日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-
このページは、2009年11月から(株)船井本社 熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子(あいざわ さとこ)によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
2010年3月9日
日本人の特性について
竹林と桜 |
3月は卒業のシーズンですね。少しさみしいような、また新しい始まりでワクワクするような、学生ではないわたくしもなぜかそんな気持ちになる今日この頃です。
桜は本当にいい時期に咲いてくれますよね。
「卒業おめでとう〜☆、また新たなスタートだよー^^」とお祝いしてくれているかのようです。
熱海の事務所には竹林があり、そばに桜が咲いています。竹のきみどり色と桜のピンクがとても美しいです。日が当ると竹の葉がきらきら輝いています。近くに川が流れていて、水がさらさら流れる音が聴こえてきてとても心地よいです。暖かくなってきて、熱海の自然もますます美しくなってきました。
さて、この『自然の音を心地よく感じる』ということについてお話をさせていただきたいと思います。
以前、船井がある講演の中で「日本人には他の外国人にはない特性があり、それは日本語に関係がある」という話をしていたことがありました。
日本人の特性については船井の著書『二つの真実』(ビジネス社)にも載っています。
以下にご紹介いたします。
日本人が持つ10の特性
私は世界中に友人がいます。何十年も世界を旅行していろいろ知りました。
その結果、日本人は独自の特徴を持っている人種だと思うようになったのです。
それはつぎのような特性です。
@日本人は他人の気持ちを察することのできる非常に珍しい特性を持っています。
Aまた、日本人の自然観は独特です。自然と一体化することを善とする珍しい人種です。
Bさらに、日本人はおだやかで、国民全体が親切です。世界で一番安全な社会を創りました。また、多分いまでも世界一平等な国でしょう。しかも共産国家ではありません。
C日本語は主語がなくても通じます。日本人は、自分を主張することや争いが好きではありません。というより下手です。それを誇りに思っています。これもまったく珍しい特徴です。
D日本人の美意識は独特だと思います。わび、さび、あわれ‥‥などの美意識は、日本人以外にはまったく理解できないのではないでしょうか。
E日本人は「あいまいさ」を何よりも生き方の基本においています。また面と向って、他人を批判したり悪口は言いたがりません。珍しい人種です。
F日本人は自己責任型です。言葉も受身語が多いのです。人をそんなに深く恨みません。
G多くの変化があった中で、日本人は常に天皇を特別視して尊敬してきました。これは世界のどこにもないことです。とにかく国民が見事に一体化しています。
H一般に日本人は勉強好きで働き好きです。そしてそれらを美徳とします。遊び好きな人を決して高く評価しません。株、為替、デリバティブなどでもうけるもの評価しません。
I多くの日本人は、おだやかで平和が好きで、争いが嫌いです。死を美化しますし、恥の文化があります。卑怯者呼ばわりされるのをもっとも嫌います。細かいところに気がつく整理好きな人たちです。それらが、環境と教育・訓練によって、前大戦時における特攻兵を生み出したのだと私は思っていますが、これらは外国人には、なかなか理解してもらえないことでした。(転載ここまで)
船井の講演を聴いていて興味深いと思ったのは、「言語によって脳の働きが変るようだ」ということでした。これについてもう少し深く知りたいと思い、少し調べてみました。
既にご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、よろしければお読みください。
私たちが普段話している日本語は、語尾にすべて母音が付きます。このような母音言語は日本語とポリネシア語に限られる珍しい言語なのだそうです。
医学博士の角田忠信氏によると、日本語とポリネシア語を話す人たちだけが、他の言語を話す人たちと違った脳の働きをするのだそうです。
・日本人は母音と子音を左脳で理解しているのに対し、欧米人は子音を主に左脳で、母音を主に右脳で理解している。
・欧米人は虫の鳴き声や自然音が機械音や雑音と同じ右脳に入るのに対し、日本人は人間の音声と同じ左脳に入る。
このように、母音言語を使う人と子音言語を使う人で脳の機能に違いがでるというのには驚きました。
日本人は自然と人間を一緒のものとして認識している。だから昔から自然と一体化する文化を築いてきたのだと思います。「八百万の神」といって存在するものには全て神さまが宿っているとしてきた訳がわかったような気がしました。
川のせせらぎや虫の声に情緒を感じたり、全てがつながりあった一つのものなんだということを深いところでわかっているというのは、日本人の長所だと思います。
言語によって脳の機能の仕方が違ったり、文化の違いから理解の仕方や感じ方ががそれぞれ違うということを知っておくことは、お互い理解し合うために大事なことだと思います。
日本人は、「自己主張が苦手」とか「コミュニケーションが下手」などとよく言われます。日本はこれまでも外国のいいところを吸収して発展してきました。この柔軟性も長所だと思います。これからも自分の国の長所を大事にしつつ、苦手なところを伸ばせれば、より良いのではないかと思います。
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2010.03.30:直感力とは?
2010.03.25:あるがままを受け入れる
2010.03.16:一隅を照らす
2010.03.09:日本人の特性について
2010.03.02:素直なこころで生きる
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Profile:相澤智子(あいざわ さとこ)
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。