船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:藤原 かおり
皆さんこんにちは。超大型の台風が来ており、いろいろと警戒が必要ですね。いかがお過ごしでしょうか。
船井本社『舩井幸雄.com』事務局&『舩井メールクラブ』事務局の藤原かおりです。
7月4日に、『月刊日本』が主催する講演会『竹中平蔵とは何者か――新自由主義に呑みこまれたアベノミクス』という講演会が憲政記念館で開催され、行ってきました。
この講演会には、6月19日に開催された「これでいいのか日本!」というシンポジウム(登壇者:森田実さん、平野貞夫さん、佐高信さん、菅原文太さん 主催:一般社団法人「躍進日本!春風の会」)に参加した折、パンフレットが入っていたので、興味が沸き行ってきたのです。
そもそも6月19日のシンポジウムには、政治評論家で元参議院議員、かつて「小沢一郎の知恵袋」と呼ばれた平野貞夫さんに「舩井メールクラブ」で6月19日配信でご寄稿いただいたことがきっかけで、詳しい内容は分らないまま参加しました。
そしてそのシンポジウムに、森田実さんもご登壇されており、ビックリしました。
というのは、評論家の森田実さんの論には、舩井幸雄が生前とても注目し、信頼していたからです。
とくに2005年9月の衆議院総選挙前、ブッシュ・小泉体制が勝って郵政民営化が施行されるのを阻止しようと、舩井幸雄が懸命に呼びかけていた頃の発信文に森田実さんがよく登場していました(ぜひ以下をご参照ください)。
http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=200509004
そして7月4日の講演会は、ジャーナリストの佐々木実さんによるものでした。
佐々木実さんは、竹中平蔵氏の実像に迫った著書『市場と権力 〜「改革」に憑かれた経済学者の肖像〜』(講談社)で大宅壮一ノンフィクション賞等を受賞したジャーナリストです。
まず、竹中平蔵氏の経歴を紹介(※以下参照。当日のレジュメより)し、「竹中氏は現在、『慶応義塾大教授』の肩書を公けに出しているが、実は人材派遣会社『パソナグループ』の取締役会長でもある。そのことがあまり表に出ないのはおかしい」と強調しました。
●竹中平蔵 プロフィール●
1951年、和歌山県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、日本開発銀行に入行。ハーバード大学、ペンシルバニア大学客員研究員(1981)、ハーバード大学客員准教授・国際経済研究所(Institute of International Economics)客員フェロー(1989)、慶應義塾大学総合政策学部教授(1996)を経て、「経済戦略会議」(小渕首相諮問会議)メンバー(1998)、「IT戦略会議」(森首相諮問機関)メンバー(2000)を務める。
小泉内閣発足後は、経済財政政策担当大臣(2001)、金融担当大臣兼任(2002)、経済財政政策・郵政民営化担当大臣(2004)、総務大臣・郵政民営化担当大臣(2005)を歴任。
その後、人材派遣会社「パソナグループ」取締役会長就任(2009)等、民間で活動。安倍内閣発足後は「産業競争力会議」「国家戦略特区諮問会議」(いずれも安倍首相諮問機関)民間議員を務めている。
その竹中氏が会長をしているパソナグループと、先ごろ世間をにぎわしたミュージシャンのASKA事件の関連にも及びました。週刊誌などにも出ていますが、ASKA氏が逮捕時に一緒にいた栩内香澄美容疑者が、パソナ社長の南部靖之氏とは深い関係にあったようです。パソナは、官公庁関連の仕事にもいろいろと関わりがあり、関係も深いようです。
続いて、「小泉政権時代には『構造改革』の司令塔という大きな役割を果たした竹中氏ですが、その後は様々な批判を浴び、民主党時代には一旦過去の人となったかに見えた。
ところが、現在の安倍政権にとりたてられ、安倍首相の諮問機関である『産業競争力会議』と『国家戦略特区諮問会議』の民間議員におさまり、いま、安倍政権で大きな影響を及ぼしているのです」と強調しました。
この講演会には、先の森田実さんも参加されていて、最後に少しお話しされました。
「ポツダム宣言には、『日本に平和的、安定的政権ができたら、占領軍はただちに撤収する』という項目があります。しかし、アメリカはその項目を、あの手この手で無いものにしようと画策している。アメリカがいないと日本がやっていけないよう、日本人の精神破壊を行うための一番のアメリカの手先となっているのが、竹中平蔵です」
と強くおっしゃいました。会場の空気は一気に引き締まり、自然と拍手が沸きました。
また、同じく参加されていたエコノミストの菊池 英博さんからは「安倍政権の『新成長戦略』はまさに、日本人の精神破壊工作だ」との強い意見もありました。
森田実さんには、8月に「舩井メールクラブ」にご寄稿いただけることになり、この会場でご挨拶をさせていただきましたが、柔和でにこやかながらも芯の強さを感じました。
また会場で多くの人が奨めていた、佐々木さんの著書『市場と権力 』(講談社)を現在読んでいますが、大変興味深い内容です。
和歌山の長屋風情の履物店の次男に生まれた竹中氏が、どうやって現在の、日本を動かすまでの存在に至ったかの軌跡がレポートされています。一人の野心家のストーリーとしても、大変興味深いものです。ぜひ、御一読をお奨めいたします。
2周目:「鳥インフルエンザからニワトリを想う」
3周目:「日本の独立と個人の自立」
4周目:「資本主義について思うこと」
5周目:「“野性”を目覚めさせるには・・・」
6周目:「にんげんクラブ全国大会で気づいた“つながり”」
7周目:「歪みを正す方法」
8周目:「“グレー”からの脱却」
9周目:「“コンサバ”に思う」
10周目:「“野菜”は本当に健康にいいのか?」
11周目:「ロンドン・シティで感じた意外な“気”」
12周目:「フリーエネルギーとUFOの関係」
13周目:「最近読んでショックを受けた本」
14周目:「“寄り添う”ということ」
15周目:「“五井野イズム”に触れて……」
16周目:「秘伝のお茶と新コラム」
17周目:「偶然とは思えない3つのこと」
18周目:「「本物」は野性的!?」
19周目:「日本人の「水戸黄門」幻想」
20周目:「嫉妬の時代」
21周目:「久しぶりに会った舩井幸雄」
22周目:「舩井幸雄との出会いを思い出してみました。」
23周目:「後から思い出してみるといろいろシンクロがあったこと。」
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