船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
「スパイの妻」と「新版 悪魔の飽食」
2021.11.11(Thu)
社名:(株)本物研究所
名前:藤原 かおり

 皆さまこんにちは。『舩井幸雄.com』&『新・舩井メールクラブ 〜The Real Intelligence〜』担当の藤原かおりです。
 爽やかな秋晴れが続いています。いかがお過ごしでしょうか。
 早いものでそろそろ今年を振り返る時期になりました。今年も相変わらずのコロナ禍で平時とはいえない年になったと思いますが、感染者数激減で、弊社では現在、だいたい週4日出勤、1日在宅勤務のペースとさせていただいています。
 このペースになってまだ数週間目ですが、週の在宅勤務日数が3〜4日だった時に比べると、体力的には正直少しきついところがあります。(仕事上では出勤の利点は多いのですが。)
 コロナ禍で休養がとれて、(知らないうちに)未病状態だった人がより健康体に近づいたと考えれば、コロナもやっぱり「必要、必然、最善」だったのかなぁとも思うところです。

 さて前回、「目まいがするほどショックだった本」として森村誠一著の『新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像!』(角川文庫)という本を紹介させていただきましたが、この中で実録が記されている「731部隊」についていろいろ調べていくと、インターネット上にもかなりの情報がありました。
 私が知らなかっただけで、731部隊はけっこう有名なようでした。
 当サイトの「ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測」でおなじみの「ヤス」こと高島康司先生にこのことについて聞いてみると、先生もよくご存知で、「731部隊ですね。はい、『悪魔の飽食』に書かれていることは、細かい点が除いて大筋はすべて事実ですよ。いまは歴史学者による調査も進み、かなりのことが明らかになっています。血液製剤によるエイズウイルスを日本に拡大させた製薬会社のミドリ十字は731部隊の幹部が作った会社です。一度歴史を反省しないとカルマは続きますね」
と教えてくれました。

 かつてあった株式会社ミドリ十字と言えば、90年代に薬害エイズ問題で大きくニュースになったのを記憶されている人も少なくないでしょう。その株式会社ミドリ十字は、731部隊の幹部が戦後、つくった会社だったのです!
 たしかあの頃、株式会社ミドリ十字は、官僚のかっこうの天下り先として政府とずぶずぶの関係であることもニュースになっていました。悪魔のような人体実験を繰り返し生物兵器の研究開発をしていた731部隊の幹部が戦後、ミドリ十字という会社をつくった。そしてそこで事件を起こし、問題があらわになった・・というのは歴史の必然だったようにも思えます。さらにそこに国の中枢部が深く関わっていた、ということも恐ろしいことです。
 株式会社ミドリ十字の(隠ぺい)体質についてはだいぶ前に読んだ、岸田秀さんの『官僚病の起源』(新書館)に詳しく書かれていました。もう一度読み直してみると、その分析には、731部隊が属していた関東軍にも触れられており、「関東軍は満州で勝手放題のことをやらかしていた」ことも記載されていました。おそらく、その「勝手放題のこと」の中には、731部隊の人体実験のことも示唆されていたのでしょう。

 さらにびっくりしたのは、少し前に公開された「スパイの妻」という映画がありますが、この映画は「731部隊」がテーマになって描かれているものだったのです。

(「スパイの妻」あらすじ)
《映画の背景は太平洋戦争直前の1940年。事業のため満州に行った神戸で貿易商をしている優作(高橋一生)は偶然731部隊生体実験の惨状を目撃し、世の中にこれを暴露しようとし、これを止めようとしていた妻の聡子(蒼井優)は結局大義に参加することになる。》

https://japanese.joins.com/JArticle/271608

 さっそく、映画版ではありませんが、ほぼ同じ内容という、NHKで去年放送されたドラマ版の方を見てみました。
 前情報として、731部隊について知っておかないと、ちょっとわかりづらい内容でしたが、『新版 悪魔の飽食』を読んだ後だったのでとても納得できると同時に、このような映画とドラマをつくられた黒沢清監督らの勇気と行動力に心底感動しました。
黒沢清監督は、劇場版の「スパイの妻」で第77回ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞されたり、今月発表された令和3年の紫綬褒章も受章されました。
 このような活動が評価される時代になっているということでしょう。
 令和になって、昭和、平成を覆っていた黒くて深い闇に光が差し、闇の正体が明らかになるのを感じます。舩井幸雄が晩年、「これからの時代は隠し事ができなくなる」と言っていましたが、本当にそういう時代の流れになっているのだと実感します。
 ぜひ皆さまも、『新版 悪魔の飽食』と『スパイの妻』をご覧になって、日本の闇を静かに受け入れてみてください。


