新時代への道しるべ

このページは、船井幸雄と同じ理念を持った、(株)トータルヘルスデザイン会長の近藤洋一氏によるコラムページです。近藤会長は、健康、環境、食料などの分野で、新しい21世紀を創り上げることを使命とした活動をされています。

2009.07
「生前葬」が未来を開く

 「眼を開いて見ていられないものが二つある。太陽と死と。」という文章を読んだことがあります。
 20世紀まで、人類は死をタブーとしていたように思います。21世紀は「人は死ぬのだ」ということを受け容れる世紀になるように思われます。
 「死」すなわち人生のゴールを台無しにしている諸悪の根源は「死への恐怖」だと思います。ゴールが恐ろしくて眼を開いて見ていられないとしたら、その人生は価値のないものになってしまいます。子どもたちが運動会でイキイキ眼を輝かせているのは、ゴールインする楽しみが待っているからなのですね。
 極言するなら、世界で起こっているありとあらゆる混乱の種は「死への恐怖」から発しているように見えます。もし「死への恐怖」が人類を支配していなかったとしたら、資源やエネルギーを独り占めにしたり、風俗、習慣が違うからという理由で、戦争にもつれ込んだりすることもなかったのではないでしょうか?
 誰も「死」を経験した人はいないのですから、「死」が苦しいものかどうかは分からないはずです。人は勝手に「死は惨めなものだ。死んだらおしまいなのだ」と思い込んでいるだけなのかもしれません。
 そんな暗いことを考えていると、宇宙からエネルギーが注ぎ込まれることもないといってよいと思います。だから人は歳を重ねる毎に、暗くしなびていくのではないでしょうか?

お葬式
 「死」というのはひょっとすると、人生最期のわくわくするような素晴らしい体験なのかもしれないな、とふっと思ったりします。なぜなら神様にもっとも接近するときなのですから。神様は暗いところよりも明るいところがお好きなのだと思うのです。人類は何か勘違いしているのではないかと思い、「死」のことを考えてみました。
 死ぬとお葬式を挙げるのが常です。従来のお葬式には暗いムードが漂っています。というより、暗くしなければならないという暗黙の了解にもとづいて、式は進行していくと言ったほうが適切かもしれません。
 人の本質は宇宙(意識)の分身と言ってよいと思います。宇宙の分身としての人は「体」と「心」を与えられてこの世に誕生します。したがって、より良く生きるためには、より良く「体」と「心」を使いこなしていけばよいということになります。
 「体」と「心」を使いきったとき、人は「死」を迎えることになります。
 死ぬと「体」は消滅し、人は「体」の重荷から解放されます。「心」は宇宙のものですから、宇宙に帰っていくと考えればよいと思います。お預かりした「心と体」をお返ししたので、人は晴れ晴れした気持ちで、故郷・宇宙に帰っていくことになるはずなのですが、どっこい、そうは問屋が卸してくれないようなのです。その人の人生を支配していた精神(個人の意識)が問題となるようなのです。
 子どもの頃は無邪気で、いつも神(宇宙)のそばにいるのだと思います。
 ところが自我意識が発達するにしたがって、執着やとらわれの気持ちが強くなり、人は神(宇宙)から離れていくことになります。「子どものようにならなければ神の国に入れない」という言葉はこのことを指しているのだと思います。
 人が死を迎えたとき、執着すなわち、とらわれの気持ちが強ければ強いほど、その自我意識は宇宙の本質と相容れませんので、宇宙と同化することが出来ず、この宇宙空間のどこかに分離・残留し、次の生を待つことになります。
 次回生まれるときに、もう一度、その自我意識を自分の中にとり込んで、次の人生をスタートすることになると考えればよいと思います。この世に残していった忘れ物(カルマ)なのですから。
 常識的にはカルマは悪という印象が強いのですが、ポジティブな見方をすれば、人はカルマを通して成長していくよう、設計されているようにも見えます。カルマは神様のプレゼントなのかもしれません。しかし20世紀までは人の精神のレベルが幼くて(すなわち自我意識で凝り固まってしまって)、宇宙の意識と調和できず、この世には破壊的な現象が目についたのだと思います。

生前葬(Banksia Rebirth Celebration)
 人が宇宙法則(ダルマ)に気づくことなく、やりたい放題を繰り返していると、やがて地球は廃墟になってしまいます。いま生きている私たちの精神を宇宙に同化するような状態に調律する必要があるように思います。そのためには古い精神には死んでもらい、ゼロからスタートすればよいということになります。そうすれば未来はバラ色、あとは難しいことを考えずに、安心してイキイキわくわくと「いま、ここ」を楽しめばよいということになります。
 そこで準備万端整えて、6月28日に第一回の「生前葬」を行いました。
 「生前葬」というのは、生きながら、ピカピカの自分に生まれ変わるためのセレモニーです。
 「葬式」の目的は肉体に別れを告げることですが、「生前葬」の目的は、その人の人生を支配していた精神(自我意識)に別れを告げることです。古い精神には退場していただきます。
 精神が真っ白に生まれ変わり、イキイキわくわく生きることを祈念する日―――「生前葬」は祝祭日(Rebirth Celebration)なのです。
 それまでどんな人生を歩んできたかは関係ありません。この日で一発大逆転、新しい“第一の人生”を始めるのです。
 式は宇宙僧・杉浦清始導師によってとり行われ、私が死者を務めさせていただきました。
 その模様については後日ご報告したいと思っています。

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月刊『THD LIFE』
2009年7月号



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Profile:近藤洋一(こんどうよういち)

近藤洋一株式会社トータルヘルスデザイン 会長。2008年10月に株式会社バンクシア設立。1938年生まれ。61年京都工芸繊維大学繊維化学科卒業。90年、株式会社トータルヘルスデザインを設立。「びっくり現象のなかに21世紀を切り開いていく鍵がある」という考え方をもとに、従来の思考の枠組みを超えた技術、商品を発掘。「だれもが美しく健やかに、そしていきいきわくわく生きていくことのできる暮らしづくり」を提案し、実現していくことを企業目的として、京都と東京を拠点に、《美と健康》事業を展開している。《安全、安心、エコロジー、“気”のある商品、気になる情報》を提供しつづけている。月刊『THD LIFE』や、インターネットを通して情報発信活動に取り組んでいる。

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