船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

【舩井幸雄.com】をご覧の皆さま、
こんにちは！本物研究所の水口です。

2回目の投稿は、壮絶な出産を経たあとの子育てのこと。

“待機児童”という言葉が飛び交っていたのを覚えていますか？
10年経った今も学童保育も含めて保育園の空きがなく、
働きながら子育てをする
という、働きたい女性にとっては当たり前のことが満足にできない日本社会です。

私の子どもは、2012年(平成24年)に生まれました。
その年は、60年に一度の〈壬(みずのえ)の辰〉と言われる、
縁起の良い年だったそうです。

30代半ばまで、子どもをもたない人生を選択していた私でしたが
前年の東日本大震災で、人生を左右するほど大きな気持ちの変化があり
子どもを望むようになりました。運よく、すぐに授かったのですが
そんな縁起の良い年だったなんて
思いもしませんでした。

産休、育休中は、初めての専業主婦経験と、愛娘との生活は

とっても幸せだった！！！

と言いたいところですが
産後の肥立ちも悪く、腰痛に膀胱炎、腱鞘炎、貧血、酷い便秘、
40分以上連続で寝てくれない娘との生活で慢性的な寝不足…

彼女の父親は国内外の出張が多く、海外出張ともなると2週間は帰国しません。
親兄弟も近くにいない私としては本当に辛いものでしたが
娘が愛おしくてたまらないことだけが救いでした！

私が　“愛おしい”　という言葉を使える日が来るなんて…笑
1歳半から保育園に入れて、職場復帰しましたが
ここからはもう…
やっと空きが出た保育園はバイキンしかいないの！？というくらい
ウイルスをもらってきます。

それまでの人生で風邪なんて引いた記憶のない私は、
子どもからすぐにうつされダウン。治りかけては違うウイルスにダウン。
看病しながらなのでなおさら治りにくかったのでしょうね。
1カ月の中で健康な日が数えるほどしかなかったです。

その時期、会社員人生15年でしたが
有休休暇を初めて使い切りました…

ワンオペ育児で一番の支えになってくれたのは
まさかの“ママ友”でした！

それまで、偏見たっぷりの猜疑心で
ママ友なるものを避けてきたような気がします。

私は田舎育ちなので
地元の同級生は早々に結婚し、ポンポンと子どもを産みます。

子どもがある程度大きくなるまで傍にいてあげたい
(それからでは仕事ないよ…社会は待ってくれないよ…)
保育園に預けるなんて、子どもがかわいそう
(えーっそうなの！？💦私は母に働いて視野広げてほしかったけど！)
仕事と子育ての両立なんて不可能よ
(そりゃ〜完璧になんて無理よ。どちらかだけだって難しいのに)

口には出さず、心に留めましたが
世の母親って、昭和だなあ。と思ったことは否めません。

働きながら子どもを育てようが
専業主婦で家族を見つめて生きようが
どちらでも良いのです。

お互いの歩んでいる道を否定しなければ、本当にどうでもいいのですよね。

我が子は本当にかわいいけれど、
子どもを持たない人生を選んでる人の気持ちもよくわかる。
独身を謳歌してる美しい人を見ると羨ましいし
今となっては、子沢山かーちゃんを発見すると本気で憧れる笑

こういった同じ感覚を持っている人が保育園ママたちには多かったです。

だから、少し親の手を離れ始めた今でも
どちらかがピンチの時は助け合えるし
価値観や経済感覚が似ているからか、子ども同士も仲が良いのです。

子どもを育てているつもりで
子どもに育てられている

なんてよく言われますが、子どもを通じて良い人間関係が築けるなんて
独身の時は思いも寄りませんでした。

実は、仕事関係で子どものことを話すのはやめようと思っていたのですが
子どもがいることで存在しているといっても過言ではない私から
子どもの話を取ったら何も残りません。

近いうちに反抗期を迎え、いずれ私の元を離れていく我が子。
今のところ、かわいくって楽しい子育て。

ひとりで育てるのは大変！
ではなく
ひとり占めできて幸せ！

皆さんに話して笑っていただきたい。
この場を借りて親ばか炸裂させていただけることに
心から感謝します。


１０９周目：「【初体験】」