日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-

このページは、2009年11月から(株)船井本社 熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子(あいざわ さとこ)によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
2011年11月1日
本物のプライドとは何だろう?(船井に接していて感じたこと)

   熱海事務所に咲いていたバラ
 皆さまこんにちは。
 11月に入り、今年もあと残りわずかとなってきました。
 今年のうちにやっておきたいことなどはございませんか? 今年の残りの日々も、めいっぱい活かして過ごしていきましょう。


 さて、皆さまは何かに「プライド」を持って生きていますか?

 仕事に対して、自分の生き方に対してなど‥‥、
「プライド」にはいろいろなものがあると思います。 
 
 プライドを持って生きるということに、私は今まで遠いところで生きてきたような気がします。自分は自分自身に誇りを持っている!と感じたこともあまりありませんでした。
 また、プライドというと何となく「頑固・独りよがり」的なイメージもあったようにも思います。

 しかし、船井のそばで仕事をするようになって、プライド(誇り)を持って生きることは、素晴らしいことだと思うようになりました。
 そう思うようになったのは、船井の仕事に対しての考えを知ってからです。

 皆さまもご存知のとおり、船井は経営コンサルタントとして40数年、何万件ものコンサルティングをしてきました。
 経営コンサルタントは、業績を上げられるよう、企業などに経営のアドバイスをすることが仕事ですが、船井はお客様から仕事を引き受けた以上、どんなことも生命をかけて仕事をしてきたそうです。

 コンサルティングの仕事では、経営者に的確なアドバイスをしなければなりません。
 もし、危機的な状況の会社に間違ったアドバイスをすれば、その会社は潰れ、その会社の従業員たちは路頭に迷うことになってしまうからです。

 船井はどんなことも客志向に徹し、何かあれば24時間お客様に対応し、文字通り「生命」をかけて取り組んできたそうです。

 生命をかけるということは、自分にできることを100%出して真剣に取り組むということです。

 引き受けた仕事に対し、すべて生命がけで取り組むというのは、並大抵の気持ちではできません。
 「すべてに対して」というのが、私が昔の船井がコンサルティングの仕事をしていたときの話を聞いて、すごいなと感じたことです。
 そのように取り組んできたからこそ、船井総研は世界ではじめて株式上場することができ、今のように大きな会社になったのだと思います。


 どんな仕事でもそうですが、生命をかけて、誇りを持って仕事をしている人は、カッコいいですね。
 誇りを持って生きている人からは自信を感じますし、自分を信頼する気持ちがあるように思います。そしてそれがその人の人間性にも表れています。

 プライドをもって生きることで、人はより人間性を高めることができるようです。

 また、生命をかけて生きる人は「今この瞬間」を生きている人であり、自分の人生を精一杯生きている人だと思います。
 大きいこと、小さいことは関係なく、自分に与えられた場所で、自分ができることを精一杯やっている人は、皆さん素晴らしいと思います。


 さて、プライド(=誇り)とはどのようにして生まれるものなのでしょうか。

 皆さまも、何かを一生懸命やったとき、その後、それをやった達成感とともに、少し自分に自信がついたように感じることがあると思います。

 いま自分にできることを精一杯やったとき、自分の良心が納得するまで「自分はやったぞ!」と思えるとき、自分に「自信」が生まれてくるものです。
 そしてそれが少しずつ積み重なって、「誇り」になっていくのだと思います。


 船井が船井総合研究所で仕事をしていたとき、現船井総研会長の小山政彦さんが船井にこんな話をしてくれたことがあったそうです。
 それは、アメリカのパン屋さんとヨーロッパのパン屋さんの違いについてのお話でした。

 アメリカの田舎のパン屋さんは、近くに全米一の小売業のウォルマートが進出してくると、ほとんどの店が潰れてしまうのに対し、ヨーロッパのパン屋さんは、大型スーパーが進出してきても、生き残ったお店が多くあったそうです。

 この差はどこから来るのでしょう。

 ヨーロッパのパン屋さんは、決して大きくない規模の店でも、親子でがんばって独自な味を出し、そのこだわりはパン屋さんだけでなく街のこだわりや自慢にまでなっている店が多くあるそうです。
 行列をつくってでも朝おいしいパンを家族に食べさせたいと思っている人だちがその街には多くいることも理由の一つで、パン屋さんだけでなく、街の消費者がその店のパンに誇りを持ち、みんなで支え合ってそのパン屋さんを守っているのだそうです。

 そのため、ヨーロッパでは、大型スーパーが進出しても、生き残るパン屋が多くあったようだと小山さんは話してくれたそうです。

 このお話から思うことは、本物のプライドとは「人を幸せにすることにつながるもの」だということです。

 自分だけが誇り高くなったり、独りよがり的なプライドも中にはありますが、まわりの人が応援してくれたり、他人を幸せにすることにつながるものが、本物のプライドだと思います。

 
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Profile:相澤智子(あいざわ さとこ)

船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。

1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。



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