船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
生命活動を支えている“マグネシウム”の働き
2017.1.23(Mon)
社名:(株)本物研究所
名前:長 博信

「生命の栄養素」としての意味を持つミネラルやビタミンは、全ての生命体が健康を維持するために、微量を絶対必要とし、毎日摂取しなければいけない必須栄養素です。必要量が微量であるため、簡単に摂取できていると思われがちですが、ミネラルやビタミンは、摂取不足になりやすく、ストレスや代謝によって簡単に欠乏が起こります。

ビタミンはもともと炭素や酸素や水素の化合物である有機物なので吸収性がありますが、ミネラルは金属です。ですから、人体には吸収・排泄を調整する仕組みが備わっているのです。
その中でも「マグネシウム」と「カルシウム」が人体の様々な活動をコントロールしています。

体内における「マグネシウム」と「カルシウム」には、適切なバランスがあるのですが、基本的にカルシウムは“毒”なので、マグネシウムがカルシウムの生理作用をコントロールしています。
体内でのマグネシウムとカルシウムの比率は、約 1:1 または マグネシウム>カルシウム が理想的なバランスですが、このバランスが崩れると様々な病気になることがわかっています。
細胞がエネルギー代謝(あらゆる活動をする)をするうえで、なくてはならないミネラルであり、人体にとって最も重要なミネラルが「マグネシウム」なのです。


日本人に推奨されているマグネシウムの1日あたりの摂取量は、30〜49歳の男性の場合370mgです。
一方、厚生労働省が実施した「平成20年国民健康・栄養調査」によると、マグネシウムの平均摂取量は、30〜49歳の男性の場合243mgとなっています。
つまり、平均して“120mg以上のマグネシウムが毎日不足している”という結果となっているのです。

また、現代人の「マグネシウム」と「カルシウム」の摂取量を調査した結果では、
欧米人も日本人も 1:5〜1:15であり、圧倒的にマグネシウムが不足しており、様々な病気を引き起こしやすい状態に陥っているので、要注意です!


健康な細胞は、マグネシウム > カルシウム ですが、病気の細胞は、マグネシウム < カルシウム です。
私たちは体重1sあたり6rのマグネシウムを必要としていますが、現代人はマグネシウムが圧倒的に不足しています。また、歳を取るにつれて、マグネシウム < カルシウム となっていくため、骨から大量にカルシウムが溶け出していきます。その結果、ガン、心筋梗塞・動脈硬化、脳卒中、関節炎、乳ガン、糖尿病、鬱、 統合失調症・・・ほか、様々な病気の原因となるのです。

マグネシウムにはカルシウム調整作用があり、細胞内や血液中のカルシウム濃度を調整しています。
加えて、マグネシウムは細胞の司令塔であり、細胞内にマグネシウムがきちんと存在していることが、細胞の健康を保つうえで決定的な条件となるのです。

運動によって筋肉が収縮と弛緩を繰り返すときに、もしカルシウムが過剰で、マグネシウムが過小であると、筋肉のけいれんと乳酸の蓄積が起こります。このことを多くのスポーツ選手やコーチが認識していません。
運動するということは、マグネシウムの排泄につながるため、スポーツ選手にとっても最も摂取すべき栄養素がマグネシウムなのです。スポーツ選手の心肺停止による突然死が起きているのは、マグネシウム不足によって、心筋細胞内にカルシウムが滞留し、弛緩不可能になるからです。

また、マグネシウム不足が長期的に続くと、コレステロールや中性脂肪の代謝が悪くなって、それらの血中濃度が高まり、動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まるのです。

さらに、太っている人を調べると、代謝が悪いので必ず体内にマグネシウムが不足しています。
ダイエットをしたい方は、マグネシウムを積極的に摂取することをおススメします。
マグネシウムは、細胞にとってあらゆる活動をするうえで、なくてはならないミネラルなのです。


細胞内のマグネシウムとカルシウムの比率が、 マグネシウム < カルシウム となることによって様々な疾患を引き起こします。マグネシウムを適切に摂取することによって、過剰なカルシウムを細胞外に追い出し、症状や疾患を改善する働きがあります。
心筋梗塞で亡くなった人を解剖して、マグネシウム濃度とカルシウム濃度を測定すると、明らかなマグネシウム欠乏状態だということがわかります。また、筋萎縮性側索硬化症で亡くなった人も調べてみると、右終脳・左終脳・脳幹・大脳・中枢神経・脊髄が脱灰によってカルシウム濃度が高まり、マグネシウム濃度が低いという特性あるということがわかります。つまり、マグネシウムがなければ発電できないということなんです。
マグネシウムは代謝の主役です。

せっかく摂った食事の糖もマグネシウムがなければ、クエン酸サイクルが回らず、細胞はエネルギーをロスし続けるのです。マグネシウムは私たちにとって最も重要なミネラルといえます。
薬局で購入可能なマグネシウムとしては、酸化マグネシウムがありますが、これは“下剤”です。
ここでお伝えしているマグネシウムとは、「塩化マグネシウム」なので、ご注意ください!


