船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

私のおすすめの本　（テーマ：最近読んでオススメしたい本）

2009.8.26(Wed)

社名：にんげんクラブ大会事務局
名前：金子　美奈

　皆さん初めまして。にんげんクラブ大会事務局の金子美奈と申します。
　暦のうえでは立秋となりましたが、暑い日々が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
　夏休みに入られた方もいらっしゃるかと思いますので休暇中にお薦めしたい本についてお話しさせていただきたいと思います。

　よしもとばなな著書（新潮社）『王国―その１』です。

　主人公の雫石（しずくいし）は、山奥で祖母と二人暮らしをしていましたがあることをきっかけに祖母と別れ山から降ります。
　今までの環境がすべてかわり、戸惑いながらも人々とふれあいながら成長していく物語です。
　雫石の言葉の一節を紹介します。

「山から降りてきて、どんどん知識が増えて、でもきっといつかまた、元の私、白紙の、赤ちゃんみたいな私に戻っていきたいのです。～私はいろいろなことを経たあとで一周して、元の私にいつか戻っていくのです。それは山に帰るということではありません。心の中の空間の問題です。でも今はその途中だから、わたしはどんどん吸収していくのです。～自分の面倒は一生自分で見ます。～」

　この一節を読んで、人が生まれてから老いるまでは円を描くように戻っていく過程なのだと教えられ印象に残りました。
　最後まで読んでいただきありがとうございました。

*	『舩井幸雄.com』をご覧になる皆さまへのご注意
*	掲載について
*	お問い合せ

船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

船井本社グループ本社