日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
皆さまこんにちは。
船井はよく、『長所伸展が大切だ』と言っています。
長所伸展とは、「短所を是正しようとするよりも、自分の長所に目を向け、それを伸ばしたほうがうまくいく」という言葉です。
短所を直そうとするのは大変なことですが、長所や得意なことをやれば、自然と短所はカバーできるようになっているようです。
この『長所伸展法』は、教育の現場や、経営の指導などでもよく使われています。
だれにでも、好きなことや得意なことがあります。話すこと、文章を書くこと、スポーツをすること、絵を描くこと、人と関わること、アイディアを考えること、人をサポートすること‥‥などいろんなことがあると思います。
好きなことや、やっていてワクワクすること、楽しいなと感じること、夢中になることなどの中には、その人の長所がかくれています。長所を活かすことで、人は効率的に成長することができるようです。
人にはそれぞれに、生まれ持った使命や役割がありますが、それは自分の長所を伸ばし活かすことで果たすことができるようです。
マクロに考えると人も国も同じといえますので、国も長所伸展で進むのが正しいように思います。
すると日本の長所とはどんなところだろう、ということになります。まずは、自分の国の長所(よい部分、得意なこと)をきちんと知ることが大切だと感じました。
私は今、船井とも親しい呉善花さんの『日本の曖昧力』(PHP新書)という本を読んでいるのですが、呉善花さんは外国人の視点から、日本にはこんな素晴らしい文化や精神があるということを教えてくれています。読んでいると日本に誇りの気持ちがわいてくるような、元気な気持ちになります。ぜひ皆さまも読んでみてください。
呉善花さんは、
「日本には、『経済大国』、『技術大国』のほかにもう一つの側面がある。それは『美の大国』であるということです。」
と述べています。日本人は素晴らしい美の精神を持っているそうです。
それは日本のものづくりや、文化に通じています。
日本人は勤勉だとよくいわれますが、それに加え、美の国としての日本を知ることが、日本がどうして技術大国、経済大国になれたかを知る上で大事なことのようです。
日本には、素晴らしい文化や精神があります。それを、日本人がまずきちんと知ることが、自分たちの役割を果たすためにも大事なことだと思います。
2011.11.22:お天道様が見ている ―大切にしたい言葉―
2011.11.15:長所伸展から考えたこと(日本のよいところについて)
2011.11.08:姿勢と心の関係
2011.11.01:本物のプライドとは何だろう?(船井に接していて感じたこと)
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。