酸素呼吸をおこなうすべての生物には、代謝において最も重要な生化学反応回路があり、これを「クエン酸回路」といいます。マグネシウムは、生物にとって重要な代謝において、他のミネラルに比べて圧倒的に重要な働きをしており、クエン酸サイクルを活性化させて、エネルギーを作る力をアップさせます。


マグネシウムを消耗・不足させる要因としては、@お酒の飲みすぎ(アルコール代謝) Aタンパク質の摂り過ぎ(窒素中和) B肉や砂糖の摂り過ぎ(糖代謝) Cストレス(ナトリウムポンプ) Dタバコ E精製された穀物を食べている F農薬や化学肥料などの影響により食物の 栄養素が減少している ・・・といったことが挙げられます。

そして、2004年のハーバード大学の研究チームによれば、 「マグネシウムの摂取量と糖尿病リスクの間には有意な逆相関関係があるとし、全粒穀物や緑黄色野菜などのマグネシウムを多く含む食品の摂取を推奨する」と発表しています。これは、マグネシウムをしっかり摂取すれば糖尿病を予防できるということです。

2型糖尿病は、“典型的なマグネシウム欠乏症”なのです。
特に、インスリン抵抗性、慢性炎症、飲酒習慣がある人、糖尿病予備軍の人ほど摂取効果が高くなります。
また、マグネシウムの1日あたり摂取量が100mg増えるごとに、糖尿病の発症リスクが15%減少することが発表されています。

アントニオ猪木さんが、『もう一つの闘い―血糖値596からの糖尿病克服記』(三笠書房)という本を執筆しています。帯には「肉体改造法提唱者・山田豊文先生との出会い、すばらしいサプリメントの処方、インスリンも使わず、とても信じられないと医者に言わせた驚異的な回復力・・・様々な試行錯誤を経て見事につかんだ糖尿病克服への道」と書かれていました。

アントニオ猪木さんを食事療法や運動療法などによって指導していたのが、杏林予防医学研究所所長の山田豊文先生です。当時、引退を控えていたアントニオ猪木さんは、医者からもうプロレスはできませんと宣告されており、重度の糖尿病に悩んでいましたが、断食プログラムによって克服し、無事に引退試合を勝利で飾ることができました。山田先生が猪木さんにしたことは、主に“断食”をさせて“マグネシウム”を多く摂取させたといいます。これにより回復力が一気に早まるとおっしゃっていました。
そして、引退後はプロレスラー初の国会議員となり、70歳を超えた現在でも 「元気ですか〜」という言葉どおり、元気にご活躍されています。

実は、マグネシウムは“抗メタボ-ミネラル”ともいえる存在です。
食事から摂った糖分をエネルギーに変える際に、必要不可欠なミネラルであり、脂肪の吸収を抑えたり、血圧を正常に維持する働きもあります。肥満がベースにある糖尿病の患者にマグネシウムを1日100mg摂取してもらった研究では、インスリンの働きが良くなり過剰分泌が抑えられた結果、中性脂肪の低下、高血圧も改善することがわかっています。

マグネシウムを食事からとるためには、玄米や雑穀、大豆などの豆類を中心とした和食が理想的で、しかも食物繊維も多く含まれている健康食です。しかし、食生活の欧米化によって和食を食べる機会が少ない現代人にとっては、人体に吸収され、即効性がある「超高濃度マグネシウム」を活用するのがおススメです!

「超高濃度マグネシウム」は、2/3より(株)本物研究所より発売開始となりますので、乞うご期待!


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2周目:「新しく正しい時代を築いていく」
5周目:「属国日本の現状」
7周目:「本物について」
9周目:「小沢氏がつくった「新政研」」
11周目:「現在の気象や地殻の大変化」
13周目:「米債務問題について」
14周目:「最近の自然の異変について」
21周目:「食関連の偽装問題について」
22周目:「児童相談所に関する問題」
23周目:「携帯基地局の設置がもたらす恐怖」
24周目:「仙臺四郎に学ぶ」
25周目:「未来の新しいコンセプト=麻」
26周目:「志の高さが未来を切り拓く」
27周目:「ゼロ磁場のエネルギーについて」
28周目:「富の二極化」
29周目:「現代人にとって必要なミネラル」
30周目:「『長の十訓』を読んで」
31周目:「ブルース・リーが遺した名言」
32周目:「物質世界と精神世界」
33周目:「おススメの書籍」
34周目:「ヤマト人とは」
35周目:「球界のエース大谷翔平の曼荼羅とは・・・」
36周目:「21世紀は水と微生物の時代」
37周目:「伊勢神宮のしめ縄は麻、出雲は真菰(まこも)・・・」
38周目:「波動・大自然の摂理とは・・・」
39周目:「予防医学の新しい概念 “抗糖化” について」
40周目:「常識は疑ってみる」
41周目:「こうすれば喜ぶ、あなたの60兆個の細胞」
42周目:「麻とは?」

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