舩井幸雄ってどんな人?
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聴くだけで体内時計を整え、“ツキ”を呼び込んでくれるCD『絶対テンポ116』を紹介〜 〜人間の体内時計は月のテンポと同じ。月を意識した生活が大切〜 |
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今回は、聴くだけで、人間の体内時計が整い、自然のリズム(テンポ)に調和し、“ツキ”が出てくるという不思議なCD『絶対テンポ116』を紹介します。
片岡由季(以下、由季):はい、人間の体内時計の正確さを計る実験を行ったところ、人間の体内時計は1日約25時間であることが分かりました。太陽の1日(24時間)ではなく、月の1日(24.8時間)が、人間本来のテンポであることが判明したのです。普段の生活の中で、私たちは太陽光などを頼りにし、この1時間のずれを修正しているのだそうです。 そして、太陽のテンポと月のテンポを数値化すると、24時間(太陽の1日)÷24.8時間(月の1日)=0.967で、太陽の速さを1とした場合、月の速さは、太陽よりも少し遅い0.967ということになります。60秒×0.967=58.02(月のテンポ)。そして、振り子時計のように振り子が左右に動くカウントを2とした場合、太陽は1分間に120をカウントし、月は116をカウントする計算になります。ここから「テンポ116」というのがきています。 体内時計はどこにある?
夜が来ると眠くなったり、朝になると起きたり、お腹がすいて適切な食事の時間を体が教えてくれるのは、この体内時計のおかげです。体内時計と、普段私たちが使っている時間の間には、ただでさえ約1時間のズレがあるのに、それを太陽光などの力を借りているとはいえ、調整しなければならず、その上、現代はとてもせわしないですよね。すべてのテンポが速くて。だから、体内時計は一定のリズムを刻んでいるのに、外界から入ってくるテンポというのは、常にそれよりも速いのですね、比較的。だから焦りが生じたり、それがストレスになって、身体的な不調を訴えている人がとても多いですね。うつ病の問題など、精神的な問題も多く出てきています。それはやはり、体内時計の狂いが一因だと思います。 そもそも人間の体に合ったテンポというのがあり、そのテンポで歩いたり話したりすると、自然と調和したり、相手が聞きやすいと感じたりするのですね。それが月のテンポであり、人間の体内時計とほぼ同一であるということを父は発見したのです。そして父は音楽家でしたので、それを曲に採用しました。だから「月のテンポ」という意味で、CDのタイトルにはどれも「つきの・・・」と付いています(『ムーン・ラブソディ』だけは横文字ですが)。人間の体内時計と月のテンポと、それをコラボレーションして曲を作っていったのです。 たとえば家庭で考えると、月は母親の存在で、太陽は父親の存在といえるかもしれません。月(=陰・見えない存在・体内時計)と太陽(=陽・見える存在・体外時計)の陰陽のバランスをきちんとさせた生活をすることが大切といえると思うのです。 だから新月や満月の日には月に語りかけるなど、月を意識した生活をすることが、体内時計を自然のリズムに合わせ、“ツキ”のある生活を送るためには大切だと父は考えていました。 ―なるほど。では、この『絶対テンポ116』のCDの曲を生活の中で聴いていたら、体内時計が自然に調整され、月のテンポと調和してくるということでしょうか?
