日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-
このページは、2009年11月から(株)船井本社 熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子(あいざわ さとこ)によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
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2011年9月27日
光よりも速いニュートリノ
熱海事務所の近くの川 |
涼しくなってきて雲も高くのぼり、すっかり秋の空ですね。外の風も気持ちがいいです。
さて、先日おもしろいニュースを見ましたので皆さまにご紹介したいと思います。
いま話題になっているので、ご存知の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか^^
9月23日、名古屋大学が参加した国際研究グループによる実験で、素粒子の1つニュートリノが光より速いという結果が出たと発表されました。
実験では、素粒子の一つであるニュートリノを、スイス・ジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究機関(CERN)の加速器から発射し、730キロ離れたイタリア中部にある地下の研究所で観測して速度を測定しました。
2つの研究所の間の距離を精密に測り、時計も高精度に同期させたうえで、3年間、1万5000回に上る観測結果を解析したところ、光の速さで予想される時間よりも1億分の6秒=60ナノ秒早く到着しているという結果になったということです。
もしこの実験結果が正しければ、「光速より速いものはない」というアインシュタインの相対性理論や現代物理学の枠組みは大きく揺らぐことになりそうです。
以下は、産経ニュースの記事です。
光より速いニュートリノ 信頼性強調…戸惑いも 議論長期化か
素粒子ニュートリノが光よりも速く飛ぶとする衝撃的な実験結果の波紋が広がっている。国際共同研究に参加した名古屋大チームは26日、同大で報告会を開催。実験手法の信頼性を強調する一方で、物理学の常識を覆す結果に困惑をみせた。専門家の間でも懐疑的な見方が少なくなく、議論は長期化しそうだ。
実験はスイス・フランス国境にある欧州合同原子核研究所の加速器からニュートリノを発射し、イタリア中部の研究所で検出。両研究所の時計をGPS(衛星利用測位システム)で正確に合わせ、地下を通過する速度を計算した。
「時計は本当に合っているのか」「GPSを使うことに問題はないのか」。報告会では、信頼性の前提となる時間計測に質問が相次いだ。
名古屋大の小松雅宏准教授は「そのようなことはすべて議論を尽くした」と自信を示す一方、「われわれがどれだけ勇気を持って公表したか考えてほしい」とも述べ、結果の重大性に戸惑いを隠さなかった。
アインシュタインの特殊相対性理論によると、質量を持つ物体の速度が光速を超えることはない。ニュートリノはわずかだが質量を持っており、実験結果が正しければ、現代物理学を支える相対論を根底から覆すことになるからだ。
研究チームは実験結果の検討を3月に開始。8月末にはスイスに1週間泊まり込みで検証し「どうやっても駄目か」と、むしろ結果が否定されることを望むような雰囲気だったという。
チームの中村光広准教授は「結果は確信できるが、精神的な抵抗はあった。物理学者として深い淵をのぞき込んでいるようだ」と心情を明かす。発表に踏み切ったのは、「自分たちはやり尽くしたので外部で検証してほしい」(小松准教授)との思いからだった。
日本でも茨城県東海村から岐阜県飛騨市までニュートリノを飛ばす同様の「T2K」実験があるが、精度を大幅に向上させないと今回の検証は難しい。
T2K実験を率いる高エネルギー加速器研究機構の小林隆教授は「実験のどこかに抜け穴があるのではないか。相対論の正しさはGPSや他の粒子実験で日常的に観測されており、そう簡単に覆るものではない」と否定的だ。
相対論に詳しい京都大の中村卓史教授も「素粒子物理学では『大発見』と騒がれて消えていくものが結構ある。まだ相対論の見直しを議論する段階ではない」と話している。
(産経ニュース2011.9.26 22:58 発信より)
「もし、光よりも速い物体が存在することになると、アインシュタインの相対性理論では実現不可能とされた“タイムマシン”も可能になるかもしれない」との声もあがっているそうです。
まだ発見されていないだけで、私たちが知っている科学の常識を超えたものがまだまだあるのかもしれません。
こんな風にどんどん新しいことが分ってくるのかなと、何だかワクワクしてきますね。
今後どのようになっていくのか楽しみです。
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2011.09.27:光よりも速いニュートリノ
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2011.09.13:にんげんクラブ全国大会に参加して感じたこと
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Profile:相澤智子(あいざわ さとこ)
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。