トップが語る、「いま、伝えたいこと」

わが家にあるシクラメン

　私の家では、時々びっくりすることがよく起こります。
　びっくりするというのは常識外れのことということで、たとえば、永年住んでいた東京高輪のマンションでは、２０坪強のベランダがありました。
　そこへ家内が花などを植えてガーデニング（？）を、たのしんでいたのです。ところが冬に咲くシンビジウムや、春に咲くラヴェンダーが３−４年間ほとんど一年中花をつけっぱなしであったりなど、ふしぎなことがよく起こり話題になっていました。（これらは拙著で、時々紹介しました。）
　ところで２００４年の１月に熱海に引っこしたのですが、熱海でもこのようなふしぎなことがよく起こります。
　１月の私の誕生日祝いに１月１０日に増田俊男さん夫妻からもらったボケの盆栽のボケの花が、１月〜２月に満開だったのですが、一見花をおとした後、４月からまた咲きはじめ、２度花を咲かせました。こんなことは、常識的にはありえないことです。
さらにびっくりするのは、去年１１月２９日メロディアン（株）さんからちょうだいしたシクラメンの花が、もらった日から、いま（５月１２日）まで咲きっぱなしなのです。
　写真は５月２日当日のものですが、きょう時点でも、ほとんど変化ありません。花の勢いからみると、ぼちぼち咲き終ると思われますが、６ヵ月も咲きつづけるというのは、やはりびっくりです。（私の知っているかぎり、シクラメンは長くとも２ヵ月余しか咲かないようです。）
　ちなみにボケの盆栽は２月中頃からは西風の当るベランダに出しました。シクラメンは、わが家のダイニングの中の窓側に、もらった時からいままで置いたままです。
ともに時々、水をやってはいますが、それ以外は何もしていません。
　あえていえば、私と家内が、「いつもきれいな花を咲かせてくれてありがとう」と話しかけているくらいです。
　このびっくり現象の理由は、私ども夫婦の気持に植物が応えてくれた・・・としか言いようがないのですが、これについては拙著『にんげん』で紹介した（株）アースハートの野菜とまったく同じ原理だと思います。
　同書の２４６ページの８行目から２４７ページの５行目に、同社代表の野中邦子さんの以下のような文章が載っています。確かめましたが、これは事実です。ぜひ、お読みください。

　五・六年前になるだろうか。私はあることがきっかけで、この愛のパワーを使って巨大野菜を作ることを提案した。三百人もの人々が名のりを上げ、野菜作りに挑戦した。昨年の七月、東京にて、巨大野菜を集結したベジタブルアート展を開催し見事、大成功を修めた。あれから一年がすぎ、奇跡の野菜は年間を通じ全国各地の人々によって作られ、私たちの会、独自のギネスブックを作り、それは年々更新されるに至った。
　そして今、巨大野菜たちばかりでなく、私たちがイメージしたその形をもって、野菜たちは登場するに至った。バナナの形をしたナス。数字を表したり、ＬＯＶＥのアルファベットを形づくったキュウリたち。ハートの形をしたじゃがいも、メロン、トマト。そして八月の無限塾で我々を大いに沸かせたペンギンの形をしたナス。
　これら野菜たちは、けなげにも私たちのイメージしたそのままの形で姿を表わし、私たちに確信をベースとした意思力の大切さと無になることの大切さを学ばせるために、大いに役立った。
　物言わぬ野菜たちのしかし、雄弁なるメッセージは、確かに私たちの心の奥にまで届き、愛おしくもそのけなげな姿に、私たちはどれ程の勇気をもらい救われたことでしょう（抜粋ここまで）。

　どうやら、われわれがすべてのものに愛情をもって接すると、それはびっくりするようなことも起こしてくれるようです。
　これらの原理を上手に活用しようではありませんか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝以上＝