トップが語る、「いま、伝えたいこと」
船井メディア発行の『Funai-Media』誌が去年10月から『ザ・フナイ』と名前を変え、内容も一新してスタートしました。
皆さまもお読みいただいていると思います。
いまのところ’07年10月、11月、12月号と今年の1月号、そして最新の2月号はもうお手元に届いていると思いますが、5号が出たことになります。
『ザ・フナイ』では何人かの人に連載記事を書いてもらっています。みんなすばらしい内容です。
その中で、私が必ず一番先に読むのは、中矢伸一さんの「昭和に降りた大天啓」という文章で、これは「日月神示」のことを詳述しています。・・・というより、興味しんしんな文章なのです。
その題名は「昭和に降りた大天啓」です。第1回の『ザ・フナイ』の2007年10月号上の冒頭で中矢さんは、つぎのように書いています。なお、中矢さんの経歴もここで紹介します。
【プロフィール】
中矢伸一(なかや しんいち)
1961年生まれ。3年間に及ぶ米国留学生活を通じ、日本と日本民族の特異性を自覚。帰国後、神道系の歴史、宗教、思想などについて独自に研究を重ねる。1991年『日月神示』(徳間書店)を刊行。以後、関連した著作を相次いで世に送り出す。これまでに刊行した著作は30冊以上。現在、著書執筆の傍ら「日本弥栄の会」を主宰。月刊『たまゆら』を発行している。
ホームページ http://www.nihoniyasaka.com/
「日月神示」とは何か
戦況が悪化の一途をたどり、敗戦の色が次第に濃厚になっていた昭和19年6月。
千葉県印旛(いんば)郡台方(現・成田市台方)に鎮座する麻賀多(まがた)神社の境内末社、天之日津久(あめのひつく)神社に参拝した岡本天明(おかもと てんめい)(本名・信之(のぶゆき))の身に、突如として異変が起こり、自分の意思に反して何か文字のようなものを書かされる、という不思議な出来事が起きた。後年、「日月神示」「ひふみ神示」「一二三(ひふみ)」と呼ばれる天啓の発祥である。
心霊学で言うところの“自動書記”現象であったが、当初は天明自身もさっぱり読むことができず、放っておいたという。やがて仲間の霊能者や神霊研究家など有志が集まって解読を進めるうち、そこに示された驚愕の全貌が明らかになっていく。
当時、日本は神国なりと固く信じていた軍人も多く、この神示の存在も噂で広がり、一時は陸軍内でも孔版(こうはん)刷りにしたものが回し読みされていた。神示の中には、日本は今回の戦争には敗れるであろうこと、その後に復興を遂げるであろうことが明確に示されており、終戦の際には、この神示を読んで自殺を思いとどまった者も少なくなかったという。
画家として類まれな才能を持ち、同時に優れた霊能者であり、卓越した古神道研究家でもあった岡本天明は、昭和38年、67歳でこの世を去っている。
全37巻・補巻一巻から成る日月神示は、天明没後、一部の神秘愛好家の間で読まれるに過ぎなかったが、1990年代に入ってから次第に世間から注目を集め始めた。そこには、たしかに日本が戦後に復興を遂げると示されていたが、やがてまた同じことを繰り返すとも記されていた。
日本は今度こそ二度と立ち上がれないと誰もが思うところまで落とされるが、その時に陰に隠れていたマコトの「神」が表に現われ、かつてないスケールの大激変を通じてこの世の「悪」が清算され、万有和楽(ばんゆうわらく)(あらゆる存在がともに和し楽しむこと)の理想的世界「みろくの世」が顕現すると記されている。
その試練を乗り越えるために、人類はまず身魂(みたま)を磨かねばならない、と神示は告げているのだ(転載ここまで)。
私が、きょうこれをとりあげたのは、ぜひ皆さんに中矢さんの文章を全部、詳しく読んでほしいからです。
というのはフシギなことに『日月神示』で書かれたように、世の中が移り変っていくように私には思えて仕方がないのです。だからお読みいただきたいのです。
なお、来月末には、『日月神示』のこともふまえて、私と中矢さんの対談書が徳間書店から発刊される予定です。御期待ください。
私も『日月神示』こそ「昭和に降りた大天啓」と言っていいように、いま思いつつあります。よろしく。
=以上=
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