船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:木下 拓也
皆さま、こんにちは。竃{物研究所の木下でございます。
今回は私事になりますが、よろしければお付き合いください。
さて、突然ですが、皆さまには「メンター」といえる人が身近にいますでしょうか?
メンターとは、「仕事上や人生で助言やアドバイス、寄り添ってくれる優れた指導者、助言者、恩師、顧問。信頼のおける相談相手」のことを一般にはいうそうです。私はここ最近、メンターの存在に助けられ、気づかされ、多くの感謝を感じずにはおれない経験をしました。少しですが、シェアさせていただければと思います。
私は小さいころから、他人から指導を受けるのは大嫌いでした。たとえ、年齢が上でも、たとえ地位が上でも、なぜか他人から教えを受けるのが嫌でたまらなかったのです。高校時代、当時校内でも1、2を争うほど、厳しい上下関係があったクラブでも、反発をよくしていました。
しかし、社会人になり、『メンター』という言葉を最初に知るきっかけとなった、本田健さんの著書『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房刊)で、メンターという存在の深遠なる意味を知った時に、強い憧れを抱いたものでした。多くの成功者が、人生を良くする過程で、師の存在を口にしているのを知り、なおさら漠然とメンターを求めるようになったのです。
でも、癖とはなかなか取れないものです。目上のもの、権力のある人や組織に対する反発心はやはりすぐには消えず、そのためか、メンターも目の前には現れませんでした(いや、正確には目の前にいても気づかなかっただけかもしれませんが・・)。
でも、そんな私でも年齢を重ねることで、ようやく周りにメンターがいてくれることに気づけたのです。それも複数の方々に!
あるメンターには、本当に落ち込み、自分でも自分の未来を信じることすらできなくなったときに、ただ話を聞いてくれ、ただただ、私の未来を信じてくれたことがありました。そのおかげで、すっかり立ち直ることができ、前よりも素直に自分を信じることができるようになったことがありました。
別のメンターからは、ご自身が今まで培ってきた膨大な知識と知恵を惜しげもなく、教えてくれます。
その一つ一つが、これからの自分にとって糧になり、そして行く先の指針になりうる叡智にあふれているように感じるのです。
一方で、メンターへの感謝を感じれば感じるほど、別の想いがわいてきました。それは、いただいたものを先へ送ること。つまり「Pay forward」をすることです。
先日、あるセミナーでこんなことを教わりました。
「その人に与えられたギフトは、それが情報であれ、知恵であれ、人脈やお金であれ、その人に世のために使ってもらいたくて与えられたものだよ。」
今、私がいただいている知恵や情報、そして温もりは、後につないでいくもの。そうやって世の中は回っていると思えるのです。きっとそれは、私のメンター達が彼らのメンターから受け継いだものに他ならないと思うからです。そんなバトンの受け渡しが世界中で行われているのを知るとなんだか温かくなるものですね。
長文となりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
1周目:「身体が発する本音と向きあう」
2周目:「ご縁が円になるとき」
3周目:「東日本大震災で感じたこと」
4周目:「最近考えていること」
5周目:「暮らしのスタイル」
6周目:「財源は本当にないのか?」
2011.10.28: メンターの存在
2011.10.27: 本来の潜在能力を活かす香り
2011.10.26: クラシック音楽のキモって!?
2011.10.25: 記者クラブ
2011.10.24: 幸せ、利益、本当にやりたいこととの統合
2011.10.21: 大事なことを忘れずに
2011.10.20: 40代後半で赤ちゃん肌を実現!
2011.10.19: 誕生の秋?
2011.10.18: 雑感
2011.10.17: ズレテマセンカ・・・
2011.10.14: 心のデトックス
2011.10.13: シワとたるみと老眼
2011.10.12: ゲリー・ボーネル氏の「光の12日間」
2011.10.11: 命の重み
2011.10.07: 書籍ができるまで
2011.10.06: 中村天風式のヨーガとは…
2011.10.05: 癒しの風グループ 王様の手
2011.10.04: 福島訪問で感じたこと
2011.10.03: スペンドシフトが起きている・・・