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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

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毎週月曜日定期更新
2006年11月24日
「にんげんクラブ11月号」の副島隆彦さんの発言

 「にんげんクラブ」の会員誌は、おもしろいし、ためになる・・・と大人気です。
特に兒玉裕子さんのインタビュー記事である『必殺仕事人』が、注目を集めています。インタビューを受けた人が、本音で話しているからです。
 この本音を引き出すのが、編集者兒玉さんの個性のよさだと思っています。
 ところで、この11月号は「副島隆彦さんへのインタビュー」です。先週、これを読んでびっくりしました。
 その一部をここに紹介します。

人生は自分との戦い
  コツコツと信念を貫く生き方


――それでは、真実を暴く傍観者である副島先生に質問です。もし自分の思ったとおりの地球ができるとすると、どんな世界を創りますか? 10年後にどんな世界だったら楽しいでしょう。

副島:私は知識人(インテレクチュアル)ですから、そういう質問が最も答えられないのです。発想ができないのですよ。味わいのない人間というか。大量の読書を40年間もやってきたオヤジだから、「もしこうならば」という質問にはいっさい答えられない。今がすべてであって、仮定で生きられない。

――なんだか夢がないですね(笑)。

副島:ないです。徹底して殺伐としているんです。なるようになって、なったものしか信じない。私は実験(エクスペリメント)をやっている科学者(サイエンティスト)と同じなんですよ。こう実験して、こうなった。こうなったからそうなったものしか認めない、と。

――よく聞く話では、人間は未来をイメージし、確信を持つとそれを現実にする力を持っている、と言われます。私もそう信じています。こうなったらいいな、という未来像はないのですか?

副島:こうなったらいいな、というのが私にもあることはあって、一生懸命思ったり、頑張ったりすることは、それなりに少しは現実になる。強い願望は実現するとは思います。だけど「必然というものがあって、それは避けられない」ということを最初に言ってしまった人間ですから。こうなったら、を言わないように生きています。
 「私はどうせあと15年で死ぬんだ」とかそんなことばかり言うんですね(笑)。本当は夢や希望を語ったほうがいいんだけどね。嫌なことや、苦しいことがあるけれど、その先の光を見よう、って言いたいのだけれども。簡単にそれを言いたくない。まだそれが言える齢になっていないんですよ。言いたくないんです。船井先生だとそれが言えるのでしょうけれど、私の年だとまだ言えないのです。だから私は今のこの現世の地獄のような、現実の世の中のことをぐじゃぐじゃと言うんです。

――それでは、そのぐじゃぐじゃとした地獄のような現実をどう生きればいいでしょうか。若い人にアドバイスをお願いします。

副島:そう、その質問なら答えられます。まず、今自分が信じていることをもう一度疑いなさい、ということがひとつ。それから、「あ、待てよ」と思うことは凄く大事です。「あ、待てよ」と立ち止まってもう一度考え直してみる、ということが大事です。何かに少し気付いたその閃(ひらめ)きはすごく大切なんです。若いということは、知恵が足りないということですから、いろいろと歩き回りなさい。私も50歳を超えてようやく大きくものごとが分かるようになった。けれども40代まではいろいろと騙されましたね。

――それは、本を読めということでなく、経験をしろということですか?

副島:いや、本も含めて。勝手に枠をつくらずにいろいろなジャンルを読みなさい。それから、いろいろな経験をしなさい、と。私が今、金融経済の本が書けるのは、たまたま若い頃銀行に勤めていたから書けるのです。本当はあんなお金の話は私は嫌いなんです。経済学部を出たわけではない。でもお金(経済)のことは大事だから政治思想の研究の他にやっています。それから大学で教わった法律学も大嫌いなんだけど、法律学をやっていたから、今でも言論での争いができるんです。だから、自分に向かないと思うことであっても、若いうちにやっておきなさい、と言いたい。
 嫌なことでもやれば後々役に立つというのは本当だと思います。若い人は嫌なことから逃げてはいけないのです(転載ここまで)。


 私は副島さんが、大好きです。よく会いますし、彼のホームページは、もっとも参考になります。
 副島ファンでもあり、彼から、いろんなヒントを教えてもらっています。
 その彼が「『もしこうならば』にはいっさい答えられない」というのに、びっくりしたのです。
 考えてみれば、私も「もしこうならば」など、考えたことのないことに気づいたからで、この気づきにもびっくりしました。
 ともかく教えられることの多いインタビュー記事でした。ここに紹介したのは十数ページ中のほんの一部です。ぜひお読みください。
                                               =以上=

(「にんげんクラブ」ホームページ→http://www.ningenclub.jp/index.php

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