日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-

このページは、2009年11月から(株)船井本社 熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子(あいざわ さとこ)によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
2012年4月3日
直感力と「ワクワク」について

  お散歩中の船井会長とゴンちゃん
  (ゴンちゃん気持ちよさそうです^^)
 皆さまこんにちは。
 前回は「ワクワクする気持ち」について書かせていただきました。
 前回もお伝えしましたが、ワクワクする気持ちには、その人の長所や、その人が生まれてきた使命がかくれています。自分の中にある情熱や、楽しい、心地よいといった気持ちを大切にし、それを追求していくと、自分らしく、心から幸せを感じながら生きることができるようです。

 ワクワクする気持ちを大切にすることは、人間にとってとても大事なことだと思います。心から喜びを感じ、心が満たされ、幸せを感じている人が、人を幸せにできるからです。
 「楽しいな」と過ごしている人はまわりによい影響を与えます。そういう人がまわりにいるだけで、明るい気持ちになります。イキイキ過ごしている人をみると、「自分も頑張ろう!」と思えてきます。
 自分の心に正直に生き、喜びを感じて生きている人は、人にも優しく接することができます。そして、自分だけでなく相手にも幸せになってほしい、みんなで幸せに生きたいと考えます。そういう人が家族やまわりの人を幸せにし、社会に貢献できるのだと思います。


 今回は、ワクワクする気持ちと関係のある『直感力』について、書かせていただきたいと思います。
 
 皆さまも普段過ごしているなかで、直感が働いた!ということがあると思います。
 ふと頭に思い浮かんだ人から、ちょうど電話がかかってきたということや、
 本屋に行き、なぜか気になる本があり買ってみると、その中に自分が必要としている情報が書かれていた。
 なぜか「早めに出かけた方がよい」と浮かび、いつもより早く出かけてみると、電車が遅れて、ちょうど間に合うことができた。
 などなど、いろんなことがあると思います。

 直感は、頭で考えてもよく分からない不思議なものですが、一体直感とは何なのでしょう。そして、どんなときに働くのでしょうか。

 船井会長が自身の著書の中で直感力について説明している部分がありますので、そちらをご紹介したいと思います。



 私たちは普段、顕在意識といわれる意識下で思考したり判断したりしていますが、その意識のさらに奥には、通常の生活では意識されない、深い意識の層があります。
 顕在意識の一つ奥には、潜在意識があります。膨大なる自己の全ての記憶や経験がデータベース化された意識層で、それにもとづく無意識の心の動きが、微妙なバランスで私たちの精神状態や、ひいては肉体の状態にまで影響しているようです。

 そして、潜在意識のさらに奥になるのが、超意識ともいうべき深い意識層です。
 これは同種の生物同士、たとえば人間同士、あるいは猿同士でつながっているとされてきましたが、最近では、種族を飛び越えてすべてとつながっている可能性があるといわれています。

 何も思考することなく、ぱっと正しい答えがひらめくことを「直感が働く」といいますが、今述べたような意識体系から考えてみると、直感は、日常に使われている顕在意識の思考はもちろん、潜在意識すら介さない超意識の感覚です。

 つまり、直感とは、超意識のレベルから情報を引き出してきて、顕在意識に注入する感覚なのです。宇宙の意識とダイレクトに交信し、正しい情報や回答を導き出す力です。この直感は、良心に従うクセづけによって、適時に、しかも的確に発言されることができると考えられています。

 そもそも良心は、今述べた意識のなかでは、どのあたりにあるのでしょうか。あえて特定するならば、おそらく、顕在意識と潜在意識のほぼ中間、ときおり超意識も混じってくるような、微妙な意識レベルです。したがって、理屈では片付けきれない判断を下す良心は、もちろん、顕在意識の影響は受けてはいるものの、サムシング・グレートの意思に限りなく近い答えを出していると考えられます。

 こうしたことから、良心は、いわば「宇宙意思付き顕在意識」といえるでしょう。半分は顕在意識にあるものの、宇宙の意思を的確に判断することができる意識です。

 直感は、完全に顕在意識を飛び越えてしまっているので、それ自体を意識的に自在に扱うことはできません。しかし、宇宙意思にもっとも近い顕在意識である良心に、徹底的に従う努力をすることで、直感力の発現をうながすことができるのです。

『「本物」になるクセづけ』(海竜社刊より)



 遠く離れた人のことが、ふっと頭に浮かび、相手も自分のことを考えていたりすることがありますが、きっと人間の深いところでは、みんなつながっているのだと思います。おもしろいですね。

 直感が働くとき、自分の心がどんな状態か注目してみると、心がワクワクしているときや、ウキウキしているときが多いことが分かります。自分が大好きなことをやっていたり、穏やかで心地よい気持ちで過ごしているときに、なぜだか分からないけれど、こうしたらいいような気がするなぁと「ふっ」と直感が降りてきます。そのまま直感にしたがって進んでみると、やっぱりその行動が正しかったりします。

 イライラしているときや、不満が多い心の状態のときは、直感はあまり働きません。 頭の中が思考でいっぱいになっていると、直感に気づきにくくなるようです。
 自分の心に正直に、素直な心でいると、宇宙とつながり自分にとって正しい情報を受け取ることができるようです。

 良心に従った生き方をしていると、直感が働きよい方へ導かれていくことから、宇宙はそういう生き方が正しいと私たちに教えてくれているのだと思います。
 素直な心でいると宇宙と調和し、自分に必要な情報を自然と受け取ることができるようです。調和ができていれば、ものごとはうまく進んでいきます。自分が幸せを感じ、他者に幸せを与えられる人を宇宙は喜んで応援してくれます。
 自分がワクワクすることも、宇宙が「それでいいよ」と教えてくれている情報のようです。

 
 事務所に咲いていた「エリカ」という花
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Profile:相澤智子(あいざわ さとこ)

船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。

1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。



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