よく「“集中”と“リラックス”の両方が得られるというのは、相反していませんか?」 と聞かれるのですが、このCDの曲は、リラックス効果だけを与え続けるわけでも、集中のための緊張だけを与え続けるわけでもないのです。言ってみれば、「いま、自分はこうなりたい」というところのバランスを整えてくれるものなのです。自分の心身を一番適切なバランスに整えてくれるようなのです。 ですので、夜に聴くと睡眠を促してくれます。また、車の運転中に聴いてくださる方も多くいらっしゃいますが、そうすると眠くなってしまわないかと思うのですが、そうはならず、リラックスでき、運転中のイライラが軽減されたりするようです。 『絶対テンポ116』を聴いて歯並びがよくなった!? 由季:また、沖縄県のある交差点では、音が鳴る信号機に父の音楽を採用してくださっています。歩行者が通る時、車は信号待ちをしている状態ですが、その信号待ちのイライラが軽減するのか、その交差点では事故が激減した、というデータが出たという報告をいただいています。 また『ムーン・ラブソディ』のCDは2枚組になっていて、2枚目のCDは特殊録音技術により耳に聴こえないCDにしているのですが、それを小学校で生徒にわからないように流していたら、ほぼ学級崩壊に近かったクラスがまとまったという報告もあります。一番の問題児だった子がクラスの中心人物になり、まとめてくれるようになったとか。
そんなことがあって私は、歯の専門家の方などにお目にかかると、「CDを聴いて歯並びがよくなるのはなぜだと思いますか?」と聴いてまわっているのですが、やっぱり歯並びは脳のバランスなどにもとても関係していて、そういうものが整い、それが歯並びにまで影響を与えているのではないか、という話しをしてくださいます。私もびっくりしましたね。 障がいのある妻を助けたいという思いでCDを開発
それで、もし他でも必要としてくださる方がいれば聴いてもらいたい、という思いでCDのシリーズを出し始めました。すると、父も予想もしなかったようなうれしい報告をいただくことになりました。 ―それはうれしいですね。今後、由季さんがご自身でやっていきたいことなどはあるのでしょうか? 由季:そうですね、父はもういないわけですから、曲をこれから増やしていくというのは、難しいのですね。「同じ世界観の方に『テンポ116』を使って、同じような曲を作っていただいたらどうですか?」というアドバイスもよくいただきます。ですが私は、この「テンポ116」で、片岡慎介が曲を作ったから、この世界観が生み出せたのだと思っています。だから、曲をこれ以上増やすことは考えていなくて、最初に申しあげたように、“テンポ”というのは人間が生活する上で、とても身近なものだと思っています。話し方だったり、動きだったりと。 私は前職では、「サービス介助士」のインストラクターとして、研修の講師をずっとしてまいりました。「サービス介助士」という資格は、福祉というよりもサービスの観点で介助をしていくことに重点を置いていて、電車や空港、ホテルなどに勤められている方が多くとる資格です。いまは高齢社会ですので、高齢のお客様や障がいのあるお客様が、駅や空港、ホテルなどに比較的多くいらっしゃいます。その際のおもてなしの心や、正しい介助技術が分かっていないと、やはり適切なサービスができません。そういう方たちに対して、どういう気持ちで接したらいいかや、具体的な介助技術を身に付けていただくという資格です。私はその実技教習を行なうインストラクターをしていました。 だから、これまで培ってきたノウハウと、この『絶対テンポ116』をコラボレーションさせて、また新たな研修を生み出して、セミナーなどを展開していければいいな、と思っております。 父が亡くなるまで、父の仕事にはまったく関わってこなかったため、本当にゼロからのスタートになりました。父が亡くなり、会社をたたむこともできたのですが、なぜか私は昔から自分が父の仕事を継ぐような気がしていたのです。だから継いだからには、自分なりの、父とは性別も年代も違いますから、父と同じことはできなくても、父ができなくて私にできることが何かあると思っていますので、いろいろと皆さまに助けていただきながら、頑張っていきたいと思っております。 ―そうなのですか。頼もしいですね。舩井幸雄も応援していますし、がんばってくださいね。これからのご活躍を楽しみにしています。 (インタビュアー:藤原かおり) 由季さんからこの『絶対テンポ116』のCDを紹介いただいてから、私(藤原)も毎晩聴くようになりました。穏やかなメロディで、聴いているだけで心地よく、朝の目覚めのスッキリ感が明らかにこれまでとは違い、疲れも残っていなくてビックリしています。日々の生活の中に、この人間の体内時計や月のテンポと同じという『絶対テンポ116』のメロディが浸透するのはとても素敵なことだと思いました。
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