船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:坂本 眞一
皆さんこんにちは!
暑い日が続きますが、熱中症の予防などは大丈夫でしょうか?
もともと感激屋の私にとって、『ザ・フナイ』でも紹介された河村武明さんの講演会(昨年12月)は衝撃的なものでした。
(株)本物研究所の販売店様でもある鳥取県のほんものショップモリケンさんより、紹介を受けて2回目の鳥取での講演会に参加いたしました。
そこでの衝撃と改めてたけさんのご紹介をしたいと思います。
河村さんは、1976年、徳島県生まれ。高校時代より音楽活動を始められ、30歳の時には京都でアコースッティック・デュオ「たけかめ」を結成、ヴォ−カルとギターを担当、四条のライブハウスのレギュラー出演などライブ活動も多くなり、CDの売り上げも伸びるなど順調な音楽活動でした。ところが、2001年10月、突然脳梗塞で倒れ、しかも48時間後に発見救出されるという不遇が重なり、失語症と言語障害(言葉が出てこない、話す、聴くことが出来ず、書く、読むことが少し難しい)、右手麻痺という後遺症が残りました。直後の発見で有れば、そこまでの障害は背負わなかったかも知れません。
脳梗塞で倒れ危機を脱出、失語症からの格闘の中で絵筆を握り感謝のメッセージを送られる、フジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」にも出演マスコミの注目も集められ、メディア取材が続いた河村武明さんです。
一瞬にして、音楽を聴く耳と歌を歌う声も奪われ、ギターを弾く右手の自由を奪われ、詩を語る言葉さえも失ってしまいました。小便はチューブ、大便はオムツの中、食事は鼻からチューブでの闘病生活の中、34歳で人生は終わった。「もう死んだほうがましだ」と、繰り返し絶望が襲います。
そのような状況下で、河村さんはどうやって立ち直っていったのでしょうか?
そんな時にこんな言葉が思い出しました。
「天地に風雨(ふうう)あるが如(ごと)く、人生また順逆(じゅんぎゃく)を免(まぬが)れず、順にして驕(おご)らず、逆にして尚その逆たることを感謝し、己の生業(なりわい)に精励(せいれい)努力せよ。必ず天の導き有り、神の助(たすけ)あり」
自然界に雨や風があるように、人生でも良いことも悪いこともある。良い時期に驕ることなく、悪いときにそのできごとに感謝して、今目の前にある、やるべきことに努力せよ。すると天が導いてくれる。神が助けてくれる、という意味です。
たけさんは「なぜ、そんなに前向きに生きられるのですか?」と筆談で問いかけたとき、「乗り越えないともっと苦しい生き方を背負うから」と書かれたことに、奮えるような感動を覚えました。
また、障害を背負って無理矢理に感謝の気持ちを持ち続けることで意識を変えていったと書かれました。
困難に出会うと、人間的な成長が出来る絶好の機会と河村さんは受け止めています。 「難」が「有る」から「有り難う」ですね。
困難なときこそ「ありがとう」という意味で、自分を成長させてくれる絶好の機会ととらえています。
「そう思わないと前に進まないではないですか。解決の道はそれしかないんです」と説明書きされました。助かったことを「ありがとう」と毎日、毎日、思い続けました。最初は心もこもっていなかったそうですが、闘病が二ヵ月に及ぶ頃、光が差し込んできたそうです。
北野武さんの『HANA・BI』のなかで、ある刑事が半身不随になった後に絵を描き始めたシーンが思い出し、自分も残った左手で絵を描こうと決意されます。
「喋ることもできない、耳もきこえにくい、言葉もなかなかでない、右手も使えない、心臓も弱い、仕事がない、金もない、住むところもない〜」
失ったものを数えていたらきりがありません。絵を描き始めて、自分の作品と生きる姿が関わる人に勇気を与えると感じられた河村さんは、「できること」は何かを考えるようになっていかれます。
「左手は使えるし、動けるじゃないか。自分の足で行けるところに行ける!」そして、人との出会いが生まれ、その集大成をポストカードにされました。
河村さんとの筆談で、感謝して生きる、生かされている事への感謝と、必死で生計を立てるために生きる姿にこそ人を感動させることを学びました。
自分が発した言葉や自分がした行為は、自分が受け取ることになる。「ありがとう」をたくさん言っている人には、「ありがとう」と言いたくなることが次々へと起きてきます。私自身、失ったことに「ありがとう」と感謝し、今できることを一所懸命取り組んでみてわかりました、と書かれました。
河村さんが描かれる絵に添えられる言葉には、頻繁に「ありがとう」が書かれています。「障害を背負ってから、出来ないことを悩むより出来ることを考える。そんな生き方を教えられました。だから感謝、ありがとう」
私たちは、学ぼうという姿勢さえ持てば、思う存分学ぶことが出来る環境にあるのではないでしょうか。
私も時間などを大切に深く使って、自分のよりよい人生を演出しようと思います。
最後に、必死に生きている河村さんの存在を生徒に教えられ、失われたものを悔やむより残された可能性に光を見出して生きる姿に奮えるような感動を覚えました。
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