トップが語る、「いま、伝えたいこと」
新年おめでとうございます。これが今年最初の私の本ホームページの発信文になります。
先週(2008年12月26日)、羽生善治さんが熱海の船井本社を訪ねてくれました。
もとから、私のことを彼はよく知っていたもようで、去年の「オープンワールド」にも参加してくれたようです。彼は「にんげんクラブ」の会員で、『にんげんクラブ』の今月号(09年1月号)に、インタビュー記事が掲っています。
私は、彼の名前と天才ぶりは知っていましたが、それ以上のことは何も知らず、お互いに初対面なので、たのしい対談になりました。
直感力、決断力、集中力、運…自然の攝理などに、話しが進み、私は彼のすなおな人間性と、それを示す人を惹きつける人相にすっかり惚れこみました。
羽生さんは1970年9月27日生れですから、私が船井総研を創った年、そして私の娘のゆかり(1970年9月22日生)と、ほぼ同じころに生まれた好青年といった印象です。
@小学校時代から将棋が実に強かった A1996年2月14日には将棋の七大タイトルである七冠を独占した(名人、竜王、棋聖、王位、王座、棋王、王将)。 B現在も四冠(名人、棋聖、王座、王将)保持者であり、史上最強格の棋士の一人といわれている…ということくらいは知っていましたが、対談してその秘密の一部が分ったように思いました。
(A)彼は「むつかしい時は単純がいい。カンタンな方法がよい」…と言います。
(B)また「直感はほとんど正しい」とも言います。
(C)さらに「実体験がもっとも力をつける」と言います。
(D)しかし「足跡」や「前例」は忘れた方がよい…と考えているようです。
(E)そのうえ、準備も充分にやるもようです。
私が「超プロ」についてルール化したこととこれらは見事に一致しています。
いま先月11日にダイヤモンド社から発刊しました拙著の『2009年 資本主義大崩壊!』が大きな話題を呼んでいます。3刷がきまり、すでに3万5000部を突破しました。
同書は経済予測や社会予測の「超プロ」の意見を、「超プロを活用する超プロ」の私がまとめて書いた本ですから、常識外のことも多く書かれているのですが、ほとんどは上記(A)(B)(C)(D)(E)に完全に従っていますので、ここで書いたとおりになると思うのです。だから話題を呼び売れて読まれているのだ…と思います。
同書とともに2002年1月31日に徳間書店から出した拙著『断末魔の資本主義』の、「資本主義崩壊のプロセス」や、2008年10月31日に発刊した拙著『有意の人』(徳間書店刊)の「プロ」や「超プロ」の定義などを、ぜひ、もう一度お読みください。
これらと羽生さんの対談を通じまして、私なりに羽生さんが「超プロ」になった「プロセス」が納得できました。
私と羽生さんの対談は近々ビジネス社より共著として発刊される予定ですが、よろしければ、この正月休みにでもフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で、羽生さんのことをお読みください。それと『にんげんクラブ』新年号のインタビュー記事をぜひお読みください。
これだけでも充分に勉強になります。
「ウィキペディア」のはじめには、つぎのように記されています。
羽生善治
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
羽生善治(はぶ よしはる、1970年9月27日)は、将棋棋士。現在、4冠(名人、棋聖、王座、王将)。通算タイトル獲得数は歴代2位で、6つの永世称号(永世名人(十九世名人有資格者)・永世棋聖・永世王位・名誉王座・永世棋王・永世王将)を保持している。永世竜王獲得もあと1期と迫っている。二上達也九段門下であり、棋士番号175である。数々の実績から将棋史上最強格の棋士の一人に挙げられる。羽生と同世代の棋士にはトップクラスの実力者が多く、「羽生世代」と称されている。埼玉県所沢市生まれ、東京都八王子市育ち。
目次
*1 プロデビューまでの来歴
*2 戦績
・2.1 デビュー、そしてスターダムへ
・2.2 七冠独占への道
・2.3 七冠以後
*3 棋風
*4 エピソード・人物
・4.1 対局に関するエピソード
・4.2 その他
*5 昇段履歴
*6 主な成績
・6.1 在籍クラス
・6.2 獲得タイトル
・6.3 一般棋戦の優勝歴
・6.4 将棋大賞
・6.5 記録(歴代1位のもの)
*7 その他表彰
*8 著書
*9 関連書
* 10 出演
・10.1 テレビ番組
・10.2 CM
*11 関連項目
*12 外部リンク
*13 脚注
(転載ここまで)
また『にんげんクラブ新年号』には、おおむねつぎのようなことが書かれてあります。
@勝つための秘訣は過去の対局を忘れること
A経験をつむと動じなくなる
B地道な努力が何より大事
C相手の気持が分って一人前
Dプロでも10手先は分らない
E将棋には日本の伝統文化が凝縮
F1人の影響は大きい…などなどです。
ともかく、まちがいない「超プロ」そして「天才」と終日話して、私は自分で考えルール化していたことがほぼ正しかったので、びっくりするとともに、たのしい一日を過しました。
そしてなによりもうれしかったのは、羽生善治というすばらしい人と親しくなれたことです。
=以上=
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