学や医療技術、整備などの分野に精通した有資格者が対象で、予備自衛官任官時には技能に見合った階級が付与される技能公募と、年齢制限のみの一般公募があります。それぞれのコースで2〜3年間で10日〜50日の訓練を受ける必要があります。
また予備自衛官補の間は、防衛出動や災害出動への参加義務はありませんが、予備自衛官に任命されると参加義務が発生します。
出動時は現職自衛官を同等の扱いとなりますので、不慮の事故に遭遇する可能性もあります。にもかかわらず、予備自衛官補への応募数は増加しており、特に予備自衛官制度ができてから、初めて予備自衛官が災害出動した、東日本大震災発生後は多数の希望者が応募しています。
予備自衛官の訓練への予備自衛官補出身の隊員数が年々増加しています。これは、参加している・参加したいと思う皆さんの意識の高さにあると思います。最初はサバイバルゲームが大好きで本物の武器を触れるから応募した!という方もいます。でもみんなで一緒に汗を流し、同じ釜の飯を食うことで、自分の中に何かを見つけ、忙しい仕事の
合間を縫って訓練に参加し、自分の持つ知識や技能を生かし、何かあった時には、人のために「自分ができること」「自分にしかできないこと」をやろうと決意して訓練に励む姿が、そこにはあります。
心意気を持った人達を応援して頂けたら幸いです。
5周目:「自分にしかできないこと」
2011.09.29: 本当に忘れられない年になりそうだ!
2011.09.28: 放射能問題について
2011.09.27: 歴史は続くよどこまでも(2)
2011.09.26: シンクロ
2011.09.22: 自分の目で
2011.09.21: 自分にしかできないこと−その2
2011.09.20: 1日のリズムをスムーズに進めるには
2011.09.16: 私がいま一番注目しているホームページ
2011.09.15: 遊行者の如く
2011.09.14: にんげんクラブ全国大会で気づいた“つながり”
2011.09.13: にんげんクラブ全国大会を終えて
2011.09.12: 運が拓かれ継続する人
2011.09.09: にんげんクラブ全国大会(パシフィコ横浜)で、お待ちしております。
2011.09.08: 福島にて
2011.09.07: 財源は本当にないのか?
2011.09.06: 未来のエネルギーを考える
2011.09.05: ホンモノの本物商品
2011.09.02: 一流の集中力
2011.09.01: 夢の設計図は時空の超越体験へのステップ?