新時代への道しるべ

このページは、船井幸雄と同じ理念を持った、(株)トータルヘルスデザイン会長の近藤洋一氏によるコラムページです。近藤会長は、健康、環境、食料などの分野で、新しい21世紀を創り上げることを使命とした活動をされています。

2010.04
セレンディピティ:なるようになる

 最近の脳科学の研究によりますと、『心は脳の中のニューロンの発火にともなって生じる随伴現象である。あるニューロンの発火パターンが脳の中に生じたとき、それに対応して心の中に現れる外的対象の像は一つに決まる』というのが通説なのだそうです。
 心は脳内現象であって、能動的な役割を果たしていないというのですから驚きです。
 脳が認識して初めて心が生まれるというのは、私たちの実感とずい分違うのではないでしょうか?
 人生を振り返ってみて、実体験をもとに言えることは「脳の中に心があるのではない。心は宇宙いっぱいに広がっていて、鉱物、植物、動物、人間を問わず、すべての存在とつながっている。心に思い描いたことが実現し、人生を創造していくのだ。心は脳の産物ではなく、肉体と一緒に神様からいただいたプレゼントなのだ。心は大きくたたけば大きく響き、小さくたたけば小さく響く。だから心をどのように使うかで人生の価値が決まるほど貴重なものなのだ」ということです。
 心は思い実現のための道具であって、脳の記憶に左右されない白紙の状態にあるとき最高の出力を発揮するのだと思います。目標を定め、こだわりを捨て、“無心”になることがすべてなのだと思うのです。


心はつながっている

 10年以上前のこと、有楽町で船井オープンワールドが開催されていたときのことだったと思います。用瀬電機(株)の若林社長と喫茶店で話をしていた際に、若林社長から「最近出た本で久司道夫さんがお書きになった『原子転換というヒント』(三五館)という本が面白いですよ。」と紹介されました。
 原子転換には興味があったので、早速本屋さんに行って購入しようと、ぶらぶら歩いていたところ、二人連れの若いカップルに「近藤さんですね」と呼び止められました。初めてお会いする人だったのですが、立ち止まって、しばらく話をしていました。
 別れ際に「この本が面白いですよ。差し上げますから、どうぞお読みになってください」と言って、カバンの中から一冊の本を取り出し、プレゼントしていただきました。
 見ると、いま探しに行こうとしている『原子転換というヒント』ではありませんか!
 びっくりすると同時に、ありがたい気持でいっぱいになり、遠慮なくいただいたのでした。
 早速読ませていただいたところ、そこには原子転換をするための実験装置の詳細が書かれていました。誰にでも作れそうに思え、部品をどうするかな、とか考えていました。
 それからしばらくして、杉浦和尚と京都駅の近くの喫茶店でお会いする約束をして出かけて行きました。
 杉浦和尚というのは大変変わった人で、この人に葬式を頼むと、死んでも体が硬直しないということなので、「死んだら頼みますよ」と予約している楽しいお坊さんなのです。
 ピンピン生きてコロリとあの世に行こうではないかという趣旨の「チャレンジPPK」という会の代表を務めてもらっている人です。
 さて喫茶店に行くと、杉浦和尚とは別に有川さんという人が一緒でした。有川さんは、京都ベンチャービジネスクラブの役員をしておられる杉浦和尚の友人で、お会いする約束をしていなかったのですが、初対面なのに楽しく話が弾んだのでした。
 そしてどちらからともなく原子転換の話になりました。聞いてみると、そのクラブの会員企業のなかに、原子転換の実験をする装置をお持ちの会社があって、次の会合で実験をする予定になっているというのです。
 部外者ですが、是非ご一緒させていただけませんかとお願いしたところ、快く引き受けていただき、その会で原子転換の実験に立ち会うことができました。
 かねがね原子転換に興味をもっていたとは言うものの、有楽町で若林社長にお会いするまでは、そんな本があることも、その実験に立ち会うことも夢想だにしたことはありませんでした。
 でもあっという間に、何の努力もなしに原子転換の実験を体験することができたのでした。一体どうなっているのでしょうか?


心は脳内現象なのか?

 これはセレンディピティとして知られている現象です。セレンディップというのはセイロン(いまはスリランカです)のことだそうです。そのセイロンの王子様が旅に出て、いろんな体験をするのですが、不思議な偶然に導かれてラッキーなことが次々に起こるという物語に由来する言葉だそうです。
 セレンディピティというのは、「偶然がきっかけで、ものをうまく見つけ出す能力」のことで、計算にもとづいて、うまくいくのはセレンディピティと言わないのです。
 私事をぺらぺら書くということは、あまり好きなことではありませんし、はばかられることだと思っています。それでもあえて書かせていただいたのは、「脳の科学」では心の働きをうまく説明できないのではないかと思うからです。
 脳科学の通説を尊重するなら「心は“マインド”と“ハート”の二つの要素で構成されている。マインドとしての要素がニューロンの発火として現れていて、ハートはその人の思いを実現するために働く」と言えるのかもしれません。


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2010年4月号

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Profile:近藤洋一(こんどうよういち)

近藤洋一株式会社トータルヘルスデザイン 会長。2008年10月に株式会社バンクシア設立。1938年生まれ。61年京都工芸繊維大学繊維化学科卒業。90年、株式会社トータルヘルスデザインを設立。「びっくり現象のなかに21世紀を切り開いていく鍵がある」という考え方をもとに、従来の思考の枠組みを超えた技術、商品を発掘。「だれもが美しく健やかに、そしていきいきわくわく生きていくことのできる暮らしづくり」を提案し、実現していくことを企業目的として、京都と東京を拠点に、《美と健康》事業を展開している。《安全、安心、エコロジー、“気”のある商品、気になる情報》を提供しつづけている。月刊『THD LIFE』や、インターネットを通して情報発信活動に取り組んでいる。

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