船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
加計学園問題で揺れる今治市の可能性
2017.7.31(Mon)
社名:(株)船井本社 『舩井幸雄.com』&『舩井メールクラブ』事務局
名前:藤原 かおり

佐藤可士和著『今治タオル 奇跡の復活 起死回生のブランド戦略』

 皆さまこんにちは。(株)船井本社『舩井幸雄.com』事務局&『舩井メールクラブ』事務局の藤原かおりです。
 梅雨が明けたものの、都内はじめ各地での集中豪雨、あるいは水不足のニュースを聞くと心が動き、まるで自然から私たちに何かメッセージがあるのではないかと思ってしまうほどですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 さて、連日、獣医学部新設の加計学園問題に関するニュースを目にしない日はないほどですが、その獣医学部が新設されようとしている愛媛県の今治市は、タオルの名産地でもあります。
 今ではすっかり有名になった今治タオル。白、青、赤を用いた「今治タオル」のロゴマークのついたタオルを、東京でもあちこちのデパートやスーパーのタオル売り場で見かけるようになりました。

 私の地元四国の名産品がここまで日本全国に広まり、皆さまに愛されるのはうれしいことではありますが、正直「今治のタオルがなぜ急にここまで広がったのか??」という気持ちも大きくありました。
 というのもつい十数年前までは、今治市は昔ながらのタオルの名産地ではあったものの、全国的に見れば知名度も低く、バーバリーやセリーヌなどの高級人気ブランドのタオルやタオルハンカチをOEM(相手先ブランド生産)で作っている、というかなり地味なイメージが大きかったからです。もちろんそれらの高級ブランドのタオル製品にそれが「今治で作られたタオル」だとわかる箇所はどこにもなく、陰に隠れた存在だったと言えました。
 私の親戚に今治でタオル会社を経営していたおばさんがいたのですが(もう亡くなっていますが)、高級ブランドのロゴの入ったタオルハンカチで、ちょっとキズもので売り物にならないものを会うたびによくどっさりとお土産にくれていました。「ブランドのロゴがついたものをあげると皆、とても喜んでくれる」とよく言っていたので、私はけっこう前からデパートなどでブランドもののタオルやタオルハンカチを見ても「あぁ、これはたぶん今治で作られたものなのだろうな」と思っていたものです。

 それが今治のタオルのイメージだっただけに、最近の「今治タオル」のロゴが広く認知され、あちこちで見かける躍進ぶりにはただただ驚くばかりだったのです。
 どうやら今治タオルがここまで広まったバックには、クリエイティブディレクターの佐藤可士和さんの存在があり、彼が火付け役になってブランディングをうまく成功させたのだ、という話を聞き、最近、佐藤可士和さんの『今治タオル 奇跡の復活 起死回生のブランド戦略』(朝日新聞出版)という本を読んでみました。
 同書によると、今治の四国タオル工業組合から佐藤可士和さんに相談があったのは2006年でした。その時今治のタオル産業は瀕死の状態で、ブランディングのために使える予算もケタ違いに少なく、輸入物の安価なタオルに押された状況だったので佐藤さんは勝算が感じられず、最初は依頼を断ろうとしたのだそうです。
 しかしその後ろ向きな考えは、ものの1分で覆ったのだそうです。
 というのも、プレゼントされた今治の白いタオルを自宅でお風呂上がりに使ってみると、そのあまりのやわらかい風合いの心地よさと、吸水性の良さに感動し、一瞬で魅了されたからだそうです。佐藤さんによると、ブランディングという作業は、

「本質的価値」×「戦略的イメージコントロール」=「ブランディング」

 なのだそうです。
 「本質的価値」の点で今治タオルに大きな可能性を感じたからこそ、本気でブランディング事業に携わっていこうと決意されました。
 中でも私が大きなロマンを感じたのは、佐藤さんが
「僕は、今治タオルを最初から世界に向けて打ち出していくことを念頭に置いていた。外国の人たちからも称賛される“JAPANブランド”にするためには、漢字やひらがなの表記では伝わらない。アルファベットで“imabari towel”と表記することは、グローバルブランド戦略の中では当然であり、必然だった」
 と語っていることです。

 今治タオルは日本での知名度アップを目標にするのではなく、最初から世界で通用する“JAPANブランド”を目指していたわけです。
 なんかかっこいいなぁと思いました。日本中の地場産業の中には、洗練されたブランディングを施すことで世界にも通用する宝物がまだまだ埋もれているのではないか、と思え、希望が湧いてきました。


2周目:「鳥インフルエンザからニワトリを想う」
3周目:「日本の独立と個人の自立」
4周目:「資本主義について思うこと」
5周目:「“野性”を目覚めさせるには・・・」
6周目:「にんげんクラブ全国大会で気づいた“つながり”」
7周目:「歪みを正す方法」
8周目:「“グレー”からの脱却」
9周目:「“コンサバ”に思う」
10周目:「“野菜”は本当に健康にいいのか?」
11周目:「ロンドン・シティで感じた意外な“気”」
12周目:「フリーエネルギーとUFOの関係」
13周目:「最近読んでショックを受けた本」
14周目:「“寄り添う”ということ」
15周目:「“五井野イズム”に触れて……」
16周目:「秘伝のお茶と新コラム」
17周目:「偶然とは思えない3つのこと」
18周目:「「本物」は野性的!?」
19周目:「日本人の「水戸黄門」幻想」
20周目:「嫉妬の時代」
21周目:「久しぶりに会った舩井幸雄」
22周目:「舩井幸雄との出会いを思い出してみました。」
23周目:「後から思い出してみるといろいろシンクロがあったこと。」
24周目:「竹中平蔵とは何者か。」
25周目:「足指から目覚める?」
26周目:「舩井SAKIGAKEフォーラムが無事終わりました。」
27周目:「私にとっての12月25日」
28周目:「“本物の健康”を追求するセミナー」
29周目:「最近ビックリした、アンチエイジングのエネルギー」
30周目:「舩井幸雄の「氣」の力を想う」
31周目:「「願い」のちから」
32周目:「本物時代の到来」
33周目:「Dr.コパさん」
34周目:「一神教vs多神教」
35周目:「空海から義経へ」
36周目:「“ミンパク”を知っていますか?」
37周目:「人生に難がやってくる意味」
38周目:「旅先でのシンクロ」
39周目:「オザケンの「うさぎ!」」
40周目:「宇宙での生活」
41周目:「最近のおススメ!2つ」
42周目:「竹田和平さんがメンターと出会われた神社」
43周目:「『君の名は。』とムー」
44周目:「卵がけごはんがごちそうになる・・・」
45周目:「「雑草魂」はもう古い?」
46周目:「銀座のはちみつ」
47周目:「ひょっこり見つかった舩井幸雄の健康情報」

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