2周目:「鳥インフルエンザからニワトリを想う」
3周目:「日本の独立と個人の自立」
4周目:「資本主義について思うこと」
5周目:「“野性”を目覚めさせるには・・・」
6周目:「にんげんクラブ全国大会で気づいた“つながり”」
7周目:「歪みを正す方法」
8周目:「“グレー”からの脱却」
9周目:「“コンサバ”に思う」
10周目:「“野菜”は本当に健康にいいのか?」
11周目:「ロンドン・シティで感じた意外な“気”」
12周目:「フリーエネルギーとUFOの関係」
13周目:「最近読んでショックを受けた本」
14周目:「“寄り添う”ということ」
15周目:「“五井野イズム”に触れて……」
16周目:「秘伝のお茶と新コラム」
17周目:「偶然とは思えない3つのこと」
18周目:「「本物」は野性的!?」
19周目:「日本人の「水戸黄門」幻想」
20周目:「嫉妬の時代」
21周目:「久しぶりに会った舩井幸雄」
22周目:「舩井幸雄との出会いを思い出してみました。」
23周目:「後から思い出してみるといろいろシンクロがあったこと。」
24周目:「竹中平蔵とは何者か。」
25周目:「足指から目覚める?」
26周目:「舩井SAKIGAKEフォーラムが無事終わりました。」
27周目:「私にとっての12月25日」
28周目:「“本物の健康”を追求するセミナー」
29周目:「最近ビックリした、アンチエイジングのエネルギー」
30周目:「舩井幸雄の「氣」の力を想う」
31周目:「「願い」のちから」
32周目:「本物時代の到来」
33周目:「Dr.コパさん」
34周目:「一神教vs多神教」
35周目:「空海から義経へ」
36周目:「“ミンパク”を知っていますか?」
37周目:「人生に難がやってくる意味」
38周目:「旅先でのシンクロ」
39周目:「オザケンの「うさぎ!」」
40周目:「宇宙での生活」
41周目:「最近のおススメ!2つ」
42周目:「竹田和平さんがメンターと出会われた神社」
43周目:「『君の名は。』とムー」
44周目:「卵がけごはんがごちそうになる・・・」
45周目:「「雑草魂」はもう古い?」
46周目:「銀座のはちみつ」
47周目:「ひょっこり見つかった舩井幸雄の健康情報」
48周目:「加計学園問題で揺れる今治市の可能性」
49周目:「“品格”について考えてみる。」
50周目:「“差別”から歴史を読み解く岸田秀さん」
51周目:「おすすめワイン」
52周目:「会津への旅」
53周目:「究極の“じっくりコトコト”」
54周目:「バリ島でのニュピ体験」
55周目:「「舩井フォーラム ザ・ファイナル」と生アーモンド」
56周目:「リピート必至の逸品」
57周目:「ドアーを閉めさせていただきます」
58周目:「都内でも八十八ヵ所巡り」
59周目:「健康指南 〜アーユルヴェーダより〜」
60周目:「おやつの力」
61周目:「昭和が歴史になる前に読んでおきたい本」
62周目:「わたしの太宰治」
63周目:「パリでも一風堂」
64周目:「カリスマの生き方」
65周目:「奄美大島に伝わる“ミキ”」
66周目:「お茶の力」
67周目:「みんなの力 〜「本物研究所感謝総会&“ほんもの”未来フォーラム2019」開催〜」
68周目:「二つの「こうどうかん」」
69周目:「モノを捨てよ世界へ出よう」
70周目:「自己理解と他者理解を深めるためのとっておきのツール」
71周目:「インフルエンザ対策にオススメの健康法」
72周目:「「総理」と「草履」は使い捨て」
73周目:「オーストラリアの森林火災とバンクシア」
74周目:「肺炎のウイルスから思うこと」
75周目:「いまは「本物時代」を迎えるための準備期間?」
76周目:「元号について改めて考えてみる」
77周目:「白も、黒も。みんな違って、みんないい」
78周目:「いつか、Go To ごと」
79周目:「千島学説のびっくりするウイルスの捉え方」
80周目:「やっと読めた『裏切られた三人の天皇』」
81周目:「やっと読めた『陰謀の日』(上・下)」
82周目:「伊藤詩織さん事件の真相」
83周目:「一寸の虫の五分の魂を輝かせている鈴虫寺」
84周目:「やっと読めた『風の王国』」
85周目:「私の最近の2つの愛用品」
86周目:「日本新生」
87周目:「キャベツの可能性」
88周目:「日月神示と将棋」
89周目:「目まいがするほどショックだった本、『新版 悪魔の飽食』」

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