トップが語る、「いま、伝えたいこと」

　私の友人の中丸　薫さんの著書に「闇の世界権力」シリーズとも言っていい一連の本があります。
　ヴィクター・ソーン著・副島隆彦訳の『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた』（徳間書店刊）を読んで、びっくりしたので、関連ありそうだと思って、書庫から、中丸　薫さんの『アメリカに巣くう「闇の世界権力」はこう動く』（２００３年、徳間書店刊）をとり出し読みました。３年前はとばし読みをしたこの本の内容が、ソーンさんの著書の内容と一致するのに、おどろいたのですが、この本のあとがきの中に、つぎのような文章がありました。
　この文中、「彼ら」というのは「闇の世界権力のこと」です。また「未然記」は徳間書店の発刊書の中にあるということです。

　１９世紀以来の物質万能主義は、人類にとって大きな落とし穴となり、２０世紀の諸々の不幸の原因となった。確かに資本主義が物質主義であっても、そのアンチテーゼとしての共産主義は、それにさらに輪をかけた物質主義である。
　私たちがそこから脱出できない限り、彼らのシナリオどおりに、世界は進むことになるだろう。それがどんな惨状をもたらすかは、新約聖書のヨハネ黙示録から、その一端を窺（うかが）い知ることができる。
　世界的な軍事力を行使できる権力をもって、世界に一時的な平和をもたらす統治者は、ここには、「獣」として登場する。その「獣」は当初、世界を滅亡の危機から救った指導者、救世主として現れ、何も知らない人々から熱狂的に歓迎される。しかし絶対権力を手中にするや、豹変。瞬く間に史上最大の独裁者として世界に君臨し、スターリンの粛清（しゅくせい）が児戯（じぎ）に見えるような恐怖政治を開始する・・・。
ヨハネ黙示録第１３章１６〜１８節には、次のようにある。
「……小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を施す。この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできない。この刻印とは獣の数字である。ここに知恵が必要である。賢い人は獣の数字の意味を考えるがよい。その数字は６６６である」
本書で述べたように、ＴＣこと日米欧三極委員会のシンボルが、この数字のデフォルメであり、インターネットのｗｗｗが実はヘブライ文字で６６６の数字であり、今日ありとあらゆる商品に付けられたバーコードにはこの数字が隠されている。
　さらに、１４００年も前の日本で、こうした事態を予言している人がいる。聖徳太子である。彼が予言の形をとって、生きる道を示した『未然記』という文書には、２０２１年までに起こることとして、超国家的な組織が作られ、それが「平和の街」に移され、偽りの平和がしばらくの間、地上を訪れると記されている。そして、逆賊が世界支配を目論む時、日本独自の外交を展開しなければ、日本は滅亡すると警告している。
　これはまさに、国連がニューヨークからエルサレムに移転し、ここが新世界秩序の世界首都となる予言である。偽りの平和とは、宇宙の法則に従わない「力の道」による世界制覇であり、闇の世界権力者の一時的な勝利を意味する。
　だが、このような体制は、神が望む未来世界の姿ではない。神と直接に結ばれ、神の光を受けた人々には、立ち上がり、本物の信仰に基づいて、真実を伝え、真の世界平和を実現していく義務がある。日本人が独自の道と独自の外交を展開しなければ、人類は必ず破滅へと導かれる。そういうメッセージなのではないだろうか。実際、聖徳太子は、日本人がイニシアティブをとって「人類の光」となり、世界をリードできるような発見があるとも言っている（抜粋ここまで）。

　こんな権力が存在するとは考えたくありませんが、中丸さんも副島さんもまじめな研究者です。
　ともかく彼らが書いていることは、知った方がよいと思います。
　ぜひ読者も、これらの本を御一読し、いろいろ考えてください。
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