船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
「がん・・・!!」その4
2014.1.9(Thu)
社名:イリアール(株)
名前:塚田 明彦

写真4

写真5

 イリアール株式会社の塚田です。
 今回は、定期健診で大腸ガンが発覚したK君の奮闘記の最終回、手術とその後の様子です。
 これまでの経緯は「がん・・・!!」その1「がん・・・!!」その2「がん・・・!!」その3 をご覧ください。
 手術前日に入院したK君、最後の大腸カメラの検査で、あるはずのガンのポリープがなくなっていたこともあり、不安もほとんどなく、安心した気持ちで一夜を過ごしました。
 そしていよいよ手術の当日を迎えました。

 午後14:00、家族に見送られ手術室に入ります。背中にドレン(手術後の不要な血液や体液を体外に排出するためのホース)を挿入。本人いわく、この時の麻酔が一番痛かったとのこと。
 その後、全身麻酔となり、手術の開始です。腹腔鏡(カメラ・電子スコープ)や鉗子等を挿入するために、臍(へそ)を中心に対角線上に5mm程度4ヵ所と、臍のすぐ上部に1ヵ所、摘出した部位を取り出す管を通すために2cm程度メスを入れ、今回の状況から転移していてもこの程度と判断された、約15cmの大腸を切除しました。(写真4)
 執刀医のスーパーテクニックと、当日担当してくださった先生達の素晴らしい連携プレーのおかげで、手術は無事成功しました。
 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、術後にK君が驚いたことをいくつかご紹介します。

@「体に開いた手術の痕は、小さなテープが貼ってあるだけで、どう見ても縫い痕がない。」
 皮膚の下にある真皮層を細かく縫うことで、表面は全く縫ってないそうです。この状態であれば、ある程度時間が経過すれば、手術痕はほとんど判別できなくなってしまうと思います。これは、美容整形でも使用される手法だそうで、肌を気遣う女性の方にとっても、優しい手術のあり方ですね。4日目には、まだ腫れてはいますがテープも全部取れました(写真5)

A「手術の翌日から、飲み物に関しては、常識的な範囲で基本的に何を飲んでも構わない。」
 コーヒー好きのK君にとって、「まさか翌日に飲めるとは……」感激することすること!!

B「手術の翌日から歩ける」
 歩けると言うより、手術部位の癒着を防ぐことと、手術で強制的に移動させられた大腸が、元の居場所に収まるように、どんどん歩いたほうが良いとのことで、K君は点滴・ドレン・尿道カテーテルの管をぶら下げたまま、病棟内を歩き始めました。初日はさすがに800mでしたが、以降、毎日歩行距離を伸ばし、退院までの一週間で、実に約14km歩きました。

C「退院前日の検診で、今後の生活について、特に制約は無いと言われた」
 当然のごとく、これも常識的な範囲になりますが、暴飲暴食、過度の運動や疲労の連続等を避ければ、普通に生活して問題ないとのこと。思わず、「酒も飲んで良いんですか?」と質問し、先生からの「退院したら、どうぞ祝杯挙げてください!」
 この一言で、「自分の思い込みだけでなく、本当に元の生活に戻れるのだ」と実感し、思わす涙ぐんだK君でした。

 術後の経過も順調で、本人の努力の甲斐もあったのか、予定通り一週間で退院となり翌週には職場にも復帰しました。
 そして約1ヵ月後、術後初めての検診で、切除した部位の生体検査でも、がん細胞は全く発見されなかったことを聞きました。がん細胞がなくなった原因として考えられるのは、「最初の大腸カメラ検査でポリープの一部を採取した時、がん細胞が全て取れてしまったのではないか」とのこと。
 しかし1ヵ月間奮闘したK君としては、「やっぱり、あの努力が効いたんだ!!」と確信することになります。当然のことながら、素人の私には今回の結果の原因の特定はできませんし、お医者様の診断を否定はいたしません。ましてや、この方法でがんが全て治るなどとは申しません。それでも、最初は迷いながらも「治したい!」というK君の決意。
 そして、その努力の結果を目の当たりにし、このシリーズの最初にも少し書きましたが、これだけは、読んでいただいている皆様にお伝えしたいと思います。

@がんは、決して怖いものではない。
Aまずは予防が第一。他の病気も含め、生活全体を通して、自分自身が良いと感じたことは、まず試してみる。
B効果を実感できる期間は様々なので、しばらくは継続してみる。
C本当に良いものを継続していれば、まず自分自身で体感ができる。
D感覚だけでなく、定期的に病院で検査を受ければ、数値として、はっきりとした結果を、自分自身の目で確認できる。
E病院を選ぶことも大切ですが、まず、的確な判断をしてくれる良いお医者様を見つけておく。

 ごくごく当たり前のことばかりですが、健康な状態の時に実践できる人は意外と少ないのではないでしょうか。転ばぬ先の杖と思って一考してみてください。
 お読みいただいた皆様とご家族の幸せのために、少しでも参考になれば幸いです。

※本文に掲載した写真は、まだ幼い我が子に、親父の「がんとの闘い」を記録に残すため、主治医の先生に許可をいただき、実際に手術の時に看護師さんに撮影していただいたもの一部です。
 最後までお付き合いいただきありがとうございました。


5周目:「自分にしかできないこと」
6周目:「自分にしかできないこと−その2」
7周目:「自分にしかできないこと−その3」
8周目:「「正しい日本語」を考える−その1」
9周目:「「日本語」を考える−その2」
10周目:「「日本語」を考える−その3」
11周目:「「日本語」を考える−その4」
12周目:「「日本語」を考える−その5」
13周目:「「日本語」を考える−その6」
14周目:「「日本語」を考える−その7」
15周目:「「日本語」を考える−その8」
16周目:「「日本語」を考える−その9」
17周目:「「日本語」を考える−その10」
18周目:「「がん・・・!!」その1」
19周目:「「がん・・・!!」その2」
20周目:「「がん・・・!!」その3」

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