トップが語る、「いま、伝えたいこと」

　乱読家の私が、今月読んで楽しかったというか、経済や政治面で参考になった本はつぎの３冊です。
　発刊順にいいますと、
　一冊目は１月１０日　あ・うん刊の藤原直哉著の『世界同時株大暴落』です。２冊目は２月１０日　祥伝社刊の浜田和幸著『北京五輪に群がる赤いハゲタカの罠』です。３冊目は２月２０日の成甲書房刊の『副島隆彦の人生道場』です。
　以下はこの３冊の本の帯の文章です。上から順にのせます。

★【『世界同時株大暴落』の帯】
警鐘！　世界大恐慌の幕開け
〜サブプライム危機の大爆発で世界の金融システム大崩壊〜
ハイパーインフレ突入！

“ロハスな暮らし”のススメ
―自然の中でいきいきとコラボで生きるロハスな暮らし―
藤原直哉　あ・うん

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

★【『北京五輪に群がる赤いハゲタカの罠』の帯】
さらに日本を喰いあらす新手のハゲタカ
国富ファンドとは何か？

【特別対談】　ＶＳ　ジョージ・ソロス
「中国の暴走を止めるために」

浜田和幸〈世界の真実、日本の未来〉シリーズ　　【大好評既刊　四六版】
・『たかられる大国・日本　〜中国とアメリカ、その驚くべき“寄生”の手口〜』
・『乗っ取られる大国・日本　〜「金」「土地」「先端技術」を吸い上げるアメリカの戦略〜』
・『日本にとって「国益」とは何か　〜アメリカ、中国の「国益ビジネス」と戦うために〜』
・『チャイナ・コントロール　〜米中覇権戦争を見据えた日本の国家戦略〜』
・『胡錦濤の反日行動計画　〜中国新指導者の恐るべき日本潰しと世界覇権戦略の全貌〜』
浜田和幸　祥伝社
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

★【『副島隆彦の人生道場』の帯】

人生道場
ぐじゃぐじゃした地獄のような現実をどう生きるか！？　

「言論界のガラガラ蛇」、世にも過激な「暴き系人生論」

私にみんなが恐怖する理由を深く考える／「副島隆彦はガラガラ蛇だ」論／私のテレビ戦略／陰謀論との私の付き合い方／私、副島隆彦の身を案じてくださる方へ／夏の盛り。なにも起こりません。それよりも海と山で体を鍛えてください／どうやって生きていいのか分からない人へ／私の人生に貧乏ゴルフを付け加えた／初めての魚釣り／愛とは何か。男女の愛について。そして人間が幸せである、とはどういうことか／ウルよ、安らかに眠れ／日本フェミニストのアキラ君に答える／スターウォーズと正義の話／自分フェミニストのアキラ君に答える／スターウォーズと正義の話／自分との闘いに勝利する方法、を探して／京都懇親会でとことん語る／副島隆彦のつくり方

　この３冊を読むと、どうやら「世界経済恐慌近し」と感じます。
　一方、私に正しい情報をくれる昨年来当てっぱなしの第一線証券マンのＸさんがいます。最近たてつづけに毎週彼からビッグな情報が来ます。
　そのＩは、アメリカ発の証券化商品が３００兆円もあり、

・超安全と考えられていたシニアが１２０兆円発売されたが、現在の時価は８４兆円
・まず安全と考えられていたメザニンが１０５兆円発売されたが、現在の時価は５２．５兆円
・危険だがハイリターンのエクイテイが７５兆円発売されたが、現在の時価はすでに０円

　であり、３００兆円がいま売ると１３５兆円ぐらいしか価値がなく、１６０兆円以上の損失が出ているということです。サブプライムローンは上記のエクイテイに入ります。

　またこれらに対する
・銀行本体は約７５兆円ほど投下しており、時価は２９．０７兆円（損失　２７．９３兆円）
・保険会社は約３０兆円ほど投下しており、時価は１７．７兆円（損失１２．３兆円）
・ヘッジファンドは約１３８兆円ほど投下しており、時価は４８．３兆円（損失８９．７兆円）

　と判断できるということです。
　現在、銀行が投入したエクイテイ中１０兆円ほどの損失が公になっているだけで、すでに世界経済はてんやわんやしています。
　今年から来年にかけて、これが百数十兆円も公になるとどうなるか？
　答は明らかだと思うのです。
　したがって私の直感では、９０％以上の確率で今年〜来年に世界に経済恐慌が来るということなのですが、皆さんはいかがでしょうか？
　前記３冊の本をはじめ、マクロに世界情勢をぜひおつかみください（私の予測が外れることを念じながら）。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝以上＝