船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
舩井幸雄の「氣」の力を想う
2015.6.1(Mon)
社名:(株)船井本社 『舩井幸雄.com』&『舩井メールクラブ』事務局
名前:藤原 かおり

 皆さんこんにちは。いつも社員コラムをお読みくださり、ありがとうございます。船井本社『舩井幸雄.com』事務局&『舩井メールクラブ』事務局の藤原かおりです。
 5月から船井本社グループが麹町に移転し、もうすぐ1ヵ月がたとうとしています。
 環境が変わったことで、日々気づきがあったり、新鮮な毎日を送らせていただいています。
 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

 さて今日は、少し前に読んで、それなりに面白かった本を紹介させていただきます。
 それは、『竹中先生、「お金」について本音を話していいですか?』(ワニブックス 2015年3月)という、竹中平蔵さんと堀江貴文さんの共著本です。
 同書は、竹中平蔵さん(外為どっとコム総合研究所首席研究理事、安倍内閣の「産業競争力会議」メンバーで、慶應義塾大学教授)と、ホリエモンこと堀江貴文さんが、2014年10月19日に品川の会場で「ホリエモンと竹中平蔵が考える“おカネ論”」というテーマで討論された講演会の内容を加筆・修正して書籍化されたものです。

 竹中平蔵さんは小泉純一郎内閣の時に、小泉元首相と一緒になって郵政民営化を推し進めてきた人物であり、“売国奴”の筆頭としてあがることも多々あります。
 舩井幸雄は当時、一貫して郵政民営化や小泉内閣の方針に反対していたので、私もその人物像には興味がありました。以前にもこのコーナーで紹介させていただきましたが、竹中平蔵さんの半生を緻密な取材で追い、その人となりを暴いている『市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像』(佐々木実著 講談社)はその人物像がよく解り、とても読み応えがあるものでした。

 『竹中先生、「お金」について本音を話していいですか?』のまえがきで堀江貴文さんは、
「いまだに小泉・竹中コンビは『諸悪の根源』『日本を衰退させた』などと言われることもあるようですが、僕はそうは思いません。民営化や規制緩和に反対するのは、既得権益を持っていて、それにしがみついている人たちです。彼らは今の日本のシステムで利権を得ているので、壊されたらたまったものではないから、感情論を持ち出して反対しているのです。
 僕もどんどん規制を緩和すべきだと思います。政治も中央集権型から地方に権力を委譲するべきだし、経済も自由貿易の方向に進むべきです。そういった意味では、僕と竹中さんの意見は大きく違うところはないということが確認できました」と語っています。

 その立場で2人が楽しく(?)討論した内容をまとめたものなので、とても読みやすい内容です。お金やスマホ、スポーツチーム、オリンピック、規制緩和、ユダヤ人、移民問題などについてざっくばらん話されていて、臨場感もあり、2人のキャラクターや、2人の関係の雰囲気も伝わってきました。
 私もこれらの論については、日米関係が対等であると信じていた頃であれば、賛成できるところも多少はあったと思いますが、そうではない現状が暗黙知になっているいまは、やはりこのようなことが実現されると、日本の属国化が深まり危険だなと思いました。

 ところで舩井幸雄は生前、竹中平蔵さんと講演者として同じ勉強会に登壇したことがありました。
 その時、せっかくの機会だからいろいろ竹中さんに聞いてみたいと思っていたようです。しかし不思議なタイミングのズレ(波動の違い?)で、一足違いで会えなかったようです。そのことを本サイトの2008年4月25日アップの「舩井幸雄のいま知らせたいこと」で語っています。
 その舩井幸雄の手書きの原稿を入力しながら私も、「あれ? 会長、なぜこんなことになってしまったのかな?」とどこか腑に落ちなかったことを憶えています。実は今も少し心に引っかかっています。

 すべては「波動の違い」だったのでしょうが、舩井幸雄の「氣」の力をよく知っている私としては、この時、もし、舩井幸雄が竹中平蔵さんと対面していたら、何か「現在」が違っていたのかもしれないのに……と思ってしまいます。
 もちろん、すべては「必然、必要、ベスト」なのでしょうが……。


2周目:「鳥インフルエンザからニワトリを想う」
3周目:「日本の独立と個人の自立」
4周目:「資本主義について思うこと」
5周目:「“野性”を目覚めさせるには・・・」
6周目:「にんげんクラブ全国大会で気づいた“つながり”」
7周目:「歪みを正す方法」
8周目:「“グレー”からの脱却」
9周目:「“コンサバ”に思う」
10周目:「“野菜”は本当に健康にいいのか?」
11周目:「ロンドン・シティで感じた意外な“気”」
12周目:「フリーエネルギーとUFOの関係」
13周目:「最近読んでショックを受けた本」
14周目:「“寄り添う”ということ」
15周目:「“五井野イズム”に触れて……」
16周目:「秘伝のお茶と新コラム」
17周目:「偶然とは思えない3つのこと」
18周目:「「本物」は野性的!?」
19周目:「日本人の「水戸黄門」幻想」
20周目:「嫉妬の時代」
21周目:「久しぶりに会った舩井幸雄」
22周目:「舩井幸雄との出会いを思い出してみました。」
23周目:「後から思い出してみるといろいろシンクロがあったこと。」
24周目:「竹中平蔵とは何者か。」
25周目:「足指から目覚める?」
26周目:「舩井SAKIGAKEフォーラムが無事終わりました。」
27周目:「私にとっての12月25日」
28周目:「“本物の健康”を追求するセミナー」
29周目:「最近ビックリした、アンチエイジングのエネルギー」

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